2009/04/10 - 2009/04/12
161位(同エリア1050件中)
あんいえさん
星海公園の先に、黒石礁という景勝地があります。
大連を観光する際は、星海公園までは足を伸ばす方も多いと思いますが、黒石礁まで行かれる方はあまりいないようです。
そんな、大連でもマイナーな観光スポット、黒石礁に行ってきましたのでご紹介します。
さて、ひょうひょうとした風貌の、このおじさんが焼いているものは何でしょう。
一口かじれば、やみつきになる美味しさ。
でも、これって・・・
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- ANA
-
宿泊したのは速8酒店。
"速8"は英語の"SUPER"の発音と同じ。
SUPER HOTELというアメリカのビジネスホテルの系列です。 -
一泊230RMB、朝食付きです。
-
路面電車202路の黒石礁駅前にあります。
-
屋台街は黒石礁の駅から歩いてすぐのところにあります。
写真の右側が黒石礁の駅で、左側の赤いパラソルが並んだ通りが屋台街です。 -
近くのスーパーでビールを購入して、上の写真とは反対側の入り口から入ります。
中山路にかかる歩道橋が目印です。 -
歩道橋の上は、歩道橋をわたる人たちに加え、物売りとビラ配りの人でいっぱい。
-
屋台街に着きました。
何を食べようかな。
まずはぶらぶらと歩きながら眺めてみましょう。 -
肉まんも湯気を立てています。
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お餅をつくおじさん。
あんこを挟んで、きな粉餅として売っています。
味は日本と全く同じ。懐かしいくらいです。
でも、ケーキのようにあんこをサンドして、カットして売っているのが中国風。 -
炭焼きソーセージ。
と思いきや、これは、鶏の首でした。
日本では、骨から身を外して「せせり」という名前で売られていますが、骨付きで焼くのが中国流。 -
炒飯の屋台もあります。
屋台だって、豪快に中華鍋を振っています。 -
バナナたこ焼き
焼いている様子は普通のたこ焼きですが・・・ -
中にはバナナチップが入っています。
美味しいのかな? -
焼き芋も売っています。
中国の焼き芋は日本のものより甘い気がします。
芋が違うのでしょうか?
焼き方が違うのでしょうか?
1ついただきました。
500gで2RMB。 -
茶卵
大きな鍋で茶卵が売られています。 -
鶏の卵の茶卵はよく見かけますが、ウズラの卵の茶卵は初めて見ました。
-
「2元分ちょうだい」と言ったら、十数個を袋に入れてくれました。
小さい分、味が良く染みています。ビールのおつまみにぴったり。 -
表紙のおじさんです。
おじさんが焼いているのは、毛蛋という食べ物。
ゆで卵を鉄板で焼いて、味付けして、串に刺して売っています。 -
でも、このゆで卵、普通の卵とは違います。
よーく見ると、くちばしが見えます。羽が見えます。
そう、孵化前の卵なのです。
卵に近いものから、ヒヨコに近いものまで、好みに合わせて(?)いろいろあります。 -
おっかなびっくり食べてみましたが・・・おいしい!
唐辛子をベースにしたタレを塗って味付けしてあります。
味は、濃厚な黄身&普通の白身+ところどころ歯ごたえあり(くちばし?足?)。
一本の串に4つ刺してあって、4RMB。 -
酸梅湯
乾燥させた梅やサンザシ、甘草などを煮て作る、甘酸っぱいジュースです。
さっぱりした甘さでおいしいです。 -
臭豆腐
発酵させた豆腐を、油で揚げて売っています。
屋台街全体に、臭豆腐と麻辣湯の渾然一体となったにおいが漂っています。
このにおいを異臭と感じずに飛び込むことができるかどうかが、屋台街を楽しめるかどうかの分かれ目です。
腐敗臭と間違えると、入り口で後ずさりすることになるでしょう。 -
焼き餃子と焼き小篭包
餃子は日本のものとほとんど同じ。
焼き小篭包は、上海でいただいたものには遠く及びませんでしたが、ジューシーでした。
「撮ってもいいですか?」と聞いたら、おばちゃんは恥ずかしいのか、くるりと後ろを向きました。 -
ニラ入りの大餅。
-
皮も具もその場で作って、その場で焼いています。
-
おいしそうなので、1つ購入。1.5RMB。
-
うん、正解!
たっぷりのニラがシャキシャキして、とってもおいしい。 -
麻辣湯(本当の漢字は、湯の下に火)
まずは、店頭に並んだたくさんの具材の中からいくつか選びます。 -
野菜を中心に、練り物、豆腐類、海草類、キノコ、春雨などヘルシーな具材ばかりです
-
選び終わると、店員さんがゆでてくれて、このような容器で出てきます。
「麻辣」の名の通り、しびれる「麻」と唐辛子の「辣」のスープが具材に絡まった四川味です。
このお店はほどほどに「麻辣」でしたが、お店によっては「麻」がきつくて、口の中の感覚が麻痺するようなこともあります。
自分でセレクトもできますが、1杯4RMBのセットをいただきました。 -
おでんのようにして食べる、麻辣串もあります。
-
麻辣串は、大連のいろいろな場所で見かけますね。
中高生にとても人気があります。 -
串焼き肉
串焼きのお店は何件かありましたが、このお店でいただくことにしました。 -
頼んだのは以下の7種類。どれも1本1RMBです。
大動脈
腎臓
豚軟骨
鳥軟骨
羊肉
豚心臓
鳥皮 -
炭で焼いてくれます。
炭火で余計な油も落ちてヘルシー。鉄板で焼くお店もありましたが、炭火がお勧めです -
味付けは、塩と唐辛子とクミン。
新疆の羊肉串と同じですが、このおじさんの味付けは絶妙。 -
焼き方が足りないときや、冷えちゃったときは、
「おじさん、もう少し焼いて」
とお願いすれば、快く焼いてくれます。 -
お皿はこんな感じ。
ビニールを上に敷いて、洗わなくてもいいようにしています。
これはこれで、清潔。 -
この狭い屋台の、更に裏側にテーブルといすを並べて食べることができます。
ただし、2組4名様限定。
もうもうとした煙の中で、昼ビール。
ビールは屋台街では売っていません。
どこかで調達してきましょう。 -
座った私の目線から撮ると、このように。
もちろん、店頭で立ったまま食べる人もいます。 -
屋台の裏側で食べながら、ぱちり。
屋台には移動できるように車輪が着いています。
ごみが散乱しているのはご愛嬌。 -
お隣の屋台にはガスボンベが乗っています。
-
北京小龍粥
屋台街の出口のあたりに「北京小龍粥」と看板を掲げた、屋台がありました。
この看板と大きなやかんが目印です。 -
その作り方。
まず、容器に片栗粉を入れて -
大きなやかんから、お湯を注ぎます
-
謎の濃紫色の粉末と白砂糖を一さじずつ入れて・・・
-
更に、サンザシ片、干しぶどう、ひまわりの種、ごま、ピーナッツ を一さじずついれて・・・
-
練り練り練り練り・・・よーくかき混ぜると出来上がり。
甘さと酸味が程よく混ざって、もちもち・とろーりの中に、ひまわりの種や落花生・ごまの"かりっ"とした食感があって、とってもおいしい!
いろんなものを食べた後だというのに、あっという間に完食!
1杯2RMBです。 -
歩道橋を反対側に渡り、海へと向かいます。
海に向かう道沿いには、果物や野菜の物売りがたくさんいます。 -
パイナップル 1元。
・・・まだ食べますか?
・・・すいません。 -
日本では見かけない果物があったので、足を止めました。
どうやって食べるの?
「直接かぶりつけばいいのよ」
ほんとかな。メロンみたいなんだけど・・・ -
確かに皮ごと食べることができました。
味は、日本のメロンとほぼ同じ。
外側は、ぽりぽりしたキュウリの食感です。 -
10分ほど歩くと、海岸にたどり着きました。
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海辺の広場は、ローラースケート場になっています。
若者たちでいっぱいです。 -
スケート靴はレンタルできます。
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休日を楽しむ家族連れの姿も多く見かけました。
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浜辺につきました。
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かつて日本人が住んでいた頃は、黒石礁海水浴場と呼ばれていたところです。
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浜辺には、漁師の船も浮かんでいました。
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取れた魚はその場で即売するようです。
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商品にならないヒトデは、砂浜に。
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大連自然博物館の裏側まで歩くと、そこは磯辺になっていました。
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晩御飯のおかずにするのか貝を拾い集める人、投げ釣りをする人、まったりとしたカップル、濡れるのも構わず磯遊びをする子供たち、さまざまな人が楽しんでいます。
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屋台街の喧騒から一転、中国とは思えない、きれいで静かな海に気持ちが癒されます。
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奥に見えるのは星海公園です。
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翌朝の屋台街の風景です。
部屋の窓から眺めて、赤いパラソルがないのは分かっていましたが、ここまですっきり何もないとは・・・。
まるで別の場所を歩いているかのようです。
12時〜21時くらいが屋台の立つ時間のようです。 -
黒石礁に行くなら、801路バスがおすすめです。
大連港ーフラマホテル前ー中山広場ー友好広場ー青泥窪橋ー人民広場ーオリンピック広場ー和平広場ー星海公園ー黒石礁ー水産学院
と、大連市内の見所を東西に結ぶルートを走っています。
http://bus.mapbar.com/dalian/dline/$8$0$18tl4uA8XC00e6mq4wd5jc9PY$-7W15aq00f
屋台街なら、黒石礁バス停
海を見に行くなら、水産学院バス停(終点) が最寄です。
写真のような、最新式の2階建てバスが使われてますので、端から端まで乗るだけでも楽しいですよ。
運賃は全区間で2元です。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ちぇんふ~さん 2009/06/23 01:32:51
- 黒石礁に私も行って来ました。
- あんいえさん
はじめまして。
先日、私も大連へ行って来ました。
行く前にあんいえさんの旅行記で取り上げている黒石礁に興味がり、
B級グルメや屋台が好きなので行って来ました。
狭い路地の両側に屋台が連なり、人とすれ違うのもやっとで、広大な中国で何もこんな狭い所で商売しなくてもと思うくらいでした。さらに土曜日の夕方で若い女子学生が大勢で屋台に群がって串刺しのおでんや骨付きの鶏肉をむさぼりついているのには圧倒されました。
毛蛋を目のあたりにしたら、残っている毛を見てしまって、手を出せませんでした。
帰って来てからあんいえさんの旅行記を読み返すと食べなった事を悔んでしまいます。
結局、食べたものは鶏の首、やきいも(日本のと違いべとべとしてました。)、鶏肉の唐揚げ。もっと食べたいのがありましたが、大賑わいの大混雑で、買うのも一苦労だったので。でも雰囲気は充分味わえました。
市販のガイドブックには黒石礁に関して観光地ではないので一切情報がありませんでしたので、あんいえさんに大変面白いところを紹介していただきありがとうございました。
地球の歩き方に大原街(夜市)となっていたので、行ってみたらこちらは、
生活必需品の雑貨を露天で売っているだけで、雰囲気もつまらなかったです。
- あんいえさん からの返信 2009/06/24 23:54:28
- RE: 黒石礁に私も行って来ました。
- ちぇんふ〜さん
はじめまして。
黒石礁を楽しんでいただけたようで、私もうれしいです。
本当にここは、狭くてごみごみした屋台街ですよね。私も、貴重品を持って行ったときは落ち着きませんでした。
でも、ポケットに数十元だけ入れて、地元の中高生に気持ちから混じってしまえば、お祭りの屋台のような賑わいが楽しめました。
ちぇんふ〜さんは、中国の他の都市でお気に入りの屋台街はありますか?
良かったら教えてください。
私は、西安の回民街が今のところ一番のお気に入りです。
朝昼夜とそれぞれ違った顔を持っていて、短い時間でしたが、安くて珍しくて美味しい食べ物に幾度となく巡り合うことができました。
あんいえ
-
- Komuさん 2009/05/09 23:22:42
- B級グルメと人々の姿を楽しめました
- あんいえさん、こんばんは。
アモイと大連の旅行記を拝見させていただきました。
安い食べ物もおいしく食べていて、
路線バスにも乗れて、
中国を満喫しているなって感じでいいですね。
特に大連の旅行記なんか、
ガイドブックでみている景色とは全然ちがって、
中国の古い街並み的なところが魅力的です。
というより、良く見ると大連、
食事関係の写真に集中しているのかも。
でも、現地の人の生活が見れて、本当にいいですね。
青島も、行く前は魅力は薄めですが、
少し日程に余裕をもって、
歩く時間を増やしたら、
現地の人々の海辺で楽しむ姿とかがみれてよかったです。
さすがに青島だけあって、どこへ行ってもビールが
調達できると言う感じもあり、
そこも良かったです。
ぜひとも、行ってみてください。
- あんいえさん からの返信 2009/05/11 22:36:14
- RE: B級グルメと人々の姿を楽しめました
- Komuさん
じっくり時間をかけて歩くのは、私も大好き。
短時間にせわしなく名所を何箇所もまわるより、お気に入りの場所でまったりするのが好きなんです。
青島ますます楽しみになってきました。
あんいえ流の青島の楽しみ方、いつかここに書き留めますね。
あんいえ
-
- 一歩人さん 2009/04/18 11:10:08
- たこ?焼きのお兄さんは、館ひろしさんみたいでかっこいいい
- あんいえさんへ
ふ、ふ、これは、ちょと似すぎてない!?
正蔵襲名パレードで石原軍団の応援を見て
裕次郎さんと先代の三平師匠との絆に
涙した一歩人です。
ちょっと衝動的だったことを反省しています。
まあ、いっか。
失礼しま〜す。
- あんいえさん からの返信 2009/04/19 12:06:04
- RE: たこ?焼きのお兄さんは、館ひろしさんみたいでかっこいいい
- 一歩人さん、こんにちわ。
舘ひろし?
うん、たしかにそんな感じの存在感ですね。
私が「写真撮ってもいいですか?」と聞いたら、
顔も上げずに写真の表情のまま「いいよぉ」と一言。
表紙の写真にはこのおじさんだ!
と思ったのでした。
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