2007/07/14 - 2007/07/25
414位(同エリア444件中)
SATさん
世界でも指折りの完全な形のコニーデ型火山、マヨン・ボルケーノ(2421m)を一周した。
マニラからフィリピン第二の都市レガスピへ国内線で一時間。雲がかかったマヨン山を左に見ながらレガスピ空港へ着陸。滑走路兼タクシーウェー一本きりの田舎の空港だった。ジェット機は着陸して滑走路の端で回れ右。滑走路の上をタクシングして平屋の空港ビル横に到着。ラゲッジは車で運んできたのを各自で見つけて出口へ、のんびりしたもの。
前日電話しておいたのでダンが迎えに来ていた。アルバイ州の国道をマヨン山を右に見ながら1時間。ちょっと大きな田舎町が今日からの宿、雑貨屋の3階に付け足したニッパ椰子の屋根の部屋で数日泊まることとなった。
ここを基点に、アルバイ州の北側の海(ラゴノイ湾)と南側のブリアス海峡に面したパンタウへ行った。
マヨン山一周はピックアップトラックに総勢10人で出かけた。フィリピンでは車の定員なんてあって無きが如し。マヨン山の中腹にある教会まで約一時間。標高は500mほどで風が涼しい。
山を降り、ティウィ温泉を横に見てソゴットビーチで昼食。南国の景色そのもの。浜は火山灰の小粒の石、白い砂浜ではない。漁船が目の前に着きカツオを下ろし始めた。2kg一尾100ペソ、安い。その日の夕方焼き魚で出てきた。僕としてはタタキで食べたかった。
マヨン山を右に見ながら、タバコ・シティ、レガスピからカグサワ教会跡へ寄ってみたが、2007年9月の台風による土石流の中にあってガイドブックのような情緒などなし。
ホヨップ・ホヨパン洞窟は国道からかなり南へ行ったところにあった。個人の所有の鍾乳洞でおばちゃんがしっかり番をしていて一人40ペソ取られた。息子二人がガス灯を手にガイドしてくれる。入り口から少しだけ電気が引いてあるが、奥は真っ暗。一周約一時間、我々だけなのでゆっくり回れた。鍾乳石、石筍、ドーム、洞窟内の小さな川など鍾乳洞の一式がすべてそろっている。途中で一度外へ出るとマヨン山が遠くに見える。洞窟は上下二段になっているようだ。ここへのアクセスは個人では難しいと思う。
翌日ブリアス水道に面したパンタウへ行く。アルバイ地方への2度目の訪問でやっと行けた。山越えの道を一時間。途中200mほどの高さから見下ろすブリアス水道の眺めが良い。ここへは誰も日本人が来たことがないとの事。パンタウはひなびた漁師村。交通はリガオかポランギからジプニーにゆられることになる。浜辺は砂地だが白く無く遠浅でもない。唱和30年代の日本の漁村のような雰囲気の村。違っているのは漁船の形と(半分は手漕ぎでエンジンが無い)浜辺を歩き回るアヒルたち。時はゆっくり過ぎてゆく。ここの小学校はマングローブの浜を切り開いた中にあり、大潮のときは校庭まで海水が来るので校舎は一段高くしてある。夜は蛍が舞う。のんびりした人たちと自然しかない。
マニラまでは冷房の効きすぎの夜行バスで10時間の旅であった。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- フィリピン航空
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パンタウの浜辺の子供たち。
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ブリアス水道を西に傾くく太陽。気温はまだ30度以上。パンタウにて。
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水の入ったボトルを担いで家路を急ぐ。水道が無いので沢まで水汲み。この後彼は映っている水路を渡りニッパ椰子で屋根を葺いた家へ帰っていった。
パンタウにて。 -
列車の来ないときは、トライショウ専用線路となる。ちょうどゲージ幅がトライショウにぴったり。器用に線路から落ちずに自転車をこぐ。踏切を利用して線路に乗り降りする。
マニラ・レガスピ間の鉄道は一日一往復あったが(JR九州のお古の客車)、2007年9月の台風で線路が流され、マニラ近郊以外運転されていない。
ポランギ駅近くにて。 -
プリアス水道のながめ。椰子の木に隠れて見えないが左下がパンタウ。
カグスコスより。
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