2009/07/12 - 2009/07/12
71位(同エリア168件中)
シベックさん
茶の原産地は中国南西部だと言われています。日本から遥か遠い中国雲南省西双版納には800年を経たお茶の古木が残っていたそうでが、残念ながら10数年前に、枯れてしまったそうです。
西尾市のお茶のはじまりは鎌倉時代で、 実相寺を開山した聖一国師が、僧侶の飲み物として伝えたと言われています。西尾茶にゆかりの二つの寺院を訪ねてみました。
写真は、紅樹院(こうじゅいん)本堂への参道。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
西尾の茶畑
茶は、ツバキ科の常緑低木で高さは自然では7〜8mに伸び、10〜11月に白い5弁の花を咲かせ、ツバキのような実をつけます。
西尾茶はある時期、黒いクレモナなどで20日間ほど遮光されます。葉の成長過程で遮光された茶葉は大きな葉をつくり、濃い緑色に変化するそうです。また、遮光は渋み成分を抑え、甘み成分を増やす効果もあるそうです。 -
西尾・実相寺(じっそうじ)
実相寺は、西条城主吉良満氏が
高僧聖一国師を招いて開山したと伝わる
臨済宗東福寺派の古刹。
東福寺の末寺として聖一国師を招いた折、
宋から持ち帰えられた
茶の種を実相寺の境内に播き、
茶の栽培を行わせたのが
西尾茶の始まりだと伝えられています。
実相寺開山は、聖一国師(1202〜1280)が、
70歳の時(1271・鎌倉時代)だったそうです。
また、国師は静岡茶の
始祖とも言われているそうです。 -
実相寺参道
参道の両側には松の木が沢山植えられ、正面には釈迦堂が建っていました。
実はこの時まで、実相寺の境内に茶の原樹があるものと思いこんでいたので、境内の木を一本一本観察しながら進みました。 -
釈迦堂
松の植えられた境内の、山門と中門のほゞ中間に建てられた荘厳な檜皮葺き屋根の釈迦堂。 -
釈迦堂の佇まい
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中門と鐘楼
こけら葺きの仏殿の背後には中門があり、
その先に、実相寺方丈 (国の登録文化財)が
建てられています。 -
鐘楼と梵鐘
実相寺の梵鐘は、あまり見かけない形をしていました。
この梵鐘は、青銅製八葉宝鐸型梵鐘
(はちようほうたくがたぼんしょう)と言われ、
和鍾の形ですが、鍾身は乳・撞座・袈裟襷がなく、口縁は八稜形。中国の荷葉鍾に見られる形で、和漢混淆式鐘と呼ばれているそうです。 -
方丈横から見た鐘楼と中門
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実相寺庫裡とソテツ
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松の大木と庫裡
境内には、誰もいません。
茶の原樹は見当たらず、静まり返っていました。 -
二体の石仏
本堂を西に入ると、
照葉樹の鬱蒼とした森の中には、
沢山の石仏が
ペアで並んでいました。 -
若葉の茶畑を背景に・・
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境内の森の中
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居並ぶ石仏
本堂の裏手に廻ると、
100体はあろうかと思える石仏が並んでいました。
その全てが、二体づつでした。
この森の中にも、
茶の原樹らしきものは見当たらず・・。
本堂や庫裡に戻りました。 -
マツボックリ
本堂前に落ちていたマツボックリ。なぜか、ほっとします。
お寺の住居にも、人影はなし・・。
境内を出て東側に廻ると「ふれあいセンター」がありました。伺うと・・原樹があるのは紅樹院だと判明。
境内に戻り山門に急ぎます。もう、時間も遅く西の空は赤く染まり始めていました。 -
境内の中央に建つ釈迦堂
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キノコ
露出した松の根から
キノコが頭を出していました。 -
境内の立ち木に・・
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土手に咲くナデシコ
実相寺横のふれあいセンターで、紅樹院への道順を聞いたものの、道を間違えたらしく、矢作川の堤防道路に迷い込みました。
堤防脇には、ナデシコが咲き誇っていました。 -
群れて咲くナデシコ
地図で紅樹院の位置を確認し、再度、
「茶の原樹」を求めて紅樹院に向かいます。 -
西尾・紅樹院(こうじゅいん)
又もや行き過ぎ、戻って着いた紅樹院です。
山門右に駐車場がありました。
石柱の山門と紅樹院(こうじゅいん)本殿。 -
並ぶ観世音
参道には、ずらりと石仏が並んでいました。
この裏の茶畑には、
足立順道住職が播いた茶の原樹が植えられていたそうです。 -
お茶の寺・説明板
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茶祖の寺・紅樹院
花中山峯岩寺紅樹院(こうじゅいん)浄土宗鎮西派。家康公の伯母の菩堤をとむらうために創建されたと伝えられる寺院で、第34世足立順道氏が、1872(明治5)年ごろ宇治から茶の種を持ち帰り製茶技術を伝えた。その功績から、茶祖としてあがめられています。
毎年12月には順道氏の功績をたたえ献茶と業績を報告する「茶祖祭」が開催されるそうです。 -
紅樹院の西尾茶原樹
田舎の茶畑そばの林には、びっくりするほど大きくなった茶の木が何本も生えていました。剪定し山に捨てられた茶の木から、実がこぼれ落ち芽を出したものでしょうが、頭の中はそんなイメージでした。
背丈1.5m・・ちょっとばかり、がっかり。
でも、考えてみれば茶の苗は、桜の染井吉野と同じくさし木で増やされ数十年毎に若木に更新されています。さし木だからこそ原樹から間違いなく、そのDNAを受け継いでいる西尾茶なのでしょう。 -
西尾茶原樹・説明板
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紅樹院の夕焼け
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紅樹院・紅いお堂
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大きな白い花
紅樹院の境内に咲く
タイサンボク。 -
タイサンボクの蕾
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焼き物の仏さま
石仏の台座に置かれた小さな仏像・・。 -
レースのような花
山門傍に、昨夜開いた
キカラスウリの花が残っていました。
蕾が沢山ついて・・。
今夜も、
艶やかに咲くことでしょう。 -
お堂と茶畑
紅いお堂に若葉の茶葉が印象的。
明治の時代、この茶畑から、
本格的に西尾のお茶が始まったのでした。 -
紅樹院と茶畑
かねてより、是非見たいと思っていた西尾茶の原樹でした。念願が叶い満足です。
想像よりも小さな原樹でしたが、でも、樹勢があり沢山の実を付けた堂々とした「茶の木」でした。
〜おわり〜
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