【工事中】正月のハンガリー

2009/01/02 - 2009/01/04

オーストリアから３時間のバスの旅。あっという間にハンガリー到着。国境でのパスポートチェック、復路のみ。

その昔、ハンガリー語を学ぶ学生の端くれだった私。
そういえば、ストックホルムの本屋で聞こえてきた母と幼子が交わす懐かしいハンガリー語に、思わず声を掛けてしまったっけ。
やっと叶ったハンガリー訪問。（ついでだけど。）

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

ウィーンからのバス、ブダペストNepligetバスターミナルに夜10時頃到着。

ここから地下鉄で、本日のお宿マリオットの最寄駅まではあと一息だ。
電車内は、申し訳程度の灯りのみで異様に暗い。他の乗客が皆危険人物に見える。
Deak Ferenc ter駅で乗り換え。が、ここの改札でうっかり刻印を忘れた私は運悪くジャイアンみたいな検札員に捕まり、罰金6,000Ft（フォリント）の洗礼を受ける。
真っ暗な地下鉄構内、怖くて素直に払っちゃったけどあれってボラれたんじゃなかろうか･･･後で調べたら6,000Ftという金額は規定で決まっているみたい。
その後の滞在中、検札員に切符をチェックされることすら一度としてなかった。運がいいのか悪いのか。
で、マリオットの広々としたツインルームを独り占め！正月くらいは贅沢しようと奮発したのだ。
大きな窓からは対岸の王宮が見える。

「ドナウの真珠と謳われる夜景をつまみに一杯。」
これそ男の背中。

翌朝の朝食バイキングは凄かった。品数が多い上に美味しい。この豪華さは上海のホリデーイン以来だった。昼食代を浮かすためにも盛大に平らげた。

調子に乗って食べ過ぎたので、しばしホテルの部屋でゴロゴロして胃を援護する。丑年の正月としては正しい過ごし方である。

国会議事堂。
ここへ来たのはガイドブックに書いてあった見学ツアーへの参加が目的だ。
近くで見るより、ドナウ川を挟んで対岸のブダ地区から風景として見るのが断然良い。
と言いつつ間近で見ても、その姿は貴婦人のよう。レースのヴェールを被ったような細やかな細工、私が一番好きなのは屋根の、何色とも言えない色合いだ。

英語はじめ何ヶ国語かのガイドで国会議事堂内が見学できる。というかここに入るにはそれしか方法がない。
10時開始のツアーに参加しようと30分前に行くと長い行列が出来ている。「チケットを先に買え」的なことが書かれているプラカードを持っている人に聞くと「あの"X"の窓口で買うんだ」。見ると道を隔てた向こう側に"X"と書かれた扉。
間に合わんし！と慌てに慌てて柵をまたぎ道を横切ろうとするも警備員に捕まる格好悪い私。。。
何と、これはツアー開始を待つ人々ではなく、チケット買うだけですんごい行列の人々なのでした。

国立民俗博物館。
大人しく列に並んで正午スタートのチケットが買えた。1時間半程時間が空くので、都合よく向かいにあったこの博物館を鑑賞する。
「民俗」という言葉にゾクゾクするのは私だけでしょうか。
午前中ということもあってか館内は静まり返っている。

民博らしく、可愛い民族衣装たちがお出迎え。
民族衣装大好き♪（特に刺繍もの）
２階のミュージアムショップはこじんまりとしているが、掘り出し物を発見したので是非覗くべし。
ハンドクラフトのピアス、約1,000円。学生さんの作品だそうだ。
お互い誰だか知らない作り手と私を繋ぐ、小さな刺繍のてんとう虫。何だか嬉しい。

そうこうしているうちに、正午になったので国会議事堂正面に集合しツアーの始まり始まり。
英語ガイドの言うことは半分も分かっていない。だけどガイドがイケメンだということは分かる。

天井･･･

ハンガリー名物料理「グヤーシュ」。
トマトとパプリカのシチュー（スープ）みたいなものです。
しかしつぼ焼き風は初めてみたぞ。
しかもバジルきかせすぎやで。
これ、ほんとにグヤーシュで合ってんのかねぇ･･･

グンデル・パラチンタという名の有名なデザートがある。これはハンガリーきっての高級店「グンデル」で出されているパラチンタ（クレープのようなもの）である。
もちろん私は「グンデル」などには行けない。従ってどこの店にもあるグンデル「風」をいただく。クレープの中と外に散りばめられた香ばしい粒（胡桃らしい）、そこにダークチョコソースがかかっている。ほんのりブランデー風味。
偽モンでも美味しかった。

この旅行記へのコメント （3）

• Michyさん 2009/05/15 19:01:33

  チェブラーシカ！

  しろくろさん、はじめまして！
  
  旅行記を拝見していたら、
  あ、なんとチェブラーシカ！　ハンガリーまで一緒に旅行できるなんて
  いいなぁ〜。
  それにしても後姿がなんとも愛らしい…。
  
  民族衣装、素敵ですね。
  以前ヨーロッパのアンティックマーケットで、とっても凝った
  ハンガリー刺繍のスカートを買ったことを想い出しました。
  刺繍とかレースとか民族衣装っていいですよね…。
  
  またお邪魔しま〜す！
  
  
  Michy

  しろくろさん からの返信 2009/05/19 16:35:32

  ありがとうございます〜〜

  Michyさま、
  
  こんにちは。
  はじめまして、しろくろです。
  ご訪問とメッセージ戴けまして、どうもありがとうございます♪
  
  Michyさんもチェブお好きですか！
  私のはロシアで買った子なのに寒冷地は苦手なようでして。
  でもそんな困り顔も可愛いもんです。
  
  ヨーロッパ、特に中・東欧の民族衣装は本当に魅力的だと感じます。
  あのハンガリーの民俗博物館では民族衣装の着付けビデオをずっと流しているのですが、思わず１時間も見入ってしまい、館員に大変怪しまれました。
  
  Michyさんの旅行記も素敵なのでじっくり読みたい気分です。
  ちょいちょいお邪魔させていただきます！
  
  しろくろ
  

  Michyさん からの返信 2009/05/20 08:52:37

  困り顔が好きなんです！

  しろくろさん、お返事ありがとうございました。
  
  > Michyさんもチェブお好きですか！
  > 私のはロシアで買った子なのに寒冷地は苦手なようでして。
  > でもそんな困り顔も可愛いもんです。
  
  そうなんです、チェブラーシカ大好きなんです（＾。＾）
  なんとロシアで買った子とは！出身地ではないですか。
  私もあの眉の具合、困った表情が可愛くて見ていて
  なんともいえず癒されて大好きです。
  >
  > ヨーロッパ、特に中・東欧の民族衣装は本当に魅力的だと感じます。
  > あのハンガリーの民俗博物館では民族衣装の着付けビデオをずっと流しているのですが、思わず１時間も見入ってしまい、館員に大変怪しまれました。
  
  わかります〜！
  ハンガリーとかブルガリアとかお祭りや踊り（フォークダンスみたいな？）衣装とか素敵ですよね。　着付け、是非見てみたいものです。
  それにこっそり自分でも着てみたいです、ははは（＾。＾；）＞
  
  >
  > Michyさんの旅行記も素敵なのでじっくり読みたい気分です。
  > ちょいちょいお邪魔させていただきます！
  >
  こちらこそ、よろしくお願いします。
  しろくろさんはイランやウズベキスタンなど興味深い場所へ行ってらっしゃるので、またゆっくり旅行記を拝見させて頂きます。
  
  
  Michy