2009/02/21 - 2009/02/28
78位(同エリア985件中)
noriさん
4度目の中国で、雲南省は2度目の訪問である。
雲南省は中国の西南部に位置し、少数民族が多く暮らしており
独特な文化と自然が沢山残っている素晴らしいエリアである・・
緯度的には日本よりも南にあり、暖かく、八重桜が満開!日中歩くと暑いくらい・・
今回は今を盛りの「羅平の菜の花畑」と「元陽の棚田」を満喫!いずれも世界的規模のスケールの大きい光景に驚きと感動を得た。
流石に中国ならではの風景で、とても日本では見られないもの・・
元陽の棚田は、少数民族のハニ族が400年の年月をかけて造り上げた最高傑作品!・・・
また、羅平では見渡す限りの黄色い絨毯・菜の花畑は凄い!の一語。
中国の国家戦略のひとつかと思わせる。全県、全山・・菜の花畑だ!
更に、2007年に世界遺産に登録されたカルスト地形の石柱群「石林」も見ることが出来た。
各地では少数民族の家庭を訪問したり、素朴な生活風景も垣間見た・・
何よりも、全日程好天気に恵まれた素晴らしい旅であった。
今回もまた新しい発見、新しい感動があった・・!
やはり旅は楽しい!
詳細は
http://yoshiokan.5.pro.tok2.com/
旅いつまでも・・★画像で見る旅行記を
参照ください。
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元陽の棚田では早朝の写真を撮るために早起きしたが、この羅平でも早朝の菜の花パノラマ写真を撮るために6:30の出発になった。この時刻はまだ暗くて懐中電灯が頼りである。特にカルスト地形の金鶏山が有名で霊儀寺の階段を登り、参拝料5元を払い、裏山の撮影スポットに行く。まだ暗いのに沢山の三脚が立ち並んでいるのに驚いた。元陽といい、羅平といい、写真愛好家が多いのに感心した・・
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金鶏山では菜の花を見るスポットが幾つかある。一番のお勧めは霊儀寺の裏山だが、登りがキツイ人には 麓にある小高い丘に登っても、菜の花の美しさを充分に堪能できる。適当な高さの小山があるので選ぶことができる。カルスト地形の独特な小山がポツンポツン立ち、それを黄色い花が取り囲んで咲いている風景も美しい。此処では養蜂も行われており、新鮮な蜂蜜を買うことも出来る。日本では珍しい半固形の白い蜂蜜が高級品である・・
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羅平は全県・全山菜の花畑! 黄色いジュータンの連続!凄いの一語!どこを見てもこんな風景が続く・・
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幸いにして毎日お天気がよく、暖かい日が続く。元陽の村の中を歩くと彼方此方にピンク色の桃の花や白い杏の花や畑には黄色い菜の花が咲いていて美しい。家の近くでは鶏や豚が飼育され、畑に出て土を耕したり、野菜を収穫したり、水牛を連れて田圃に出て仕事をしている人も見られ、長閑な光景が見られる。少数民族の女性は実によく働く・・・・。100年も200年も変わることなくこんな光景が続いているのだろうか・・
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この葉の花から採れる油が凄い!年生産量は3000万Kgという。中華料理には欠かせない油だが、この羅平の油は品質がよく全国的に有名だそうだ。政府が栽培を支援をして収穫したものは全量買い取るそうだ。農民は畑を耕して種を撒くだけ・・。少しずつ農民の賛同が得られて、今では全県が観光地として、菜種油の産油地として、極上の蜂蜜まで採れて一石5鳥くらいの効果が出ている・・
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羅平から石林に向かう途中、十万大山と聞いて山にでも登るのかと思ったが、そんな登るような山はない。ダラダラとした丘陵地帯だ・・。何処を見に行くのかと思ったが、その辺です!と言われて、ちょっと変だなと思ったが、十万大山というのはカルスト地形の小山が連なっている様を表現するそうだと分かった。道理でそれなら納得!小山と菜の花の写真は沢山撮った・・。時間があったので下の部落(ミヤオ族の村)まで行ってみようと思ったが思ったより遠くて途中で引き返した・・
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羅平で一番美しい菜の花畑が見られるという牛街の棚田(タニシの棚田)。この幾何学模様の菜の花畑は見た瞬間ドキッとした!どうなっているの!? ミステリーサークルを思い浮かべた。他の花畑では平面的に咲いているがこの牛街は立体的に、人工的に幾何学模様に表現されているのだ。しかも道路から眼下に見渡せるから凄い!素晴らしい光景であった・・
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これも牛街の風景・・綺麗!
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先週お祭りが開かれたというスタジアムに寄った。周囲はぐるり菜の花畑だ!スタンドの高い所から一望すると素晴らしい。まだ少し朝が早いので朝もやが掛かっている。周囲を歩いていると広場に2人乗りのモーターハングライダーが飛ぶ準備をしていた。おやおや!こんな所で飛べるのだろうかと思ったが・・そそくさと舞い上がって行った。上空から見る菜の花畑はどんなに美しいだろうなー・・飛んでみたい!
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何処の国に行っても子供は可愛い!何といっても表情がよい。無邪気で汚れを知らない瞳の輝きが素晴らしい。好奇心旺盛ですぐに近寄ってきて何かしゃべりたそうな顔をする。観光地で絵葉書を売っているのは小さい子供たちだ。学校へ行っているのだろうかと心配する・・。元陽の棚田ではゆで卵を売って歩いていた・・。一つ買ってポーズをとってもらったが瞬く間にカメラマンに取り囲まれた。卵子売りより写真のモデルの方がよさそう・・
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雲南省には沢山の少数民族が住んでいる。それぞれに独特な文化を持って生活している。一目見ただけでどの部族か判断できるように服装にも特徴がある。派手な衣装、地味な衣装、帽子の色や形まで違う。面白いのはサニ族の帽子で、上部両端に角が2本あれば、恋人も彼氏もいませんの表示、角が片方だけなら恋人がいますの意味、角がなければ既婚者を意味している・・。イ族でも結婚したら帽子が一回り大きくなると云うのもある。なかなか面白い・・
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「猛品の棚田風景」
元陽にはハニ族とイ族が多く住んでいる。この元陽が余りに有名なのは130平方キロの規模に及ぶ棚田の光景!今では中国全土、いや世界からカメラ愛好家たちが訪れる。ハニ族が400年(1000年以上とも云われている)の歳月を掛けて作り上げたと言われる芸術品。最高傑作品である。この棚田は、朝日に輝く水面、夕暮れ時に紅色に染まる風景、雲海の下に広がる景観・・のように、時間帯や見る角度、天気や季節によって様々な表情を見せてくれる。この素晴らしさは一見の価値あり・・。中でも猛品の棚田は展望台があり団体客が多く集まるスポットである。 -
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時間とともに棚田の表情・・太陽の反射による色具合が変化する.
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九龍瀑布の風景・・ 静かな川面に映っている!
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羅平の町から東北に約22kmの所にある九龍瀑布。中国6大瀑布の一つで、一番美しい瀑布と云われている。僅か4kmの長さの中に大小9つの滝が見られ、一番大きいものは神龍滝と云われ、高さ56m、幅114mで迫力がある。ケーブルカーで展望台に上がれば5-6個の滝が一望できる。丁度訪れた日は年に一度のプイ族のお祭り日で、出店や綺麗な民族衣装で着飾った人たちで賑わっていた・・
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「多依樹の棚田風景」 朝日パノラマ・・
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多依樹の棚田! 朝6時過ぎには1000人以上のカメラ愛好者が並んでいる! 凄い!凄い! みんないいカメラを持っている!
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猛品より反対側の道を東側に行った所に多依樹の棚田がある。ここは朝日の撮影スポットとして多くのカメラ愛好家が集まってくる。朝日に輝く棚田撮影の絶好の場所である。夜明け前から多くの三脚が立ち並ぶ。展望台から幅5km四方のエリアが見渡せ、山裾に沿って典型的な階段状の棚田が広がっている。何故か入場にはパスポートチェックと入場料が必要であった・・
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ここは特に展望台が設けられていないが、何時しか誰かが撮影ポイントして踏み固めたのであろう・・ブッシュの間から棚田を見ることが出来る。ここも青口と同じく、規模は大きくはないが目の前に棚田が開けているのでよい。特に夕暮れ時には水面が紅色に染まって美しい表情が見られる・・
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元陽では、猛品の棚田、多依樹の棚田、ば達の棚田が有名であるがこの他にも沢山の見るところがある。青口の棚田や全福庄の棚田、老モウの棚田、老虎嘴の棚田・・など道路に近い場所での棚田は上記3つの棚田とは違った迫力がある。朝日や夕日時だけでなく、日中でも道沿いに歩いて見るのも面白い・・
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棚田が黄金色に染まり、光輝きながら動いていくさまはまるで生き物が動いているようだ!こんな光景は素晴らしい! ただ棚田の風景を見るだけではない!
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「ば達の棚田風景」
元陽の棚田の最も雄大な景観が楽しめる所である。多依樹へ行く道路沿いから歩いて約200m進むと、断崖絶壁の上に展望台が設けられている。眼下に広がる雄大な棚田に思わず唸る!特に幅約3km、長さ約5km、高低差約300mの棚田が広がる山の向こうに沈む夕日の撮影スポットである。ここにも多くのカメラ愛好家が集まる。向こうの山の中腹には点在する部族の集落が見られる・・ -
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世界遺産・石林で見た八重桜 美しい!日本よりも早い時期に満開となる。
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少数民族・イ族の村で見た微笑ましい親子の情景!
母親の愛情がよく出ている・・ -
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昆明から南東へ約100kmの位置にある。2007年に世界遺産に登録されたカルスト地形の石柱群で、石山が森林のようなので「石林」と名が付けられた。総面積が1000平方キロと言うから凄い。この地帯は約2億7000万年前は海底にあったが、地殻変動により隆起して石灰質の岩面が地表に露出し、その後の風雨による侵食や地震などにより岩山が削られて今のような状態になった。鋭い岩が天に伸び、「天造奇観」と云われ独特な光景を呈している。観光客は10,000人/日と云われ凄い人だ・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- eguchiyoukoさん 2009/06/16 12:28:13
- 黄色い絨毯!
- はじめまして。
キレイすぎます、黄色い絨毯!
菜の花の季節は2月の下旬なんですね。
どのくらいの期間咲いているのかご存知ですか?
ワタシも是非じかで観てみたい・・・
オレンジ色の棚田も圧巻です。
俄然、行く気になりました、ありがとうございました。
- noriさん からの返信 2009/06/16 14:13:07
- RE: 黄色い絨毯!
- eguchiさん こんにちは!
訪問、書き込みありがとうございました。
素晴らしい菜の花畑でしょう!
国内ではこれだけのものは中々見る事が出来ません。
花の咲く時期はその年の気温によって多少ずれはあるかも知れませんが
2−3月いっぱいでしょう・・。1−2ヶ月が旬でしょう。
後は菜種油としての収穫が始まります。
この時期を逃さないことが大切です。
元陽の棚田もほぼ同じ時期がタイミング的にはいいのではないでしょうかこちらもその日のお天気によって左右されますので2−3日いればよいチャンスに合えるでしょう。
是非 現地でご覧になってください。写真以上に素晴らしいですよ。
noriさん
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