2009/02/27 - 2009/03/20
3438位(同エリア3823件中)
xxtommyxxさん
- xxtommyxxさんTOP
- 旅行記14冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 20,952アクセス
- フォロワー0人
スリランカ3週間の旅。。。
テンション低めの旅の始まりだったが、3週間後はどうなってるか???
おいしい紅茶にはめぐり会えるだろうか。。。
-
ミャンマーに行こうと思っていたが、ビザが取れなかったので諦め次の候補地を考える。。。
しかしタイでダラダラしてしまうと根がはったように動くのが嫌になってしまう。。。
それほどタイが居心地のよい場所と言うことなのだが・・・
しかしビザなしで入国すると空路の場合タイは1ヶ月しか居れず(陸路で入国の場合は15日間)、その期限も迫ってきたのでこの辺りで行ってない国を考えると1ヶ所あった。。。
カレーと紅茶の国・・・そうスリランカ。。。
行くしかないかぁ〜と思いガイドブックを買って見るが、どうもテンションが上がらない・・・
タイでのダラダラ生活のため旅モードにシフトチェンジができない・・・
もういっそのこと日本へ帰るかとも思ったが友人たちからのメールに今年の花粉はきついとのメッセージに代理店に行きスリランカはコロンボ行きのチケットを買った。。。
スリランカはノービザで30日まで滞在できるが、それほど大きな国でもないので3週間で回るようにした。。。
もちろんバンコクの往復チケットなので3週間後にはまたバンコクでダラダラ生活が味わえる。。。
しかし今まで何度もタイの空港に行ったが、空港に行く=タイの出国なので、空港に行く時は物悲しく淋しい気持ちになってしまう。。。
今回など3週間で戻ってくるのでいいが、日本に帰国のときなど次いつこの地に来れるかと思うと涙さえ出そうになってしまうほどだ・・・ -
バンコクの出発時間は22時でコロンボ到着が深夜0時・・・
コロンボの空港は市内から35kmも離れていてバスで1時間から1時間半かかる。。。
深夜0時に着いてもそこから市内に行って宿を探すのはちょっと厳しい。。。
もちろんホテルを予約してタクシーで行けば何の問題もないが、それにはそれなりのお金がかかってしまう・・・
やっぱり大きな問題だということで、選択肢はただ1つ一晩空港ロビーで待機、それしかなかった。。。
コロンボ空港はそれほど大きくなくこじんまりとしていたが、運よく24時間空港だったので追い出されることなく到着ロビーで過ごすことができた。。。
ロビーのイスは手すりがついていて横になることはできず、隅のほうに1つだけ長いすがあった。。。
かなり汚かったが横になって寝れるだけましかと思って横になっていると何か身体中が痒くなってきて寝ることもできず、結局手すりのあるイスへと戻って、寝たり起きたりしていたら朝になっていた。。。 -
空港から直接コロンボ市内に行くバスがあると思っていたら、ないのか本数が少ないのかバス停近くに土嚢が積んでありマシンガンを持ったレンジャーのにーちゃんにバスターミナルへ行けと教えられた。。。
スリランカは島国でよその国が襲ってくることはほとんどないが、昔から民族紛争が激しく内戦やテロが止まないので空港近くなどはかなり警備が厳重にしてあった。。。
近くのバスターミナルまでは無料のシャトルバスがあったのでそれに乗ってバスターミナルへ行き市内へと向かった。。。
9時ごろコロンボフォート駅(中央駅)に着いた。。。
コロンボはスリランカの首都ではないが(首都はスリー・ジャヤワルダナプラ)、商業・経済の中心地で一番大きな街なので数日過ごそうかと思ったが、コロンボは帰りも寄るので今見なくてもと古都キャンディーへ向かうことにした。。。
コロンボからは列車もバスもあったが列車は2等でもエアコンがなく1等はバカ高いので、2等と同じぐらいの値段でエアコンバスに乗れるのでバスで向かうことにしてバスターミナルへ行くとちょうどキャンディー行きが出発するところで飛び乗ることができた。。。
若干まだ旅のテンションは上がってないが、3週間のスリランカの旅は何が見れるのだろうか??? -
コロンボから古都キャンディーまでは距離にして116kmでバスでも列車でも3〜3.5時間かかる。。。
一晩明かした空港から朝コロンボ市内に行き、そのままバスターミナルから9:40発のキャンディー行きに飛び乗った。。。
ちょっと高かったが奮発してエアコンバスにしたので快適に車窓を眺めながら午後の1時にキャンディーに到着した。。。
エアコンで少し冷えた身体は一歩バスの外に出ると身体中の液体が沸点に達しようかと思うぐらいにキャンディーは暑かった・・・
暑いと背負うバックパックもいつもより重く感じ背中は一気に汗でグチョグチョに・・・
新しい場所について一番にすることは決まっている。。。
宿探しだ。。。
貧乏旅行者の俺はできるだけ安い宿をいつも求めている。。。
基本はドミトリー(相部屋)があればドミトリーに泊まることが多い。。。
安いのはもちろんだが、1人旅なので話し相手や情報交換を求めて好んで泊った。。。
キャンディーにはYMCAがあり、そこにドミトリーがあった。。。
バスターミナルから15分ぐらい歩いたところにあるYMCAはガイドブックに「外観は少し古びているが、内装はメンテナンスが施されている。」と紹介されてた。。。
確かに外観はちょっと古びていた。。。
チェックイン後連れて行かれたドミトリーを見て唖然とさせられた・・・
そこは鉄格子があれば完全に監獄だった・・・
コンクリートの部屋に99%ダニや南京虫が住みついてるマットが置いてあり、もう数ヶ月は変えてない穴の開いたシミだらけのシーツがひいてあるだけだった・・・
入ったことはないが絶対日本の留置所のほうが快適だと思えるほどの粗末なところだった・・・
トイレとシャワーは部屋の外にあり、電気は暗くシャワー室には脱いだものを置くスペースさえなかった・・・
今までいろいろなところに泊まってきたが、ここは最低の最低ランクの宿だった・・・
失敗したことにチェックインして1泊分の宿代を払っていた・・・
チェックインする前に部屋のチェックをしておくべきだった・・・
YMCAということで最低限の設備は整っていると思ってチェックを怠ってしまった。。。
今日はここに泊まらなければいけないのか・・・
普段ならまだしも、昨日も空港でほとんど寝てなく、身体も疲れきっているなか今日この宿でこの部屋はやっぱり耐えられなかった。。。
レセプションに行きキャンセルしたいと言ってみた。。。
もうレシートを切ったからキャンセルはできない。。。
気に入らなければ明日違う宿に移れとごもっともなことを言われる・・・
しかしこっちも1泊もしたくなかったのでキャンセルしたいと言い張った。。。
何が気に入らないと言われ、思い切って「この宿すべてだ」と言うと、さすがに怒って払ったお金をたたき返された・・・
YMCAには悪いことをしたがキャンセルでき別の宿へと移った。。。
移った宿はシングルで600円とさっきのドミトリーの3倍もしたが、部屋は広く清潔でバストイレも付いていて快適そうだったのでチェックインした。。。
宿も決まりホッとしてベットに横になると気を失うように眠っていた・・・
写真:仏歯寺の八角堂 -
古都キャンディーは1505年から1815年までシンハラ王朝が都を置き繁栄を保っていた。。。
しかしインドを制覇していたイギリスがスリランカにも勢力を伸ばしシンハラ王朝とキャンディーは滅亡させられた・・・
300年以上都のあった場所だけにキャンディーの町は大きかった。。。
コロンボもそうだが大きい町にはやっぱり車も多い・・・
スリランカの車もボロ車が多くインドや日本の中古車が占めている・・・
排気ガスは真っ黒で悪い成分もいっぱい出てるのだろう、日中は立ちくらみするほど暑いのに加えてこの排気ガスで久しぶりに倒れそうなぐらいの頭痛に襲われた・・・
写真:祈る女子高生 -
キャンディーの一番の観光名所は仏歯寺になる。。。
仏歯寺とは読んで字の如し仏(仏陀)の歯のある寺。。。
仏教徒であったシンハラ人たちにとって仏陀の歯を安置しているこの寺は民族最高の象徴だったようだ。。。
この歯は仏陀の左の犬歯で紀元前543年にインドで仏陀を火葬したした際、その中からやっと手に入れたものらしい・・・
いつものように疑い深い俺は本当か???と思ってしまうが信じるものは救われる、信じるものは美しいということで、深く詮索はしない・・・
普段仏歯は七重にもなった宝石のちりばめられた箱に保管されていて見ることはできず、年に1度夏に開かれるヘラヘラ祭りの時に仏歯の入った仏舎利が、華麗な衣装を着飾ったゾウの背中に載せられ町中を練り歩くらしい。。。
ゾウが練り歩きその後を伝統的な音楽や舞踊を踊る人たちの行列が広げられ、2週間続くこの祭りがキャンディーがキャンディーでい続けるアイデンティティーのような役割を果たしているようだ。。。
写真:仏歯の保管されている御堂 -
シーギリヤ伝説
「私は息子に殺された・・・」
5世紀後半アヌラーダプラを統治していたダートゥセーナ王には2人の息子がいた。。。
2人は腹違いの兄弟だった。。。
長男のカーシャパの母親は平民の血筋で、弟の母親は王家の血筋だった。。。
そのため兄は弟に王位継承権を奪われるのではないかと内心いつも不安に思っていた。。。
その思いがある日狂気となり父親を監禁して王位を剥奪してしまった・・・
弟は兄の卑劣な行為に憎しみを覚えながらもインドへと亡命せざるを得なかった。。。
長男は父親に対し「すべての財産を出せ」と言った。。。
父親はそんな悲しい息子を自分が作った貯水池に連れて行き、「これがすべてだ」と言い放った。。。
激怒した長男は家臣に命じ父親を殺させてしまった・・・
それからというもの長男の怯えた日々が始まった・・・
それは父親を殺した後悔の念か弟の復讐を恐れた為か・・・
長男はアヌラーダプラを捨て6−70km離れたシーギリヤの切り立った岩山に王宮を建て始めた。。。
それはまさに狂気を逸した行動だった。。。
7年後ようやく王宮が完成し、そこにその頂上に玉座を置いた。。。
それから11年の歳月が流れ、とうとう長男が恐れていた弟がインドから軍を引き連れ戦いを挑みに戻ってきた。。。
戦いも終盤に入ったとき長男の乗ったゾウが突如現れた沼に足を取られ、軍の統制が乱れ後退してしまった・・・
戦いに敗れた兄は自ら短刀で喉をかき切り命を絶ったのであった。。。 -
その後シーギリヤは歴史の闇へと消えていき、1875年イギリス人によって白日の下にさらされた。。。
それは偶然でもあった。。。
岩山を双眼鏡で眺めていると目を奪うような鮮やかな色彩が写った。。。
それが今日スリランカを代表する壁画「シーギリヤ・レディー」だった。。。
岩山の中腹に18人の美女の姿が見られる。。。
王宮があった当時は500人ぐらいの美女が描かれてたようだが、侵食や剥がされたりという被害にあい今は18人しか見られない・・・
しかしその18人は昨日にでも描かれたのではないかと思うぐらいの鮮やかな色彩で見るものの心を完全に奪ってしまう。。。
この美女が何ものかは未だに謎のままだが、長男が殺した父親の霊を鎮めるために描かれたようだ。。。 -
195mの断崖の岩山の頂上に王宮を建て、360度ジャングルの中その玉座に座り長男は一体何を見たのだろうか???
生涯父親を殺したという後悔の念に苛まれながら生き続けたのだろう。。。
きっと小心者で孤独だったからこそ、こんな繊細な色鮮やかな美女たちを描けたのかもしれない。。。
シーギリヤ・ロックの頂上で遠くを眺めている長男カーシャパの姿が1400年経った今も見えそうで・・・ -
シーギリヤから一旦キャンディーに戻り、次の目的地ヌワラ・エリアを目指す。。。
ヌワラ・エリアはスリランカでも最大級の紅茶の産地だ。。。
スリランカ=紅茶の本拠地に乗り込むことになる。。。
キャンディーからバスで2時間半ぐらいの距離にあり、進むにつれ標高が上がり途中から一面の茶畑が視界に広がってくる。。。
キャンディーは標高300mぐらいで、ヌワラ・エリアは1800mあり、キャンディーでは日中35度以上あったが、さすがに1500mも上がると涼しく紅茶の産地は避暑地でもあった。。。
朝夕は寒いぐらいで久しぶりに長袖は出し、寝る時は毛布を使う。。。
ホットシャワーがないとつらく、しかしホットシャワーの部屋は値段を高く設定され痛い出費となったが、そのホットシャワーもホットじゃなくぬるま湯だったのには二重のショックだった・・・ -
さすがに年中暖かいこの国ではほぼ年中茶摘みが行われているようで、あちこちで茶摘み風景が見られた。。。
おばちゃんたちが大きな袋を頭に付け、すばやく葉を摘み袋に入れていく。。。
茶畑は山の斜面に面して作られてるので、結構な重労働だろう。。。
夕方3時半に一日の仕事を終え、いっぱいなった袋の重さを量り、その日の収入になる。。。
きっと重労働の割には報われない報酬だろうが、皆笑顔で楽しそうに仕事をしていた様子を見ると、収入なんて多いことに超したことはないが、仲間とぺちゃくちゃしゃべりながら自分のペースでやる仕事も楽しいのではないかと思えてきた。。。
日本なら仕事中は私語厳禁とか、手が止まってるぞ、さっさと手を動かせとかうるさく言われそうだが・・・
仕事中のおばちゃんたちにカメラを向けても嫌がることなく撮らせてくるし、遠くのほうからもこっちに来て撮れと言われる。。。
しかしその後にマネーやボンボン(お菓子)と連呼されるのにはちょっと残念だった・・・
おばちゃんたちもくれないなら撮らせないとかではなく、とりあえず言ってみるって感じだが、欧米人の観光客とかが渡してきたので、おばちゃんたちも言えばくれるかもという習慣になってしまったのだろう・・・ -
茶畑の近くには精製工場もあり世界的に有名なブランドの紅茶も作られているようだが、日本人にはもっと身近な紅茶の代名詞ともなった???あのキリンから発売されている「午後の紅茶」の茶葉はここのものが使用されているようだ。。。
もちろんすべてではないだろうけど・・・
日本にいてて今まで「午後の紅茶」を一度も飲んだことがないという人は少ないのではないか???
スリランカなんて普段あまり耳にすることのない国の1つかも知れないけど、けっこう身近なところで「午後の紅茶」を通してスリランカとつながっていたとは、何かおもしろい感じはしませんか???
せっかくなので久しぶりにコンビニに寄って昼下がりにでも「午後の紅茶」は如何ですか???
個人的にはロイヤルミルクティーがお勧めです。。。
キリンのまわし者ではないけど・・・ -
スリランカには聖地と崇められた山がある。。。
スリー・パーダ(アダムス・ピーク)だ。。。
標高は2238mで11月の満月の日から5月の満月の日まで巡礼者や旅行者は山頂を目指す。。。
スリランカでは満月は特別な日と考えられているのか、ポヤ・デーといって毎月祝日になっている。。。
11月から5月の満月の中でも3月の満月の日が一番巡礼者が多いようだ。。。
今年は3月10日でちょうど日程も合ったのでスリー・パーダに行くことに。。。
なぜここが聖地になってるか???
スリー・パーダの山頂に足跡があって、仏教徒はブッタのものと、ヒンドゥー教徒はシヴァ神のもとの、イスラム教とキリスト教はアダムが楽園を追放されて地上に降りた時のものと信じているようだ・・・
だからすべての宗教の聖地となっていて、みんな仲良く頂上を目指して登る。。。
きっと頂上ではこれはブッタのものだとか、シヴァ神だなんて言い合って喧嘩したりせず、それぞれが心の中で意中の人のものと信じ、祈っているのでしょう。。。 -
スリー・パーダの麓の町はナラタニアといった。。。
ここにきてスリランカで初めて雨にあった・・・
バスに乗ってる間から降り始めた雨は降りると同時に激しくなり、ずぶ濡れになりながらの宿探し・・・
それでも値段が気に入らない、部屋が気に入らないと何軒か見て回る。。。
やっと宿に荷物を置いたときにはシャワーを浴びたような状態になっていた・・・
スリー・パーダへは御来光を拝みに行くので、夜中の出発になるので少し昼寝して体調を整えておく。。。
雨は7時ぐらいまで降り続いていたが止むと徐々に雲も流れていった。。。
夜の10時ごろにはまん丸の満月お月様が煌々と輝いていた。。。
山頂はきっと寒いのでありったけの服と少しの食料と水とカメラをカバンに押し込み、深夜の2時半に頂上に向かって歩き始めた。。。
山頂までは電気が引かれていて山道にはところどころ外灯があり、道を間違えることも道を踏み外すこともないようになっている。。。
途中には何ヶ所か休憩所もあり軽食や水や紅茶やコーヒーなどが飲めたが、ただ山頂にいくにしたがって値段も高くなっているようだ・・・
最初はペースがわからず早めに歩いていると全身汗だくになり一気に疲れが・・・
あ〜もう若くはないんだぁ〜とスリランカの聖地で改めて実感させられた・・・
ペースを落としゆっくり歩き始める。。。
山頂は見えているがまだまだ遠い・・・
全員が御来光見ることが目的でなく、下山してきている人たちも少なくない。。。
山頂に登ることが目的できっとありがたい足跡を拝んできたのだろう。。。
みんな日本人が珍しいのか声をかけてきてくれるが、初めのほうは返答してたけれど、段々そんな余裕もなくなり声をかけてくるのがうっとうしくさえ思えてきた・・・
登り始めて2時間半後の5時にようやく登頂できた。。。
山頂にはかなりの人たちがその時を待っていた。。。
全身汗だくなのでとりあえず持ってきた服を全部着こんで、スペースを見つけ座って待つ。。。
待つこと1時間15分。。。
地平線の山の向こうから御来光が・・・
光り輝いた太陽が昇ってきた。。。
あ〜この瞬間・・・来てよかった!!! -
シンハラ語の詩。。。
‘Saman Saman’「サマン・サマン(神の名前)」
君の祈りとともに、我らを導きたまえ
我らは祝福をもって登る
この多くの人々ともに、我らは神、サマン・サマンを
崇拝する
スリー・パーダに夜明けが再び訪れる
我らは神に祈る
この丘(山)を歌い、登ることを
ああ、太陽よ
(ガイドブック引用) -
そろそろスリランカの旅も終盤を残すのみになってきた。。。
テンション低く始まった旅も結局最後までそれほどテンションの上がらない旅となってしまったが、最後はビーチでのんびりプランを残しておいた。。。
山の次は海!!!
どちらかというと俺は海のほうが好きだ。。。
コロンボから南へバスで3時間走るとゴールという町に着いた。。。
ゴールはスリランカ南部の最大の町になる。。。
城壁に囲まれたフォートと呼ばれる旧市街は世界遺産にも登録されている。。。
しかしこれと言った見所もない・・・
それに何といってもゴールにはビーチがなかった・・・
せっかく海沿いに着たのにビーチがないのはいただけない。。。
1泊だけして旧市街を散策して、ビーチのある町へと移動した。。。
ゴールを中心に北にも南にも大小いくつかのビーチがある。。。
北へバスで30分ほど行くとヒッカドゥワというでかいビーチがあり、ここはスリランカで1番のリゾート地だ。。。
スリランカで最初のサーフショップもこのビーチで生まれたようで、サーファーには人気のスポットらしい。。。
俺はサーフィンもしたことないし、ちょっとビーチがでかすぎたので、もっとこじんまりしたビーチを求めゴールより南へ。。。
ゴールより南へバスで15分行くとウナワトゥナビーチに出た。。。
ここはビーチも海もきれいでこんじまりしてたので、このビーチに滞在することにした。。。
せっかくのリゾート地だし、お金もちょっと余っているのでいつもよりほんのちょっと豪華な宿にしようとウキウキ気分で宿探し。。。
でもさすがリゾート地だけあって、こっちの予想のはるか上を行く宿ばっかりだった・・・
こっちの豪華というのは所詮宿代1000円程度のところだ。。。
でも1000円でバスタブ付きでホットシャワーで冷蔵庫まである宿が見つかった!!!
でもいつもの癖で「高いよ、1泊800円にして」と値切ってしまう。。。
この部屋はまけられないと言われ、予算ギリのところではあったが「じゃいいよ」と出てしまう・・・
結局落ち着く先はいつもと同じ500円の水シャワーの宿・・・
でもやけにこういう宿は落ち着いてしまうんだよなぁ〜
それにとっても暑いので水シャワーで十分だった。。。 -
覚えているだろうか2004年の12月に起こったインド洋スマトラ島沖地震を。。。
ゴールを中心にこの辺りのビーチも大津波に襲われ甚大な被害がもたらされた。。。
死者も数多く出たようで、この辺りの人たちにとっては、まだそう遠い過去のことじゃないような感じだ。。。
町自体はかなり復興され大きな爪跡はないが、親・兄弟・友達を亡くしたという心の爪跡はまだまだ癒えてはいないみたいだ・・・
国道沿いには津波のときの避難場所を示した看板が立てられていた。。。
活用されないことに越したことはないが、もしまた大津波が着たらこの看板のおかげでみんな避難できたらいいが。。。 -
南のほうで伝統漁法とも言える独特の釣りがあった。。。
ストルト・フィッシングと言って海の中に杭を1本さしそれにつかまり魚を釣る。。。
メインは小魚だがけっこうおもしろいように釣れていた。。。
でも本当は底引きか何かで漁をしたほうがよりたくさんの魚を捕獲できるかもしれないが、たぶんそれでは魚を取りすぎてしまって、魚がいなくなってしまうのだろう。。。
いるときにいるぶんだけ釣る。。。
シンプルでとても賢い漁だと思った。。。
だからたぶん何百年前からこの方法で釣りが行われていて、未だに釣りができているのであろう。。。
写真を撮ってるとおばちゃんがやって来て、釣りをしてるのは私の家族だから写真を撮るなら金をよこしなと言ってくる。。。
面倒臭いなぁ〜と思いながらも無視・・・
そうしてると釣りをしてるやつらも金払えと言ってくる・・・
無視して数枚撮る。。。
にーちゃんやねーちゃんまで絡んでくる・・・
ややこしいなぁ〜と思いながらも、お金は払わないとこっちも一点張り。。。
20分ぐらい揉めてるとおばちゃんも根負けしたのか撮っていいよと言ってくれた。。。
しかし後になってちょっと考えてみた・・・
たまに自然の風景を撮ってて、ここは俺の場所だと金を請求してくる輩がいる。。。
これは本当の輩でどうしようもないやつだ・・・
でも今回は自然の風景ではなく人を撮ってた。。。
撮られてる人が撮るなら金よこせというのは肖像権から言えば当然の権利か???
写真を撮って金を払わない俺のほうが輩か???
まぁおばちゃんや釣りをしてる人たちは肖像権とか関係なく、観光客が写真と撮るとき金を請求したら貰えるぞぐらいにか思ってないだろうけど・・・
写真を撮るのも難しい・・・
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
スリランカ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
スリランカ の人気ホテル
スリランカで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スリランカ最安
579円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
18