2009/08/12 - 2009/08/15
51位(同エリア76件中)
スギハラさん
帰ってきたとたんデジカメデータ全部消えてるとかって嘘じゃろう?なんて出来事もありつつ、まぁデータも無事復活できてなんとか旅行記も書けそうでまぁ良かった良かった。
まぁ単なる盆の帰省なのだが、ここは広島県府中市、気付けば町ぐるみで「府中焼き」を盛り上げていたりする。
府中焼き、まぁいわゆるお好み焼きである。
広島焼きとどう違うのん?ということなんだが、ワシも言われるまで気付かなかった、というかそれがお好み焼きだと思ってたので考えもしなかった違いがあったのだ。
うん。
いやそんな大げさなもんでもないけど。
でもうまいよ。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 自家用車
-
ということでまずは実家に帰らねば。
やはり盆休み、新大阪駅も混んどるわい。
席予約してないから席取り合戦に参加することとする。
・・・暑そうじゃのう。 -
レールスター!
やはり西日本はこれよのう!
いや、普通の新幹線でもいいんだけどねぇ〜なぜかこれを選んでしまう。
混むの分かっていながら。
確かに、停車駅によってはこれしかない人もいるだろうけど、やはり早いのが魅力なんよねぇ。
って、どうせ福山までだから一時間だけなんですが。
一度は個室に乗ってみたいが、さすがに高くつき過ぎるー。
あ、ワシうつっとるやん。 -
前のレールスターへの乗車がすんだらすかさず列の先頭に。
と思ったら横から来たお兄ちゃんがワシの前にスーツケース置いてそのままどっか行ってしもうた。
おーい。
なんじゃこりゃー。
自然すぎて突っ込みも出来んぞー。
まぁいいけど。
後40分ほど待たねば。
ひまだから向かいのホームに止まってる新幹線の車輪をぱちり。
んむ、この汚れ具合が素敵。
別に鉄ちゃんではないんだが。 -
乗り込んだ後はあっという間、
一時間ほどで福山に着きそこから福塩線に乗り換えて約40分、ゴトンゴトンと無人駅をひたすら通り過ぎていけばわが故郷、府中に到着。
したら両親との再会を喜ぶでもなくそのまま中学以来の友人と福山に飲みに出る。
ああ、なんて親不孝。
ロッツ屋上のビアガーデンでぐびぐびっとな。
あー、乾いたノドにはビールだね!
暮れ行く空もいい感じー。
やはり大阪とかとは違うこののんびり感がええわー。
慣れてるからかもしれんが、落ち着く。
もう働きたくないー<ぉぃ
で、この後知り合いの店にいったりして帰り着いたら2時過ぎでした。
ハイスイマセンよっと。 -
で、その翌日。
また別の友人達と待ち合わせて本来の目的(?)である府中焼きに向かうこととする。
近所の駅で待ち合わせ、ちょっと早く来たからヒマだわい。
駅舎、というかベンチしかない無人駅だが、
そこには出稼ぎに着たフィリピンかタイからのお兄ちゃん達4人がたむろしていた。
なんかおっかないなぁとか思ってたら、ひょこひょこやってきたおばあちゃんと普通に話し合ってる。
うむむ。
馴染んでるなぁ。
んまぁ見た目で判断はいけんよ、やっぱり。 -
・・・待ってますってば。
-
ああ、着た着た。
-
電車で来た友人と、車出してくれる友人とが合流、
そこでマップを見ながら店探し。
で、その府中焼きなのだが、下記URLを参照のこと
http://www.fuchucci.or.jp/okonomi/
んで、府中焼きMAPというのが発行されておりそれを参考に昨年から友人達と食べ歩いてたりする。
もともと福山の友人が興味を持ち、MAPもあるから食べ歩こうじゃないかということになったのだが。
というか、30軒以上もあるとは知らんかった。
人口少ないのに。あ、市町村統合で増えたんだっけか。
以前の府中市は5万人切ってたはずだぞ。市としてなりたたんかったような。
で中心地っても小さいし。
←この画像、勝手に使ったらまずいかな。 -
んで、今回はこのお店、「おがわ」さん。
結構古いほうなんかな?
府中焼きのお店はこんな感じのこじんまりした感じの店が多く、しかも町中にとけ込んでるというか、何でもない通りのところにいきなりあったりする。
正直、ここもそんなに人通りもない。 -
おまい浮かれ過ぎ。
-
店に入る。
広さは10m四方?かな?
この巨大な鉄板以外には4人がけの小さいテーブルが3つほど、
まぁ鉄板のところでも食べれるから17、8人は無理すれば入れる。
「いらっしゃーい!」おばちゃんの威勢のいい声が。
「今なぁ、忙しいんよ、ちょっと待ってもらってもええ?」
確かに、今はちょうど12時過ぎ、おそらく電話注文の分で手一杯だろう。
そう、この辺りはお昼にお好みを食べることが多く、
その場合なじみの店に電話注文しておいて、出来たであろう頃合いを見計らって引き取りにくるのだ。
-えーよー、時間あるし待っとくわぁ〜
「ごめんなーちょっと待っといてなー」
はいはい、大丈夫ですって。 -
-おばちゃん、写真撮らせてもらってええ?
「ええけどー、おばちゃん写さんといてなー」
「写真なんかどうするんなぁー」
-いやちょっと、記録用にー
「へーじゃーちょっとかっこよう写してもらわんとなぁ」
おもろいおばちゃんじゃのう。
そんなこと話しつつもひたすら大量にお好み焼き続けるおばちゃん。 -
値段表。
まぁこんなもん、かな?
昔はもうちょい安かったと思うけど。
「そば肉玉」というのが基本。
「〜ダブル」というのはソバが二玉入ってる。
「赤ソバ」は麺に唐辛子が練り込まれたもの。
ちょっとピリ辛。(まだ食ったことないけど)
電話が鳴る。
「はいおがわ!はい。 無理!出来ん!忙しい!」
なんちゅう大胆な断りかた。
「はい!ごめんなーはいまた!」
その後また電話、同じように大胆に断るおばちゃん。
まぁほとんど常連さんだろうしなぁ、こういうお店は。
「仕事もあんな風に断りたいのう」友人達とうなずく。 -
座ったテーブル。
お約束のように漫画がある。
席について約20分、ようやくおばちゃんが注文聞いてくれる。
-赤ソバ肉玉とセミダブルとダブルお願いー
「はいよー、ちょっと待ってなー」
そうこうしてるうちに出来上がったのを受け取りにくる人がちらりほらり。
おじいちゃんと子供の組み合わせとか、なんか見てて懐かしいと言うかなんと言うか。 -
どんどん人が増えてくる。
「ちょっとお兄ちゃんらぁ鉄板とこきてー、そっち他の人にすわってもらうけぇー」
鉄板とこあちいー
けどこっちの方がやはり食べてる感じがして好きだな。
「おにいちゃん、昔ウチに食べに来とったん?」
-いや、ワシは駅裏にあったお店に行っとったんじゃけどな
「ああ、柿本か、ウチのお母さんはあそこで修行しとったんよ」
-あ、ほんまにぃ、そりゃ懐かしい
「味の違いが分かるかのう〜、食べ比べじゃな」
あー、なんか楽しい。 -
これが赤ソバ。
赤ゴジラ、とかとも言うんかな、店によって呼び方が違うみたい。
やはり基本は広島カープのお国ですから。
これがもうすぐ我らの胃袋に。
まだかー。 -
これがダブル、ソバ二玉。
20年前はこれで580円くらいじゃなかったろうか。
作り方は、粉をクレープ状に焼いて、
その上にキャベツたっぷりそしてソバ、でもって豚ミンチを置いてしばらくキャベツを蒸す。
豚ミンチ。
これに気付かんかったというか、そうだと思ってたというか。
までも、自分で作るときは豚バラ使ってた気もするなぁ。
ううむ。 -
で、それをひっくり返してまた焼く、焼く、焼く。
左奥がシングルサイズ、右奥がセミダブル、
手前がダブル。
「お兄ちゃんらぁ待っときよー」
まってるよーもうすぐ一時だけどねー。
はらへったー。
ビール欲しいー。 -
キャベツ切りに行ったおばちゃんの後ろ姿を激写!
このようにちょっと小汚い感じのお店が多いかも?(ごめんよおばちゃん)
もうこの頃になると注文分もさばけて、おばちゃんも一息状態。
-でもまだ焼かにゃいけんじゃろう?
「でも取りにくる分は忙にゃぁいけんけぇなぁ、それ思うたらだいぶ気楽よ〜」 -
鉄板の上に鉄瓶が。
何のためじゃろうか。
ううむ。 -
ってことで時間は1時、カープソース塗って青のり散らしてようやく出来ました!
「はい、お兄ちゃんお待たせー、ごめんなぁ待たせてなぁー」
いやいやいいですよ、食べれればそれでいいのです。
やはりここはヘラで食べなくては、それが醍醐味と言うもの。
いただきぃーまーっす! -
うひょひょー、この麺のカリカリ具合、やはりこれがうまいー。
家でやろうとしてもなかなか出来んのよね、これが。
「あたりまえよ、そんなんされたら仕事なくなる」
はい、ごもっともです。
けっこう見てた感じ、雑に作ってる感じがするんだけど、でもしっかりキャベツも蒸されて甘くて柔らかくていい感じ。
熱いから口の中やけどしつつもでも止まらない。
とか思うてたら次の人の分を焼きだすおばちゃん。
ううむ、ワシに食う場所無くなる。
まぁそんなん気にしてたら食われへんわい。
んぐ、んめぇ。
ワシはセミダブル食べたけど、そばとうどんをそれぞれハーフにも出来るらしい。
なんでもやってくれそう。
三人それぞれ食べて、しめて1800円なり。
いやーうまかったー満腹じゃー。
-おばちゃんまたくるなー
「はーいありがとねー」
いや、元気なおばちゃんにも癒されるわ。 -
「ハラ減った」「次どこのお好みの店行く?」
・・・おまいら、おかしいじゃろう。
今食うたばっかりなのに。
いやこれはきっとネタだ、そうに違いない。
いや、ほんまかいっ。
お好みの後でケンタってどういう腹具合じゃチミら。
小学生か。
ワシコーラで充分。
げふっ。 -
さて、念願の府中焼きレポートもまぁ無事終了、
まぁあとはもうええかな、とか思ってたが、
何やら府中にも変なものがちらりほらり。
・・・なんじゃろう、この鳥居だけ、っちうのは。
周りには何の建物もなく、駐車場のみ?
多少古文に明るい友人が、鳥居に彫り込んである文字を読んでみてくれる。 -
「なんか日照りかなんかあったみたい、天宝八年くらい?」
しかし今調べたら、天宝って中国の年号みたい。
なんでそんなのが彫り込んであるんだろう?
うむむ、わからん。
こんな史跡があったとはー。 -
ついでだから翌日親と墓参り行ったときの写真でも。
府中から上下方向に向かって走る。
ウチの両親はもともと上下出身、だもんでこっちの方に親類関係は多い。
だから墓もたくさんある。
ここは翁山の麓近くの善昌寺、緑が多くてよいわぁ〜〜。 -
上下の町並み。
子供の頃はバァ様の家がここにあったからよく遊びにきていた。
そのころは大きな町だと思っていたが、まぁやはり昔よりは小さく感じるな。
懐かしい。 -
その次はそこから車で20分ほど走りもっと山奥に。
車を止めて、そこから徒歩で目の前の山の中に。
うん、山の中に。徒歩で。
急に野趣あふれる墓参り。
もちろん整備された道もなく、水道もない。
から家を出るときにペットボトルに水詰めて持ち歩く。
蚊に刺されるから殺虫剤まき散らしつつ歩く。
うひー。 -
ハイキングじゃありません、墓参りです、はい。
もうすぐ到着なんだけどね、墓に。
どこ?
見えん。 -
おお、キノコじゃ。
見渡すとたくさん生えとるっ。
豊作じゃ、天の恵みじゃっ! -
ほら、こっちにも!
-
ここにも!
キノコ鍋だね! -
こっちにも・・・?
-
こっ、これは・・・
-
き、きのこ・・・づくし・・・かしら・・・
-
楽しい山中墓参りも終わり、さぁ次は
はい、別の山中に墓参り。
まぁ田舎ですしなぁ。
一つの墓所に10個以上墓石あるし。
もうどれが誰だかわからん。
親に聞いても分からんらしい。
家系図あるとわかるかもなぁ。
作ってみるか。 -
ん?
あれは? -
んん?
-
カーター元大統領!?
何してはるんですか! -
なんてことを楽しみつつ今年の盆休みもあっという間に終わり、イヤイヤダダこねつつもまた大阪にトンボ帰り。
帰りはこだまで弁当食べつつのんびり帰る。
豪華に指定席だぜ!
・・・はい、何でもありません。
あー、しかし次はどのお店行くかねぇ。
もう有名どころは押さえたし、○○○は高いというので不評らしいし・・・
盆と正月は休みが多いからなぁ。
うむむ。
しかし、これ見て食べにいく人増えてくれたら嬉しいなぁ。
イヤホント、オイシイヨ?
嘘じゃないから。
うん。
行ってみぃや。
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