トレドで少し迷う

2009/01/17 - 2009/01/17

マドリードから手軽な1日散歩ができるトレド。さほど期待はしていなかったけれど、歩いてみると案外とおもしろい街だった。迷うにはぴったりで、フェズと同じ雰囲気もあった。

エリア トレド(スペイン)

トレドへは、アトーチャ駅からAvantで30分くらい。ノンストップの特急みたいなものだ。駅でチケットを買い、ふと表示板を見て驚いた。AVEがバルセロナやマラガにまで延びている。ホームに行けば、むかしはTGVベースの車両だけだったのに、いまではICEベースの車両も増え、ちょっと恰好が悪いTalgo350もいる。この1年あまりで駅もずいぶん変わっていた。

で、これがマドリーとトレドとを結んでいるAvant。4両編成でオール指定席みたい。なかなか快適な列車だった。トレドは終着駅だから、列車内もほとんどが観光客という感じだった。

トレドの旧市街は、駅からちょっと離れている。15分くらい歩くとアルカンダラ橋にたどり着く。旧市街のなかまでバスでも行けるけれど、さほど遠くないし、のんびり歩いて行くのがいいんじゃないかな。

旧市街の目印のひとつになっているアルカサル。改修中だったようで、中には入れなかったが、なかなかご立派なお城。

トレドの街は、エル・グレコの家とか、いろいろ観光ポイントもあるのだけれど、じつはこうした迷路に迷うのが楽しい観光地で、その意味ではフェズなんかと似ていたりする。ちょっと横道にそれると、すぐに場所が分からなくなり、それが楽しかったりもする。

カテドラルもそんな迷路の先にあった。スペイン・カソリックの総本山といわれる大聖堂は、壮大な規模の堂宇もすごいけれど、繊細な彫刻も印象に残る。カメラチェックをしている職員の数も並みではなかった。

街で目立ったのが、このソコトレン。まぁバスと電車の合いの子みたいなものだけれど、これがトレドの旧市街の要所を効率よく回っていて、観光客を満載して走っていた。これは乗ってみても良かったかも…。

旧市街から新市街のほうを眺める。新しい街並みも、いかにもスペイン風でいい感じの眺めが広がっている。個人的には、個々の観光地より、こういう風景に癒されるのがトレドのような気がする。

ビサグラ新門を見たら、なんか影がいい風景をつくっていた。なんかいい感じ〜

トレドからの帰りにアトーチャ駅で、こんなものを見つけた。？？？よく分からない。なんだろうか？？？