Tirp in 山口 ふくふく福の港町 下関

2009/10/03 - 2009/10/03

次の日はうってかわって晴天。
一人門司港から山口県へと渡ります。
ちなみに山口県の旅行本とか持っていないので、
一体何があるのか未知な状態で。



あー！ここが有名な壇ノ浦。　壇ノ浦といえば
「壇ノ浦ゆう　打出て見れば真白にぞ　
富士の高嶺に雪はふりける」
って有名な句もあったよね　と思ってたら、

「田子の浦にうち出でて見れば白妙の
　富士の高嶺に雪は降りつつ」
の間違いでした。　ネットに教えられる。

エリア 下関(山口)

きゃーすごい良い天気。

青い空があるってだけで、
気に入った写真が撮れる率が高い。

漁港っていいね〜。

私も海か山がある街に生まれたかったな。
門司港で山口県までの往復フェリー券を購入し、
船に乗りこむ。

山口県の玄関港、下関に着きました〜！
着いてさあ何しようとうろうろしてたところ、

「赤間神宮などを海から眺め、巌流島にも上陸する
大人気の観光船がもうまもなく出向しますー！」
と、マイクを持ったお兄さんがパチンコの呼び込み
みたいな勢いで呼びかけていた。

つられやすくのりやすい私はチケット売り場へ。。

これが海から眺めた赤間神宮。

これがかの有名な壇ノ浦
ここで多くの悲劇が。

巌流島が見えて来た。

一体ここには何があるのか？

小次郎を忍ぶ石碑とか。

東屋とか。松林とか。

特に何も無い島でした。
まあ、歴史的に有名とはいえ、砦を築いたとかでなく、
ただ決闘に使っただけですから、
何かが残っている訳もない。
武蔵の木刀とかある訳もない。

おお　これは巌流島ならではの像なので
撮っておかないと。

これが無ければこの島はなんなのか分からないくらい、
普通の島でした。

山口県と福岡県をバックに。

ポツンと小舟が。
これは武蔵が乗って来た　という設定で置いてあるんでしょうか。

下関港に帰って来ました。
おりしも今日はふく祭りみたいのがやってました。

こちらではふぐ　ではなく、　ふく　というんですね。

ぼよんぼよん大きなふくが動いている。

玄人〜素人まで利用出来る唐戸市場。

市場って大好きです。
その土地ならではのものが満載ですし。
市場萌える。

うおおお　市場萌え〜！

ここは朝は玄人向けのふくの競りなど、
昼間は観光客向けにふくの唐揚げや刺身、　
魚介類の海鮮丼や寿司などを売っているらしい。

これは多分玄人用の残りなんじゃないかと。
イカを箱買いする観光客はいないでしょう。

ちなみに1箱3500円

カキとか相場を知らないから安いか高いか分からず
手が出せず。

どう使うんでしょうか？

とりあえず腹ごしらえを、、

500円で海鮮丼を買いました。
「これって食べる場所ありますか？」　と聞くと、
「あるよちゃんとあるよー」　というので買い、
場所を聞くと、
「あの長いテーブルあたりどこでもいいよ」と、
事務用の折りたたみ長テーブルを指す。

こ、ここでか

目の前には洗濯機と干されたゴム手袋。
後ろには干物屋　といった裏方みたいな場所で食べる。
これも市場ならではの経験なんじゃ。

もっと写真を撮りたかったんですが、
お店に近寄るといろいろ勧められるわけで、
私は断るのが苦手だし、ついのってしまうわけで、、

あまり近くで撮れませんでした。
でもこの市場楽しかった。

お次は竜宮城のような赤間神宮へ

この日は何やらPAさんらしき人がいたり、
照明の機材があったりして、
なんだろう？？　と思っていたら、
夜なにかのイベントがある日だったようです。

リハをやっていた。

源平合戦や耳無しほういち、
安徳天皇の物語などをダンスで表現するらしいです。

源平night
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/time_l/genpeinight/

あ、ちょっと見てみたかった。

だからこんなカラーの照明とかが境内に。

謎めいた石像が。

この耳無しほう一は木彫りのようですが、
良く出来ています。

かわいい
無欲な感じが。。

壇ノ浦の戦いで平家は敗北し、
安徳天皇はわずか8歳にして、自分のおばあちゃんにあたる尼に
「海の中にも都はありますよ」と言われ、
抱かれつつ海に沈んだそうな。

安徳天皇を弔うためにこの赤間神宮は作られたそうな〜。
8歳で海に身投げって、かわいそすぎる。

だからなのか？
赤間神宮は海の中にある都＝竜宮城のようなデザインをしている。

その後、生き残った女官達は遊女に身を変え、
生活していたが、安徳天皇を忍び、命日にはひっそりと赤間神宮にお参りしていた事から、
今でもその話をもとに年に1度花魁の格好をした少女が
街中を8の字歩きで赤間神宮までねりあるく祭りが開催されているらしい。

この和紙人形はその様を表している。

このように大きくからだをしならせてゆっくりゆっくり
歩くのを大勢の人が見物しに来るらしい。

このお祭りはある歌舞伎役者が考案したとか。
↑うろ覚え。

寅さんと山田監督のサインがあった。
寅さんの撮影で来たのかな？

港に戻って来ました〜。

車が運転出来ればもっと山口県も巡れたんだろうけどね。
ペーパードライバーな私は本日はここまで。

帰りにとりあえずふくの唐揚げを買って帰りました。
ふつうの白身魚の味がした。
っていうか唐揚げ粉の味が強くて、その味しかしない。
しかしおばいわく、
ふくは食感を味わうもので、ふく自体に味はないそうで。。

ピンクに染まる空。
秋の空ですなー。