2008/06/21 - 2008/06/22
118位(同エリア137件中)
ねじまきさん
2008年6月21日〜22日。
南大東島へ行って来ました。
何があるというわけではないけれど、その地理的条件が自分の好奇心をくすぐる大東島。2年前に1度南大東島へ渡ろうとしたけど台風が来て泣く泣く諦めた経緯もあり、今回は念願の大東上陸となりました。
ホント、時間がゆっくりと流れる島。
旅費はすごいけど、「何もしない」をする島、今度はもっと長期間で訪問したいですね。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ
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-
最果ての地、南大東島への旅。
直行便はさすがにないので、とりあえず那覇へ。
セントレア→→→沖縄那覇
台風は遙かフィリピンの南方。
快晴の沖縄。眼下に伊江島がキレイに見えた。 -
沖縄本島で1泊後、6/21朝、那覇発の便でついに大東島へ!!
写真はチケット(帰りの分ですが)。
前回は搭乗寸前でこれがキャンセルチケットになったんだよな…。今回行ける喜びは半端ありません。
ただ那覇〜南大東で往復45200円の航空券は激高だよ(涙) -
プロペラ機で所要1時間弱。
南大東空港。眩しい空。
のんびり歩いて空港へ。
今夜お世話になる民宿「金城」のおかみさんがお迎えに来てくれてました。ありがたや。 -
空港から約10分。
民宿「金城」さんです。
長期滞在者多そう。
手続きして荷物を置いて、宿の軽バンをレンタルして島内散策へ!
っとその前に腹ごしらえだ。 -
大東といえば大東そば。
民宿から目と鼻の先にある食堂。
おいしく頂きました。 -
中心地を離れ、島の周遊道路へ。
舗装された道が延々続きます。
畑に林と、やや単調な景色ながら、非日常を楽しむには十分です。
どっかの飼い犬か、大東島特有の大東犬が道路を走ってました。
車とじゃれる感じで危ないことこの上なし。
街で見た猫ものんびり歩いてたけど、
島の方々は車の運転ものんびり…。
動物ものんびりなのかな…。 -
まずは海!ということで、北港、西港、亀池港と3つあるうち、島の南にある亀池港へやって来ました。
周囲を絶壁に囲まれた南大東、海に近づける場所は少ししかないんです…。
雲が広がる天気ながら、海が鮮やかです。
見た事ない青でした。
水深15〜20mはあります。
荒々しい波。飛び込む勇気はありません…。 -
底が砂地のところは鮮やかに青く…。
-
お次は奇勝「バリバリ岩」。
プレートに乗って移動を続ける南大東島。
地面が動いていることを証明するスポットがこのバリバリ岩です。
2つに裂かれたような岩山が延々と続き、岩山に挟まれた幅2〜3mほどの道が延びていました。
亜熱帯の樹木が茂り、しばらく歩くと岩のトンネルもあり、ちょっとした探検を楽しめます。 -
バリバリ岩の最深部。
別世界ですな。 -
6月でも十分な暑さの南大東…。
暑さにやられて一時、空港へ避難。
一日1往復の飛行機が去った後は全く人気の無い空間。
職員の方に一言お願いをして空調の効いた気持ちいい空港で休憩させてもらいました。 -
民宿のおかみさんの情報で、今日は「だいとう」が着岸するとのこと。
一休みした後、西港へ見に行きます。
実質不定期船のような「だいとう」が1泊2日の滞在中に来てくれるとは何とも運がいい。
港に着くと、すでに物資の積み下ろし作業中。 -
南北大東島の港は船が接岸できないため、船との行き来は全てトラッククレーンを使います。貨物も、もちろん人も。
もともとこのクレーンに吊られたくて船での上陸を目論んでいたのが、日程の不確定要素が大きすぎて断念。
見るだけで満足、と思っていたんですが、何と民宿のおかみさんが作業員の方にお願いしてくれて、クレーンで吊られる体験をさせてもらうことになりました!
予想外の展開。
宿のおかみさんに感謝感謝の雨あられ。 -
これから乗船する方々の前にちょっとだけクレーン体験。
自分ら3人だけカゴに入り、いよいよ吊り上げられます。
カゴは網でスカスカ、結構な高度まで吊られるんで下手なアトラクションよりスリル有りますね。
しかも船に行って戻るだけかと思ってたら、作業員さん達の粋な計らい?で、クレーンであっちこっち振られまくって終いには「海に浸けるか!」とか言いながら海面すれすれまでカゴを下げたり…。
これから乗るお客さんの目の前で大はしゃぎの3名。
それでも皆さん「早くしろ」というわけでもなく、面白そうにこっち見てました。作業員さんも時間に追われる様子もなく、みんなほのぼのだな、と思いました。 -
吊られて船の上へ。
-
海面すれすれへ…。。。
-
3人のわがままでお待たせしていた皆さんが乗船されます。
こんなギュウギュウ詰めになるのね。 -
貨物と人の積み下ろしが完了した「だいとう」、
那覇港へ向けて出航して行きます。。
海が綺麗だ。 -
船が出て行くのに合わせて、作業員数名を乗せた小型ボートがクレーンで海へ着水。沖へと走っていった。恐らく沖のブイか何かを触りに行ったと思われます。
今回は天気も良く、海も穏やかでしたが、荒れていると船がこんなに近づけないため、このボートにお客を乗せて沖に停泊する「だいとう」までピストン輸送をするとか。沖であのボートから「だいとう」へ乗り移るのを想像すると、かなりスリリングですな。 -
クレーンに吊られた後は、海水浴です。
南大東は上述の通り周囲を岩壁に囲まれた島。
ビーチなんてありません。
泳げるのは島に2箇所ある、人工的に岩をくりぬいて造られたプールのみ。
(地元の方は水深15m以上の港で潜水してますが…)
この日は海が穏やか。
塩屋プールと呼ばれる人工プールで小一時間泳ぎました。
水深は一番深くて2mないくらい。
満潮時に取り残された魚達が結構いて楽しめます。
潮溜まりなので透明度は若干悪いかもしれません。 -
もりだくさんの1日目、もうすぐ夕暮れ。
島一番の眺望を満喫できる日の丸山展望台へ。
島の外側の標高が高く、中央部が盆地のようになっているため、大きな島ではないのに海がほとんど見えません。。
夕方の太陽を浴びながら心地よい風を感じました。 -
日の丸山展望台から。
独特な雲のかたち。
はるか先に海が少し見えます。 -
南大東に夜が訪れます。
一旦民宿へ戻り、夕食へ出かけます。 -
民宿からすぐの所にある南大東の飲み屋街、通称親不孝通り?です。
人口の割には飲み屋さんが多い島ですな。
フィリピンパブまであるそうです。 -
夜の町歩きで見つけたお店。
ケンちゃんストアー。
うふあがり島・祝・開拓百年!
正確には1900年からなので2000年が百周年。 -
繁華街にある大東すしの名店・喜作にて大東すしを頂きます。
サワラやマグロを漬けにしたお寿司で、小笠原諸島の影響を受けているとか受けていないとか。。。
そしてインガンダルマという幻の魚も2貫ほど頂きました。
人の消化器官では分解できないグリセリンが多く含まれる魚で、食べ過ぎると分解できない脂分が肛門から滴るという恐怖の魚。
大東島周辺で獲れるものの、その特性から市場への流通が禁止され大東でしか味わえない正に幻の魚であります。
2貫ではお漏らししませんでした。 -
6/22
2日目。
昨夜3時まで飲んでたな…。
島の夜は長い。居酒屋も遅くまで盛況でした。
そんなプチ二日酔いの朝、民宿のおかみさんの計らいで今度は気象台の見学ができるとのことで、眠い目をこすりながら南大東気象台へ行って来ました。 -
気象台の方の説明を聞く。
思えば気象台なんか初めて来たかもしれません。
これでもかという位に台風が通過する大東島。
正に台風銀座。
それだけに気象台の役割は大きく、色々な調査も行われるとのこと。この時はちょうど気流の調査?の気球を打ち上げるのを見ることができました。
気球はあっという間に大空へ舞い上がり、点になり、見えなくなりました。。。 -
気象台の後は島随一の観光地・星野洞へ。
午後に行こうと思ってたら、気象台にちょうど星野洞の管理人も来ていて、「午後はやってない」とか言っていたので急遽、眠いけど朝の内に訪問。
実際行くと期待を上回る規模の立派な鍾乳洞でした。
カセットプレーヤーを渡され、テープの解説を聞きながらの散策。テープ解説が何とも言えず天然で笑えます。 -
ストローが多い星野洞。
涼しくはない洞内です。 -
星野洞周辺の道。
離島・大東のイメージそのままの風景。
ただただため息です…。 -
島唯一の信号機。
南大東小・中学校の門の前にあります。
本当は島に1つも信号なんか必要ないのだけれど、島育ちの子供らが将来外界へ出て行く時、信号に慣れてないと困る、ということから設置されているらしい。
普段は点滅。
一体どのくらいの頻度で活用されているのか。
島の皆さんは使ってなさそう。。。 -
南大東小・中学校の正門。
-
学校のグラウンドでは野球の練習中。
小中合同チームか…?
対外試合も大変そう。
北大東との対抗試合…でしょうか。 -
お昼を済ませてからは滞在時間もあと少し。
旧南大東空港の建物に入っているグレイスラムの工場へ。
コルコルという南大東産のラム酒を製造しているグレイスラム。結構高いけど、記念に1本購入。
空港跡を利用してるだけに、室内には琉球エアコミューターやら待合室やらラム酒には無関係な文字が多い。 -
最後は島の各所にある廃線跡を見に行きました。
かつてはサトウキビを港へ運ぶ鉄道が島中を走っていたこの島。今は各所にレールが少しずつ残るのみで、そのレールも防風林へと姿を変えています。
こんな最果ての孤島に鉄道が走り回った時代があったというのが信じられない、というのが正直な感想。
そうこうしているうちに島での時間もお終いに。
1泊2日、いろいろ詰め込んだ滞在でした。
やっぱり今度はもっと長く過ごしたいですね。
でも非日常を十分に楽しみました。
続きは次回の訪問時に…。
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