象と大樹と子供たち

2006/02 - 2006/02

2004年12月26日スマトラ沖地震による津波で、スリランカでは3万人以上の方が亡くなりましたが、象は一頭も死にませんでした。津波を察知して高地に逃げたのです。
2年後、津波被災復興状況視察団の映像担当としてスリランカを訪れ、津波で校舎が破損した学校や、様々な場所を訪れました。
津波だけでなく、内戦や貧困などにより、家族を失った子供たちが暮らす孤児院に泊めていただきもしました。

象は津波の後片付けにも活躍し、トラクターの入れない瓦礫の中に入り、二次災害が起こらないよう、抜いても安全な材木を鼻で探り抜いていきました。
上の写真で、子象が前後の大人の象と、鼻と尾を繋いで歩いています。
竹浪 明（映像作家・文筆家・東京造形大学映画専攻非常勤講師 http://takenamiakira.jp）

エリア スリランカ

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: スリランカ航空
• 旅行の手配内容: その他

大樹の下で、と言うより、大樹に包まれて遊ぶ母子。

泊めていただいた孤児院の、食前の祈り。

コロンボでの象と人々の祭り、満月の下で行われるナワン・ペラヘラ祭。