2008/12/06 - 2008/12/08
387位(同エリア623件中)
かもこさん
「いつ本格的な冬がやってきても大丈夫!」と言わんばかりの冬支度万全の北陸(金沢~福井)を旅しました。
電車とバスを利用しての一人旅なので鉄道沿線のお寺巡りが中心の旅でした。羽田から小松までは飛行機利用ですが最初から「小松の天候が悪い場合は羽田に引き返すことをご了承のうえご搭乗ください」と言われヒヤヒヤでの出発。どうにか無事に小松に到着。しかし到着から数時間後には「真横に吹きつける大雪」に見舞われ、北陸独特のお天気の洗礼を受け旅がスタートしました。
<写真:夕暮れの東尋坊>
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
-
初日、まずはあの有名な兼六園へ。
霞が池のほとりの雪吊りがされた立派な唐崎松たち。 -
南天(たぶん)たちも雪に負けないよう紐でしっかり縛られ...ちょっぴり窮屈そうでした。
-
梅林もすべて雪吊り完了。兼六園全体では800近くの木々に雪吊りをするそうで、冬支度も大変!!
-
園内の中ほどにある小山の地面は苔に覆われ、その上には色とりどりの落ち葉が...シックな絨毯という感じでした。
-
兼六園のすぐとなりにある金沢城公園へ。手入れが行き届いた公園でした。
-
公園内の木々は紅葉も終盤、あとは葉を落とすだけといった感じでした。
このあたりから雲行き怪しく、急いで金沢から宿のある福井へ北陸本線で向かいました。 -
2日目は越前鉄道に乗って、雪が20センチも積もった永平寺へ。
お天気は快晴! -
永平寺口まで越前鉄道の1日フリーパス(800円)で到着。
-
ローカルバスに揺られて永平寺へ。
この北陸の旅の一番の目的は、この曹洞宗大本山永平寺へいく事でした♪
嬉しい♪♪ -
参道を歩くと杉からこぼれ落ちる雪がキラキラしていてとても幻想的で素敵でした。でもたまにドサッと脳天直撃!!
-
寺院や中庭などをぶらぶらのんびり散策できるのかと思いきや、殆どの建物が回廊や階段でつながっていて参拝順路がきちん決められていました。
これは傘松閣(大広間)の230枚の天井絵の一部。この大広間は156畳敷きだそうでめちゃくちゃ広かったです。 -
山門の内側から庭を眺めました。右に鐘楼堂があります。ゆく年くる年などで聞くのはこの鐘の音なんですね〜。108の煩悩...残念ながら、まだたっぷりあるような...。
-
大庫院前にある大すりこぎ。あまりに大きかったので柱にしか見えませんでした。気がついてよかった。
-
大庫院から仏殿を眺めます。青空に雪の白が眩しかった〜。
-
法堂に向かう階段。お坊さんたちの毎朝の作務(掃除)でピカピカに磨きあげられていて修行のひとつ「動の座禅」の賜物と思いました。とっても気持ち良かったです。
-
法堂は説法の道場で、朝のお勤めなどもここで行われるそうです。
-
承陽殿前の庭にあった瓶に屋根から落ちてきた雪が浮いてシャリシャリ〜、空気がより冷たく感じました。
-
杉と雪と青空♪
-
仏殿前の雪吊り風景。
-
参拝も終わりに近づいた頃、掛けられていたパネルの言葉。心したい言葉です...。
-
永平寺を後にまたまた越前鉄道に乗って今度は三国を目指します。
-
三国駅から15分ほど歩いて瀧谷寺(たきだんじ)に到着。真言宗のお寺で入口のそばに弘法大師の像がありました。とてもしっとりした趣のあるお寺で、参拝者は最初は私一人だけ!
-
鬱蒼とした参道は、その昔戦国武将の朝倉、柴田など福井藩、丸岡藩の歴代藩主もこの石畳を歩いたそうです。一歩一歩歴史を感じながら歩きました。
-
参道横の大杉(樹齢600年)の脇にいた龍。
-
参道の先の立派な山門。元禄11年(1700年頃)に改修されたそうで、門の上には鐘があり鐘楼門となっていました。
-
寛文年間に改築された観音堂なので江戸建築様式になっています。
-
観音堂の前の石庭。観世音菩薩の慈悲の心をあらわしたものだそうです。
-
住職の方よりお話を伺ってからお堂の中を一回りしました。
これは本堂から観音堂に行く途中の回廊にあった室町時代の弁財天さま。とても愛らしかった! -
観音堂正面から眺めた石庭。
-
国指定の名勝庭園で江戸中期の頃につくられた庭園だそうです。ちょうど雪吊りをかける作業が進められていました。
-
手入れはされているのでしょうが、自然がそのままといった感じの庭でとても優しい印象を受けました。
このあと宝物殿を見学。真言宗なので密教の曼陀羅など展示されていて大興奮(笑)。これを独り占めで見学して最高に贅沢な時間でした。 -
三国には瀧谷寺だけの予定でしたが、越前鉄道の車掌さん(女性)に「せっかく来られたのでしたら東尋坊がお勧めですよ!」と言われ、ローカルバスに15分ほど揺られ夕暮れの東尋坊へ向かいました。
-
日本海を染めるほのかな夕日の色が神秘的で温かい色をしていました。
-
いつの間にか重い雪雲がどっしりと空に横たわり...
。帰りのローカルバスの時間も気になるので岩場までは行くことができませんでした。
女性一人で夕暮れに岩場に立つのは...でも一眼レフを首からぶら下げていたら、そうは思われないですね(笑)。 -
3日目は福井から加賀温泉へ。駅からキャンバスに乗って白山信仰のお寺、那谷寺へ。
-
山門をくぐり参道を進むと左手に、太古の噴火の跡と言われる奇岩遊仙境。五木寛之氏の百寺巡礼で読んでぜひ見てみたかったいと思ってところです!
-
奇岩前も雪吊りの庭木がきれいに並んでいました。
-
岩窟中腹にたてられている本堂。この本堂の中では胎内くぐりができました。この個性的なお堂の建て方が興味深かったです。
-
大きな池の横を抜けた木々の中に鎌倉時代の作、大日如来像が安置された三重の塔がありました。
-
寺院内を一周すると「森の中の自然の曼荼羅の寺院」ということを体全体で感じることができます。
-
鐘楼を観るために登った石段。
この石段を降り、またキャンバスに乗って加賀温泉駅に向かい北陸一人旅の帰路につきました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- CANさん 2009/01/10 10:07:36
- なかなかいいね〜雪の永平寺
- 明けましておめでとう!今年も宜しくね。
なかなか雪の永平寺いいね〜。まるで旅番組のような
風景にうっとりです。
女ひとりの冬の旅はちょっと怪しい人にも見られかねないけど
なかなか楽しいよね。昨年癖になりました。
私も今年一回ぐらいは遠くへ一人でふらり旅を楽しみたいと思います!
- かもこさん からの返信 2009/01/12 13:19:05
- RE: なかなかいいね〜雪の永平寺
- メッセージありがとうございま〜す♪
12月の北陸はドンピシャで雪が降ったので本当に北陸
らしい旅をすることができきました!
CANさんの12月の横浜のクリスマスシーズンの洋館を
尋ねる旅を見ました。相変わらず素敵な写真で溜息の
連続です。なぜあんなに素敵な写真になるんだろう..?
羨ましいです。
今年の旅先はまたインドのラダックを狙っていますが
どうなることやら。そのほかまたソウルも行きたいと
思います。あとできれば青春18切符(!)を使って
日本国内を一人旅したいと思っています。
お互いまた健康に気をつけてよい旅行記を作りましょう♪
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
41