2008右往左往の鉄道の旅　アムステルダムって？　

2008/12/02 - 2008/12/03

日本からミュンヘンへ到着翌日の
昼には今度は陸路鉄道でアムステルダムへ移動しました。

一体何の因果でこんなにハードスケジュールなんだ！！
って全部自分が悪いんですけど・・・・・

おまけに天気はわるいし、あの東京駅のモデルと言われる
アムステルダム中央駅は工事中でなんだかクレーンだらけ
中は工事だらけだし。
仕事の要件はなんだか今一ぱっとせず。
なんだか気分は落ち込みっぱなし。
結局ほとんど観光せずにまた列車にのっちゃいました。

今回はヒゲのぼやき旅です。なんだかなぁ〜

エリア アムステルダム(オランダ)

夕べ日本から到着したばかりなんです。
で仕事の件で早速先方と打ち合わせをして深夜まで
話してホテルへ戻り今日は朝から外人局という役所へ
申請書類などを取りにいってきました。
お昼に駅のスタバでミュンヘン在住の友人と
待ち合わせ。列車は1255なのであまり時間がないのですがまたミュンヘンに戻るのでそのときにゆっくりね、
なんていってたんですが・・・・

予定通りになんていきゃあしない・・・

お昼を食べなかったので車内で食べるパンを構内の売店で購入、たしか2.5ユーロでした。
アムステルダムまではケルン乗換えでかなり長い、
というか相当長いです。
天気も悪い見たいだし・・・

そう、今回の旅でヒゲを悩ましたのは一つは
天気でした。ぁ！　傘忘れた、という機内の
小さな「ぁ」から始まったトラブルは徐々に
色々な形でヒゲを襲うのです。
そんなことは知るよしもなくいつもどおり
のほほんとドイツ旅行を楽しんでいるヒゲなんですが
なんかいつもと違うと漠然とは感じていた様で。

それでもミュンヘン駅構内の売店で傘を購入
折り畳みで3.99ゆーろ。まあ日本なら100均かも
知れませんが許せる範囲です。安いのはこういうとき
旅行者にはありがたいですがでもこういう消費社会は
ドイツの国民性には合わない気もするんですけど
どうなんでしょう？

ケルンに予定通り到着！
20分ほどの連絡時間で次の特急に乗ります。
ケルンを1748にでて終点アムステルダムへ2025へ
ミュンヘンを出たのが1255でしたから7時間弱
ですか。それでもずいぶん早くなりましたね。

僕が昔暮らしていたころデュッセルからパリに
電車で行こうとすると昼間は直通でも確か9時間くらいはかかった気がします。当時は国境でパスポートチェックもありましたしね。ドイツからパリへはベルギーを通るのでパスチェックはベルギーに入ったときとフランスにはいったときと二回あるわけです。こういうのも時間がかかった理由でしょうけれど今思うとあの緊張感もすこし懐かしいです。最近はシェンゲン条約のおかげで
そういう事はほとんどありませんからね。
国境警察が国が変るとフランス語になるわけです。
ドイツ語も怪しいのにフランス語！！なんて
思いました。そのうちなれてなんとかなるようになりましたが。それに警察官だから腰にピストル持っています。当たり前ですがこちらでは使うときは躊躇しないのは日本よりアメリカ的なのでやはり怖いと感じた記憶もありますね。暗い外を眺めながらそれでも徐々に
アムステルダムへ近づいていきます。
アムスも久しぶりです。

これはアムステルダムのホテルマノファの入り口
階段の写真です。
アムスに到着したら大雨。それもみぞれっぽい。
駅も改装中で今一様子が良くわからないし。
とりあえずダムラックへいかないと・・・
ミュンヘンで買った傘を出して雨の中を
飛び出しました。駅前の大通りがダムラック。
近いので予約したホテルですからすぐだろう何て
思いながらとにかく急ぎます。
おいおい、雪じゃん、雪になっちゃったよ・・
ますます急ぎます。
おっ、みつけた。あったよ、よかった・・
こんな感じでチェックイン。
フロントにはチャイニーズの若い女の子。
そうかオランダは英語でもいいんだよね。
英語だとやっぱり楽だわ。
フロントの彼女はなかなか親切でした。
このホテルはbooking.comで予約しました。
利用者の声をきくと階段が急、というのが
目に付いたんですが。確かにこの階段は
急ですね。僕は幸いフロントのあるフロアなので
それ以上登らないですみましたが更に上の階へは
また階段なので大荷物の人は大変でしょうね。

ただこうも思います。このての立地が優先の
古い（安い）ホテルは20ｋｇもあるスーツケースを
持って泊まるようなホテルじゃあないんじゃないか？
そういう荷物の方はやはりポーターがいて部屋まで運んでくれるようなホテル、せめてエレベーターがあるレベルのホテルに泊まるのがなんていうかバランス、というもんじゃあないのかしら？とも思いましたね。
バランスといえばこのホテルの朝食はカップも皿も
フォークもナイフもすべてプラスティックの使い捨てそれもぺなぺなの安物です。用意しているのはトースト用のパン、ハム、チーズ、バター、ジャム。オレンジジュース、グレープフルーツジュース。フレーク類はおぼえてません。いや質素だこと。ただい食べ放題。
でもホテルの全体のバランスから考えるとぜんぜん
気になりませんでした。そういうホテルです。
ただ表通りに面しているので夏なんかうるさいでしょうね。夕べは雪で人がほとんどいない状態でそれでも
トラムと車の音は多少気になりました。観光シーズンでは一晩中騒がしいエリアだと思うのでそういうのが苦手な人にはつらいホテルだと思います。ご参考までに。

これが室内。
去年のポルトガルのぺんしおんを思い出しますが
一応トイレとシャワー付です。40ユーロでした。
テレビも見れるし暖房もきいています。狭いから
スーツケースは広げられないですな。つまり
そういう事なんですよ。

トイレも普通に清掃してありました。
よく毛が落ちていた、という類のクレームを
見かけますが数本毛が落ちていたとしてなんだ！
というタイプなので気にもなりません。

繰り返しますが十分値段に見合った良いホテルでした。

部屋で一息ついているとフロントから電話が。
「さっきいうの忘れたけどFAXきているよ〜」
とさっきのフロントの子です。
取りに行って見ると明日訪問予定の先方から
トラムの停留所とかの情報でした。いや助かるな。
実はさっきフロントの子に行きたい住所を次げて
どこで降りるのが一番いいかな？なんて相談していたんですよ。そして彼女がパソコンを駆使して出した答えがまさにそのFAXにもありました。彼女に見せると
字は読めないけど理解したみたいでうれしそう。
「good　job」ですね。

あ、おなかすいたのでごはんたべにいきます。

アムステルダム中央駅ですね。
もう翌朝です。朝はいい天気だったんですよ。

夕べは食事に行こうと下へ降りましたが
あまりに雪がすごいので隣のビルの一階の
gyros屋さんへ。ヒゲは昔から羊が好きで
ケバブとかギロスとかが大好きです。
オランダ来て、とも思いますが日本じゃあ
あまり食べられないですしね。
羊のひき肉に香辛料を混ぜてまとめたケバブと
ポンフリッツ、サラダをつけてもらって7ユーロ。
まあ安食堂なのでこんなもんです。

中近東系のおじさん。ドイツだとトルコ人な事が
多いんですがオランダではすこし違うみたいです。
英語ですこしおしゃべり。
いやおいしかった。久しぶりだしね。

それでさっさと休みました。
今日も朝から忙しい。おっ、晴れている！
よかったよぉ〜・・・
荷物を一つ預けて朝食後に早々にチェックアウト。
先方には11時に到着なので1030位のトラムに
のれば良いのであと一時間ほどほっつき歩きます。

しかしこの駅見れば見るほど東京駅に似てますね。
東京駅がまねしたんだから当然ですけど。
今度工事が終わってからまた来たいもんです。

ダムラックをそのまま進むとこの広場に当たります。
ここがまず有名なダム広場ですね。
この写真は王宮です。

どういう建物かはもうガイドブックには必ず
掲載されていますから割愛ですがやはり立派
な建物なのは間違いありません。

ヒゲがヨーロッパで良く思うのはこういう建物も
さることながら広場がとにかく広いという事です。
ここもそうですがこのダム広場、ほんとに広いです。
昔はこの王宮にみんなあつまったんだろうな〜とか
思うんですね。だから広くなければいけなかったんだろうなぁとかやはり民主主義っていう事かな？とか
いろんな事が思い浮かびます。
しかしアムスってやはり北にあるせいか寒いっすね。
それに自転車がほんと多いです。
あっ、日本でいう原付から多分100ｃｃ位のミニバイクはこちらではヘルメットが要らないみたいですね。
ノーヘルで走っている人も見かけます。でも冬は防寒になるからみんな何かかぶってますな。
専用の歩道（自転車道）もかなりきちんと整備されているし面白いです。でも歩くときは気をつけてね。

これは同じくダム広場の
マダムタッソーの蝋人形館です。
デパートの一部にあるそうです。

ここ入場料が結構いい値段なんですね。ロンドンは
どうなんだろう？もともと名所旧跡にはほとんど興味のないヒゲにはあまり関係ない話なんですけどね。

新教会というのだそうですが・・
15世紀に建てたものですからね・・・まだ
未完成なのだそうですな。というよりもう作るの
やめた、ということでしょうか。

ここも近くで見ても立派な建物です。
この教会の前をトラムの線路が走ってます。
実はダム広場をぐるっと取り囲むように
トラムの線路が設置してあるわけですね。
それって良く考えると結構すごい事です。
日本にたとえても仕方ないですけれど
たとえば皇居のお堀の辺をぐるりと
都電が走っている感じ？とでもいうんでしょうかね。
まあ王宮とはいっても今は迎賓館だそうですから
ちょいと違うかな。でも街のシンボルには違いないから
そういう意味ではやはり面白いですね。

やあきれいな青い空。ひがちょうど登りました。
この季節はもう朝が遅いんです。8時過ぎないと
日の出にならないし。

これは王宮の塔ですね、別の角度から撮影したものです。まあよくある写真ではあります。

アムステルダム・・考えたんですが
前回というのは・・多分88-9年位にいちど
来た？かもしれない、と。86年位に一度出張で
来てますがその後プライベートで一度来ていると
思うのですが思い出せません。多分その後に移動して
この街には泊まっていないのだと思うんですね。
泊まっていると不思議とよくおぼえているもんです。

当時ドイツよりオランダの方が消費税が安い？とかで
タバコが安かったんですよ。オランダのタバコは25本入りが標準で当時キャメルというのを吸っていたんですが
パッケージに20本入りでは書いていない二つ目のピラミッドが書いてあってすごい不思議に思った事がありました。ドイツとの国境のvenloという町へいく買い物ツアーのバス旅行とかもよくありましたね。
オランダはそういう意味ではとても身近な隣国でしたが
意外と知らないことだらけです。

いつも思うんですが暮らしていると見えなくなる事って結構あって旅行者でないと気がつかないことや見ないことも実は沢山あるんですよね。長く生活していても仕事していればそうそうあちこち出かけられないのは日本と同じですから旅行している人の方がよほどいろんな場所にお出かけになっていることは間違いありません。
ましてヒゲはぐうたらです。はははっ！

これ立派ですよね・・・

今はショッピングセンターですと。
マグナプラザだったかな。もともとは
郵便局だったとか。いや立派です。
このトラムの停留所は左王宮、右新教会
なんてすごいところにあるわけです。

ヒゲのドイツ時代の回想は続きます。
当時80年代後半デュッセルドルフからオランダの
国境の町ヘンロまでのバスツアーは確か19.9DM
ドイツマルクは当時80円くらいなので1600円位で
往復のツアーでした。
ドイツのこの手の日帰りバスツアーというのは
ツアーといっても朝どこか駅前とかから乗って
目的地に付いたら解散、何時に発車するからそれまでに
戻ってね、というそれだけのもんです。
確かに電車で行くよりぜんぜん安いのですけど
時間に遅れても待ちません。平気で出発しちゃいます。
「自己責任」ということですが結構いい加減です。
時間前に出発することもあったようですが
安いのでまあみんなあきらめていたんでしょうね。
よく自宅のポストにそういうツアーのチラシが入っていたのをおぼえています。

これは広場を新教会の方から映したものです。
かすかに戦没者慰霊塔が写っていますね。
これで9時半位なんですよ。

トラムはかなり近代的です。
そうそうトラムの乗り方ですが
本に運転手に行き先を告げてチケットを買え、
あるようですがこの手の新車両は車内に自販機が
あります。だからその自販機で切符を買いそのまま
車内の刻印機で時間を刻印する、という作業が必要です。ドイツも大体同じですね。
まあ停留所にも自販機がある駅もありますから。
昔はトラムも運転手にお金払うタイプの車両も
ありましたけどやはり近代化ですね。

トラムの後ろ、これがオランダらしい街並みなんだと
思うんですが良く見るとなんか微妙にゆがんでません？

どうでしょう？
微妙に各建物が左右にゆがんでいるんです。
古い建物だしアムステルダムはもともと湿地を
干拓して作った街ですから地盤がゆるいんでしょう。
こういう古い建物って中どんな風なのか
ちょっと興味がわきますね。

むかしブルージュというベルギーの古都に
泊まったときの事。そのホテルは決して
高級でもなく飛び込みでいったんですが
築数百年、ということで階段とかもうゆがんでいて
登りづらい事・・部屋の中は一応ちゃんとしてますが
古い建物って大変だぁ、とおもいました。
でも木の建物って日本人には落ち着きますよね。
いま日本では古いものってあまり身近に実は
なくなってしまった気がします。
あなたのお住まいのご近所に築100年以上の
民家なんてあります？普通ないですよね・・
神社だって最近は結構建て直しちゃいますしね。
京都はがんばってますけど東京なんてもうほぼ
全滅なんじゃあないでしょうか。
どうなんだろう？？それって？？？

しつこいですがもう一枚。

さて初ニャンコinオランダ。
この子は予定通りのトラムでアムス中心部を
出発して打ち合わせに向かった先で会いました。
少し時間が早いので一駅手前で降りてあるいていたら
いたんですね。猫ならオランダだって通じるだろ？
と早速お友達交渉開始。とてもいい子でした。
立派ですね。ちょっとメタボり気味ですが・・・

仕事の話はまあ低調に終わりました。詳細は
省きますがとても乗り気にはなれないという
結論に実はすぐに達しました。

まあこういう口実でもないとアムスにもこないから
なんて自分に言い聞かせては見たものの・・
この一両日のハードスケジュールを考えると
やはり自分の読みとか計画性とかいろんなものが
不適切に思えてきて自分に対して不愉快になり
折角予定よりも大分早く終わってしまったにもかかわらず気分は「とっととドイツに帰ろう」だったわけで。

またトラムにのり中心部まで戻りました。
小腹がすいたのでダムラックにあるデパート
バイエンコルフの地上階のカフェでオランダ料理の
エルテンスープというお豆のスープをいただきました。
こちらのスープは大体具沢山で温まるし割安で
おいしいんですよね。結構なお味でした。

さてそれでももう気分は移動・・という事で
一度駅へ行きドイツ方面への列車の時間を
確認。お、割とすぐにあるじゃん、じゃあもう
駅いっちゃうか・・とホテルへ戻り荷物をピックアップして駅へ。
ほんとはねアンティークの店とか露店とかも
行こうと思ったんですけどこのときはもう
どうでも良くなっていたんですね。
旅先でこんな気分になったのは多分生まれて初めてです。

駅についてホームで待つことしばし・・？？
何でこないんだろう？？改めてホームの時刻表を
確認したら
「あっ！書いてない」　さっき通路で見た時刻表には
書いてあったのに？？　改めてよく見たら
僕が見た列車は期間限定のものでした・・・・・・
あと一時間半待たなければいけないという事が
その時点で判明・・・・・・・

アムステルダム中央駅のホームです。

左側にデルフト焼き風のタイルが飾ってあります。
でも不思議とホームにアムステルダムの表示は
ないんですよね。探して見たんですが。
まあターミナルなんでどう考えても終点なんですけどね・・・。

これはオランダ国内をはしる車両ですね。

時間があるので駅を散歩、と行きたいですが
荷物もあるし・・で構内のカフェを発見。

それにトイレもあるしインフォもあるし。

駅のホームのトイレは有料ですが（0.5ユーロ）
清潔でかつ安全です。

しかしバーガーキングってほんと
どこにでもあるよね。マクドナルドより
目だっている気がしました。
アムス駅の中にもしっかりバーガーキング、ありますよ
いまなんかキャンペーンテレビでやってましたね。

ヒゲはバーガーキングとかはほとんど食べないので
（マックも行きません）今回もスルーです。

これは駅構内の「バルコンカフェ」です。
2番線ホームにあります。
この天井のタイル、すごいですね。実物は
もっと素敵です。それになんかここはあまり
若い人が来ないせいか静かみたいなんですよ。
旅行者ではない人も来るみたいでした。
一時間以上あるのでノンビリしました。

そうそう絵葉書はどこでも買えますが切手は
どこでもは買えないですね。アムス駅では
構内の雑誌や新聞を扱っているお店で切手も
買えます。絵葉書一枚分0.92ユーロ。航空便と
いうとすぐに理解してもらえるようです。
92セントって半端ですが92セントの切手があるので
簡単です。

やはりインフォが開いている時間に到着した方が
楽、ということなんですね。、ま、仕方ないです。

今回は滞在時間18時間ほどのアムステルダムでした。
ぜんぜん楽しんだ気はしませんし？？というところ
です。残念です。いつもみたいにお馬鹿な事を
書く気にもなれない滞在でした。
実はこの後デュッセルに向かうわけですがそちらでも
まあいろいろあるわけです・・

ヒゲのぼやき旅、まだ続きます・・・・