清河寺、近づく冬の足音

2008/12/06 - 2008/12/06

さいたま市西区にある清河寺を訪れました。
清河寺温泉や大宮花の丘農林公苑があることで有名な清河寺ですが、ここ数年、清河寺の近くに散歩で訪れます。
この日も晴れ渡る青い空がとても気持ちよくて、花の丘のちょっと先にある清河寺をほんの３０分ほど歩きました。

自然豊かなこの地域にひっそりとある清河寺、周囲には県の指定天然記念物である清河寺の大ケヤキも少し離れた場所にあります。

わざわざ清河寺を目当てに訪れる方はそうは居ないと思いますが、花の丘や清河寺温泉を訪れる際は是非、この自然美溢れ静かな清河寺を訪れて四季折々の花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

エリア 埼玉

• 交通手段: 自家用車

すっかり冬の景色に変わってきた清河寺。
幼い頃この近所に住んでいながら、清河寺（ここの地名にもなっています）自体を訪れる事は殆どありませんでした。

実際のところ清河寺、というのは地名だと勘違いしていてまさかお寺があるとは思っていませんでした。

ここ清河寺は初代鎌倉公方の足利基氏が、兄竹若の菩提を弔う為に、鎌倉円覚寺から仏慧禅師を開山に招いて創建したと伝えられています。

近辺には埼玉県指定天然記念物である清河寺の大ケヤキがあります。

ケヤキの方はといえば、実はまだ見たことないのですが、清河寺からは少し離れた場所にあり、寺の所有ではなく個人所有のものだそうで、樹齢は約６５０年とのことです。

幹周りは８メートル、樹高３２メートルという巨木です。ちなみにいつもこの近辺を訪れる時は見てみたいと思っているのですが、実はどこにあるか細かい場所がわかりません。

今日もそれ程時間がなかったので、清河寺の中だけをあるき、ケヤキには辿りつきませんでした。

清河寺は昔（私が子供の頃）は何も無かったように思います。ただ駆け回った林、フナを追いかけた小川、河童が出る噂を信じていた沼など、そこには自然だけが幼い私の目の前に雄大に広がっていました。

今は温泉も出て、大きなホームセンターなどもあって、近隣から車で訪れる人が沢山います。
特に温泉が出来てからは雑誌などでも訪れたい温泉ランキングで紹介されたりするので賑わっています。

そんな私が生まれ育った清河寺、今でも沢山の自然がまだまだ残っている地域です。

今日も濃い青の空がどこまでも遠くまで続く良い天気。

散歩には絶好の天気です。歩いているだけで、幼い頃の記憶が少しずつ蘇ってきます。

ただ何があるわけでもなく、何を目当てにするでもなく
ただただ歩きたい、そんな場所です。

まもなく冬を迎えます。
清河寺の木々も冬の準備をはじめ、地面には落ちた枯れ葉が敷き詰められて、土の下では生き物達が春を待つ、そんな素敵な自然が溢れる清河寺。
そろそろ家に帰ります。