ヨーロッパ中欧３ヶ国の旅?

2007/07/29 - 2007/07/29

7/29 やっと、オーストリア、リンツに入りました。

チェスキークルムロフからリンツまで、地図を見るとすごく近いのに、鉄道で調べて見ると、乗換えが多く、時間も4時間くらいかかったりして、なんで！？と思わず首をかしげてしまう。そんなばかばかしいことはしたくないので、私は日本にいるときに、あるペンションのshuttle busがリンツまで出しているという情報をＧＥＴし（これなら1時間半で着きます）、ペンションのオーナーにメールを出し、予約をしました。（予約は必須だそうです）

ということで、実際は1時間半弱でリンツ着きました！パスポートコントロールを抜けるともうそこはオーストリアで、なんか違う！！と思いました。田園もすごくきれいに整備されていて、家もすごくかわいいし、オーストリアだ〜〜と・・・。
今まで何度か車で国境越えたことありますが、こんなに越えた瞬間から違うと思ったことはありませんでした。すごい！

＜リンツ＞
リンツは、ウィーン、グラーツに次ぐオーストリア第3の都市でありまして・・・ブルックナーが活躍した町です。

てか・・・・・・・・・、オーストリア、なんでこんなに事がスムーズに運ぶのだろう・・・。スロバキア、チェコとは大違い。英語がつ、通じる・・・！トラムやバス、鉄道、別に人に聞かなくても乗れてしまう・・・！全く、別世界に来た感じでした。そして、人々の笑顔・・・。うれしかったです。

ちょっと、ここでエピソードを・・・

1.　ザンクト・フローリアン修道院に行ってオルガンコンサートを聴こうと、リンツからバスに乗って、降りる停留所を間違えた私。バスの運ちゃんに聞くと、英語で道を教えてくれました（英語です！英語ですよ！）そして、にこっと笑ってくれました♪
（ここ重要！！）

2.　帰りのバスに乗り遅れ、2時間も待つ羽目になって、しょうがないから近くのいかにも個人経営のこじんまりとしたcafeに入ってまったりとした。紅茶とケーキを食べていると、オーナーのおばちゃんが近づいてきて何かしゃべり出した。お会計か？？と思った。（チェコやスロバキアではとにかく金を取りさえすればいいという感じだったので・・・）そして、お財布を出すと、慌てて「NO,NO,NO,NO」と言われ、じゃぁ、なんだろう？と思ったら、つたない英語で、「どこから来たの？」「日本だよ」というと、「どのくらいかかるの？」「オーストリアにはどのくらいいるの？」
と・・・。とても一生懸命英語で伝えようとしてくれ、私も自然に笑顔になっておばちゃんと会話がはずみました。（おばちゃんは私とコミュニケーションがとりたかったのね・・・。お金を取るなんて勘違いしてごめんね。）
お店を出るときも「ダンケ！」「bye!」と言ってくれ、私も「ダンケ！！！」と何度も返しました。すごく気持ちが良くなるうれしい出来事でした。

3.　リンツではちょっとした登山鉄道に乗って、丘の上にある巡礼教会に行ったのですが、その帰りの車内で、向かい合わせに座ったドイツ語オンリーのおじ（い）ちゃん。やっぱり私がめずらしかったのか？話しかけてくれました。でも、英語さっぱりだめ。。。それでも、英語なのかドイツ語なのか分からないような言葉で（おじいちゃん、ごめんね！）ジェスチャー交じりで一生懸命伝えてくるのです。「雨、降りそうだね。」「雨降ったら濡れちゃうよ」「旅行してるの？」「大学生？」（やった！）などなど・・・。別れる時は、「ダンケ！」と言って握手を求めてきました。私も「ダンケ」連発・・・。（あ、「ダンケ」はドイツ語で「ありがとう」の意味です）


全てとても些細な小さなことのように思えますが、私には、本当に本当にうれしかったのです。もう少しで泣き出すかと思いました。うれしさのあまり・・・。

なぜって・・・、スロバキア、チェコ、書きませんでしたが、実はほとんど毎日怒られて、怒鳴られてきました。それは、英語（言葉）が通じないから、向こうも通じない苛立ちでかんかん。人に道聞けば、嫌な顔されたし、目をそらしてなるべく関わらないようにする人もいました・・・。笑顔なんてどこにもなかった・・・。人々ってこんなに冷たいものかと思ったりもしました。もちろん、スロバキアチェコの人がみんなこうであると言っているのではありませんが・・・。道を教えてくれたやさしい老夫婦もいましたし・・・。

それが、オーストリア入って最初の町、なんでみんなこんなにも笑顔で私とコミュニケーションしようとしてくれるのか・・・うれしかった！！オーストリアありがとう！！って思いました。

エリア リンツ(オーストリア)

ザンクト・フローリアン修道院。
のどかな田園地帯の中にあり、とても落ち着く、きれいな修道院でした。

修道院内の教会でオルガンコンサートを聴きました。
心が洗われるような、なんともいえない、そんな気持ちになりました。

修道院の周りの田園風景。
落ち着きます。

ペストリンクベルク巡礼教会。

登山列車。

ペストリンク登山鉄道駅。
まるで遊園地のアトラクションのような、ちょっと茶目っ気のあるかわいい駅でした。