2009/07/04 - 2009/07/18
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てあもーれさん
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毎年恒例の西海岸での夏のバカンス。
今年は7月4日からまるまる2週間と、たっぷり時間があります。
いつものようにプロバンスから西にひたすら700キロ走り、ようやく大西洋にたどり着きました。
今年は天気に恵まれて、だいたい20〜30℃の間、スポーツをするには最高の気候です。
いつものように自転車をクルマに積んで行ったので、現地ではほぼ毎日サイクリング。フラットな地形と、海からの涼しい風が脚に優しいので、毎日漕いでいても全然疲れません。
自転車で小さな村や古い修道院、教会などを巡りながら、美味しいものを食べて飲んで、のんびり素敵な休暇になりました。
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午前5時半にプロバンスを出発して、高速道路を西に向かい、昼食を取るために立ち寄ったのは、ToulouseとAgenの間にあるMoissacという名前の小さな街。この街は、サン・ピエール修道院付属教会で有名です。
街の入り口にはTarn河にかかる橋。 -
まずは市場に行ってみました。
美味しそうなメロンが安かった! -
Toulouseの近郊の街なので、レンガを使った家をよく見かけます。
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有名なサン・ピエール修道院付属教会の入り口にあるタンパン。タンパンとは、教会の扉のすぐ上のアーチ部分の半円形の部分に彫られた彫刻のことだそうです。
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教会の扉の左側の柱。とっても繊細な彫刻がほどこされています。
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この修道院のドアの留め具。
素敵なデザインだな〜。 -
教会内部。壁が黄色くて、窓が多く、めずらしく明るい内部の教会だな〜という印象。一番古い部分は6世紀に出来たとのこと。
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教会横の修道院の回廊。ここで何百年もの間、修道士たちが互いに声をかけることもせず、ただただ歩きながら瞑想していたんだな〜と思うと、神聖な気持ちになってきた。
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教会を出ると、ユーモラスなベンチが。。。
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ちょっとした植栽が、街に彩りを与えています。
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CarcassonneやToulouseの付近はひまわりの栽培が盛んです。
黄色い畑がかわいい!! -
ドライブの途中で、"Plus beaux Villages de France"(フランスで最も美しい村)の看板が出ていた。ちょっと寄ってみようか?!と行って、みました。Auvillarという名の小さな村。
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村の真ん中には市場に使われていた円形の建物が。。。
石畳もおもむきがあって素敵。 -
村の入り口近くの宿。お花で美しくデコレーションしてあります。
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カフェでちょっと休憩。
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さて、ようやく目指すContis PlageのCampingに着きました。
いつも泊まるバンガローで、夕飯です。
日没が夜9時半くらいだから、夕飯はまだ明るい時間に。
夜が長いです。 -
夕飯後は、のんびりお散歩。
これがContis Plageのメインストリート。 -
サンセット。わたしの一番大好きな時。
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陽が沈んだ後の残照もまた美しい。。。
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日没後、ビーチにある小さなバーがにぎわいます。
ここではイワシの焼いたものが食べれます。 -
浜から中心地は歩いて1分。
みんな、夕食後にブラブラ集まって来ます。 -
翌日からはサイクリング。
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この地方は、昔は大きな沼地でした。
そこに、ナポレオン3世が欧州最大といわれるほどの松林を植林しました。 -
実は、今年の1月24日、フランスの西部を大きな嵐が襲いました。
その嵐で、広大な植林の3分の1が被害を受けたそうです。 -
いたる所で倒れた木を切って、積んであるところを見ました。
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この被害で、木材の価格が暴落。
1トンの価格が、1ユーロまで下落しているそうです。 -
サイクリングの途中、St Julien en Bornという街で、素敵なレストランカフェを見つけました。
テラスからは紫陽花に縁取られた教会が目の前に見えます。
ここで一休みすることに。 -
カフェのオーナーの奥さんと赤ちゃん。
メニューを見せてもらうと、この地方特産の鴨料理やフォアグラがあるようだったので、後日ランチを食べに来ましたが、美味しかった〜!
L'Auberge du Born
Route des Lacs 40170 St Julien en Born
05.58.42.52.03 -
翌日もサイクリング。
Etang de Soustons に行ってみたら、子供達向けのヨット教室が行われていました。この湖は、湖畔に建物がなくて森になっているのでいい感じです。 -
湖を見ながらSnackでランチすることに。
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私は鴨の胸肉(Magret de canard) とプルーン、ピーマンの串焼きを頼みました。この地方は鴨料理が多いのですが、とっても美味です。
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この湖は人が少なくて静かです。
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近くの海岸、Vieux-Boucau-les-Bainsにも立ち寄りました。
ここはかなり観光地化していて、ちょっと興ざめ。。。
この日は低気圧が来ていて波が高く、遊泳禁止の赤い旗が立っていました。 -
翌日は、クルマで1時間ほど南下したところにある、Peyrehorade という街に行ってサイクリング。
この街は真ん中に河が流れています。 -
このあたりはキウイの産地としても有名です。
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30年ほど前に、ニュージーランドから苗を持って来て栽培を始めたそうです。
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Peyrehorade の市庁舎は、昔のお城を使っています。
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この地方ではキウイと並んでトウモロコシの栽培も盛んです。
モンサント社の工場があるほどです。 -
南フランスでは老若男女、ペタンクで遊びます。
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2週間が経って最後の日。
ちょうど天気が良い(つまりカンカン照りでない)ので、ビーチを1時間ほどかけてお散歩しました。 -
北の空は雨が近づいてることを感じさせてくれます。
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せっかくなので、美しい白い石を集めながら歩きました。
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くらげ。
日本で見たくらげとちょっと違う形をしています。 -
最後の夕飯、親子で一枚。
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さて2週間の滞在を終えて、プロバンスまでの帰途につきます。
いつものように、一番混むナルボン〜ニーム間の渋滞を避けるため、色んな場所に寄りながら進みます。
まずはSt Julienのレストランで飲んで、とっても美味しいと思ったワインを買おうと、Caveを探して行ってみました。
PAUからそう遠くないMoneinという小さな街の近郊にあるDomaine Cauhapé。オーナーのHenri Ramonteuさんが歓迎してくれました。 -
レストランで飲んだのが2005年の白ワインだったのですが、今販売中なのは2007年、2008年もの。
試飲してみると、2005年ものが一番美味しかったように思われたので、無理を言ってわずかに残っている2005年ものを売ってもらうことにしました。
ワインの貯蔵庫の中まで、2005年物を探しに行きました。 -
Caveのお嬢さん、5歳のマノンちゃん。
せっせとお掃除をしたりして、お父さんを手伝っていました。 -
帰りにMoneinの街で「桃祭り」をやっていたので、立ち寄って桃を買って帰りました。
24個で12ユーロ。しかもすごい美味しかった!! -
さて帰り道の続き、「フランスで最も美しい村」をハシゴしながら帰ることに。
まずはSt-Bertrand de Comminges.
丘の上の街なので、そこからの眺め。 -
19世紀にスペインへの巡礼者達が立ち寄ったという大聖堂。
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内部にはもうひとまわり小さな「教会」が建っていました。
多数の巡礼者が訪れたため、静寂を求める聖職者達が作って中で「仕事」していたそうです。 -
なんだか不思議な風景です。
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さて、次に向かった「フランスで最も美しい村」は、St Lizierという村。
ここも歴史が古かったです〜。
紀元前3世紀に一部が建てられたという教会。 -
教会内部は暗すぎて写真がとれませんでしたが、隣にある回廊は明るく美しかった。
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わたしたち以外、誰もいない静かな空間。ゆっくりと拝観出来ました。
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さあ、観光はここまで。
プロバンスまでの残り400キロのドライブの始まりです。
フランスの西南部の、緑豊かな美しさを満喫した2週間でした。
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