ダイビングもお流れ台風すれすれ済州島の旅

2007/09/13 - 2007/09/15

二年振りにダイビングに行こうと決めた。でも周りにダイビング友達はいない。たとえ友達とビーチリゾートに行っても潜るのは私だけ。別行動になるのもちょっと悪いなあと思うからなるべくダイビングは一人で行く事にしている。今回はどこに行こうかと色々考えた。初心者状態を脱出出来ない私は至れり尽くせりのアジアでのダイビングがとても有難い。で、二年前お世話になった済州島のダイビングリゾートにまた行く事に決めた。
ソウル経由で済州島に行き、ダイビングを楽しんだ後ソウルに戻り、買い物をして帰る予定だった。今回はお世話になるダイビングリゾートに宿泊。わくわくドキドキしながら済州島に降り立った。・・がしかし、私が済州島に到着した次の日から台風がやってくるらしく潜れないかもとの事。何とか明日は潜れます様にと祈りながら眠った。次の日の朝まずまずの良い天気だった。これなら潜れるかなと期待したが、波浪警報が出てるらしく規則で潜れないらしい。ショックだ・・。
お店の方がタクシーをチャーターし済州島を観光してはどうかと言って下さった。一日する事もないし前回は殆ど観光してないからいいかも〜とタクシーで観光に出かけた。東側が雨になると思うので西側を観光しようと運転手さんが言われた。これが見事に大当たり。さすがだなあと感心した私であった。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: アシアナ航空

西帰浦市に滞在している私はまずは近くの済州中文大浦海岸柱状節理帯にでかけたが、何とデジカメに電源が入らない。出発前に家で確認した時は大丈夫だったのに。多分スーツケースに入れ機内に預けたせいかもしれない。周りには売店すらなくそこでの撮影は断念し、山房窟寺に移動した。売店があったのでそこでインスタントカメラを買った。写真は全て運転手さんが撮って下さった為殆ど私の写真ばかりだ。もしどなたかこの日記を読んで下さる方がいらしたら、お見苦しい上に画像も悪いけれどお許し下さいませ。
さて、山房山と言う切り立った山の中腹にお寺がありました。お寺には長寿の水があるらしいけど、急な石段を１５分位上らなくてはいけない為断念。もう少し若ければ・・。

三房窟寺の反対側は海になっていて、龍が横たわっている姿をした龍モリ海岸がある。お寺に行く途中の休憩所から眺めるととても景色が良いとのこと。しかし急な石段を考えるとね・・。ここからの眺めで良いのだ。
台風接近中とは思えない快晴なのにやはり風はきつかった。でもこれは海沿いのせいかな？

済州トルマウルコンウォン。日本語で言うと済州石の村公園かな？済州の自然の石を集め色々な形でテーマ別に展示されていて動物や人間の形をした物等など沢山あった。重ねられた石が沢山あるのに何故崩れないんだろう？不思議だな。
写真真ん中の５つ石が重ねてあるのは５福石とのこと。私にも福があります様に・・とすりすりしておいた。

大きな石から植物が芽を出していた。生きる力ってすごいなあ。

済州島の西側の海水浴場。時期がズレていた為人一人いなかったけどシーズンにはすごい人で賑わうそうだ。キレイな海を見てダイビングが出来ない事を思い出した。まだ晴れてるのになあ。

ハリムパーク（翰林公園）
１０万坪以上の広大な敷地の中に亜熱帯植物園、鍾乳洞、民族村などがあった。何もない不毛の荒地や砂畑に椰子の種を蒔く事から始め、今はこんな立派な公園になったそうだ。
私はこの大きなサボテンが気に入り家の庭に欲しいなあと思った。そう言えば昔我が家の庭にサボテンがあったなあ。いつの間にかなくなってる。

亜熱帯植物園の中にマンゴーの実が沢山ブラブラとぶら下がっていた。マンゴー好きの私はいつも庭に植えたいと思っているが雪が積もる我が家では無理なんだな。

外は蒸し暑くて汗がダラダラ出ていたのに鍾乳洞の中はひんやりとしていて段々肌寒くなった。鍾乳洞から出ると暑さにホッとしてしまったが、蒸し暑さにまたすぐ鍾乳洞の中に入りたいと思った。やっぱり世の中丁度いいのが一番だな。

済州島の象徴で守護神でもあるトルハルバンは、お腹に当ててる手が外側が上になる様に置かなくてはいけないらしい。でもたまに反対に置いてあるのもあり、済州島に住んでいる人が知らないなんて情けない・・と運転手さんが嘆いていた。また、子宝に恵まれます様にとトルハルバンの鼻を擦ってお願いしていた為鼻が低くなったと言われがあるそうだ。さすが個人タクシーの運転手さんは物知りだなあと関心した。

風化され自然に穴が開いた石。ちゃんと記念撮影出来る様、石の椅子が置いてあった。もちろん私もパシリ。

済州島の南部の西帰浦市より西側を観光しながら北部の済州市にやって来た。この辺りから雨が降り出した。
神秘道路（トッケビ道路）。
トッケビとは韓国語でお化けと言う意味。ここはいわゆるミステリーロード。下り坂かと思ったら実は上り坂又はその反対であるのだ。実際ジュースのビンを転がしている人もいた。やはり下り坂だと思った道はビンが手前に転がったから上り坂であった。世界にはこの様な場所が何ヶ所かあるよね。不思議だなあ。

すこし雨が小降りになった。済州市より少し東の海岸沿いを通って下さった。コンドミニアムや別荘みたいな家が沢山建っていた。夏に数週間ここでゆっくり過ごせたらいいなあ。毎日ダイビングも出来るしなあ。・・ってそんな優雅な生活は到底無理だな。

太王四神記のセットのあるパークサザーンランド。まだ工事中で中には入れなかった。せっかく来たのだから記念撮影をしようと運転手さんに言われ、壁を乗り越えてオープンセットをバックに写真を撮った。ここでヨン様は撮影をしたのですね。
再び雨がひどくなり風も霧も出てきた。あ〜やっぱり台風が来るんだ。もうこれが限界とダイビングリゾートに帰った。

その日の夜から暴風雨になった。明日の朝ソウルに戻るのに飛行機は大丈夫かな？と心配したが、豪雨の中何とか平常に飛んだのでホッとした。ソウルは良い天気だったので台風の事は忘れかけていたが、ニュースで済州市が洪水になり飛行機も全て欠航になったと知りびっくりした。台風の速度が速かったら済州で足止めになるとこだった。帰国後ダイビングリゾートに聞いて見たら、台風が済州島を直撃し大変だったとの事。リゾートの庭の木も折れたそうだ。トルハルバンおじさんが私を守って下さったのかな？