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パグディンからナムチェバザールへのキビシイ登り<br />12月24日(月)<br />今日はクリスマスイヴだ。<br />このトレッキング最大の厳しい登りがある6時間の行程が待っている。<br /><br />6時起床、7時朝食、8時パグディン(標高2652m)のロッジを出発した。<br /><br />ドゥード・コシ川に沿った上り下りの路をヴィスタリヴィスタリ(ゆっくり)登り、吊橋を渡るのに更に上り下りがある。ステンレス製の吊橋はスイスの援助で造られたとか。こんなに高いところに作らなくても良いのに、1時間以上のロスになってしまうようだ。<br /><br />&quot;ベンカール&quot;あたりから”タムセルク(6623m)”の雄大な姿を遠望できた。ものすごく男らしい姿を堂々とゆったりと現していた。さらに”クーンビラ(5761m)の麓のシャンボジェの丘に”エベレストビューホテル(3800m)が遠望できた。<br />明日はあそこまで行くのだ。<br /><br />モンジョ(2840m)を過ぎて、サガルマータ国立公園入園手続きをする必要がある。パスポートも提示しなければならない。欧米人の登山者も多く、登山途中で出会ったときはお互いに”ナマステ””Hellow!”<br /><br />11時モンジョを過ぎ、川沿いロッジのガーデンテーブルで昼食を摂る。クッキングボーイが先に到着していて、我々のために日本食のコッロケやうどんを作ってくれていた。<br /><br />ナムチェバザールへ高度差600m<br />12月24日(月)<br />さあ、最後の高度差ある吊橋を渡るとナムチェバザール(3446m)へ高度差600mの急登を要する難関が待っている。<br /><br />ヴィスタリヴィスタリ(ゆっくりゆっくり)、あえぎ、はぁはぁ、ひぃひぃ。<br />途中素晴らしい景色だ。こんな時はゆっくりと休憩をとる。<br />エベレスト(8848m)が見える。すごい!すばらしい!感激!<br /><br />タムセルク(6623m)、カンテガ(6799m)などの雄姿が遠望できる。しあわせだ!<br /><br />尚も登りは続き、やっとのことで”ナムチェバザール”の村が見えてきた。<br />あと少しだ、がんばろう。<br /><br />同行の若い彼女たちはとうに到着していた。村に入ると余裕の買い物をしていて商店の2階から迎えの声が飛んできた。村についても階段ばかりでロッジまで行くのもはぁはぁヒィヒィ。<br /><br />16時30分やっとのことで到着した。<br /><br />ロッジは電気も着ているし、トイレも水洗で清潔だ。夕飯はまたキッチンボーイが先に着いていて日本食で迎えてくれた。<br /><br />エベレストビューホテルへの急登<br /><br />12月25日(火)<br />ナムチェ村のロッジを6時半起床、7時半朝食、8時半出発。<br />そうそう、書き忘れていたが、ネパールの登山では、起床のときはキッチィンボーイが目覚ましに紅茶を持ってきてくれ、その後顔を洗うお湯を洗面器で持ってきてくれる。まさに大名旅行だ。<br /><br />さあ、最後の急な登りが待っている。シャンボチェの丘まで約3時間だが、つづら折の石路はかなりキツイ。途中上から建築資材や生活物資を担いだポーターが大勢降りてくる。シャンボチェ飛行場からナムチェまで運ぶのだろう。<br /><br />2時間ぐらい喘ぎながらシャンドチェ空港までたどり着けた。<br /><br />目の前にエベレストやローツェ、アマダブラムなど雄大な山々の大パノラマだ。<br /><br />後日宮原社長に聞いたところ、この空港はホテルよりも後から作られ、ダイナマイトやブルトーザなどを駆使して大変だったそうです。小型飛行機やヘリコプターが着ける。<br /><br />もうホテルは目の前だ。途中にパノラマロッジがあり、その向こうがビューホテルでほとんど平坦な路が続いている。<br /><br />エベレストビューホテルへ<br />12月25日(火)<br /><br />シャンボチェの丘に立つと360度ヒマラヤだ。<br />サーダーの”ジャンボさん”に山の名前を教えてもらい、メモ帳に下手なスケッチを書き山の名前を記録していった。<br />とても覚えきれるものではない。<br /><br />11時15分やっとのことでエベレストビューホテルに到着。<br /><br />チェックインをして、1階サンデッキに出てみた。<br /><br />オ〜〜!エベレストが目の前だ。<br />エベレスト(8848m)、ローツェ(8515m)、アマダ・ブラム(6612m)、カンテガ(6799m)、タムセルク(6623m)これらの雄姿が手を伸ばせば届くような素晴らしい景色に酔ってしまう。<br /><br />欧米人のグループもたくさんいる。しかし彼らは、ナッムチェからの日帰り観光客のようで、今日の宿泊客は我々6人とアイルランド人夫妻だけのようだ。<br /><br />部屋に案内され、やっとのんびりできる。<br /><br />ホテル・エベレスト・ビュー<br /><br />12月25日(火)<br />昼食をホテルで摂り、それぞれ部屋に引き上げのんびりしよう。<br />身体がベチャベチャなので風呂に入りたいが、ここは標高3800m。高山病予防のためにも風呂は無理のようだ。代わりにバケツ2杯のお湯を持ってきてもらい、バスルームで全身を拭く。これだけでもリフレッシュできる。<br />空気が薄い分酒類は避けたほうがいいが、ノンベイにとっては我慢ができず、今日はもう山は登らないので、と勝手な理由をつけてビールで”かんぱ〜い”!<br /><br />部屋の前はテラスになっていて、エベレストは目の前だ。ローツェ、アマダ・ブラム、タムセルク、など雄大な姿を見せてくれる。特にタムセルクは目の前にあり、ものすごく男っぽい雄大な山だ。<br /><br />カメラを構え撮りまくる。<br />テラスに椅子を持ち出し、ボー〜〜と山を見ている。全身から癒される。<br /><br />夕焼けでエベレストが真っ赤になってきた。雲海が出てきた。霧で山が隠れてきた。<br />いろんな表情を見せれくれる。本当に素晴らしい。いくら見ていても飽きない。<br /><br />夕食の連絡があり、ダイニングルームへ。中央に大きな暖炉があり、赤々と薪が焚かれていて暖かい。火というものは見ているだけで暖かさを感じさせてくれる。<br /><br />とんかつが出てきた。こんな高所で日本食が食べられるだけで、全身の疲れを取ってくれる。ちょっとビールでもと言ったら、ホテルチーフに今日だけはやめておきなさい。高山病の検査をしてくれて、”明日にはOKですよ。”<br /><br />アイルランドの夫妻が同席していて、それぞれの国についてつたない英語で談笑したり、楽しい宵を味わえた。ご主人の調子が悪いようでちょっと心配ですが、話題は弾んでいた。<br /><br />月が出てきた。大きな月で、真っ暗な山から現れたきれいな月だった。 <br />

エベレスト街道トレッキングー2

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2007/12/24 - 2007/12/25

244位(同エリア296件中)

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wwitssさん

パグディンからナムチェバザールへのキビシイ登り
12月24日(月)
今日はクリスマスイヴだ。
このトレッキング最大の厳しい登りがある6時間の行程が待っている。

6時起床、7時朝食、8時パグディン(標高2652m)のロッジを出発した。

ドゥード・コシ川に沿った上り下りの路をヴィスタリヴィスタリ(ゆっくり)登り、吊橋を渡るのに更に上り下りがある。ステンレス製の吊橋はスイスの援助で造られたとか。こんなに高いところに作らなくても良いのに、1時間以上のロスになってしまうようだ。

"ベンカール"あたりから”タムセルク(6623m)”の雄大な姿を遠望できた。ものすごく男らしい姿を堂々とゆったりと現していた。さらに”クーンビラ(5761m)の麓のシャンボジェの丘に”エベレストビューホテル(3800m)が遠望できた。
明日はあそこまで行くのだ。

モンジョ(2840m)を過ぎて、サガルマータ国立公園入園手続きをする必要がある。パスポートも提示しなければならない。欧米人の登山者も多く、登山途中で出会ったときはお互いに”ナマステ””Hellow!”

11時モンジョを過ぎ、川沿いロッジのガーデンテーブルで昼食を摂る。クッキングボーイが先に到着していて、我々のために日本食のコッロケやうどんを作ってくれていた。

ナムチェバザールへ高度差600m
12月24日(月)
さあ、最後の高度差ある吊橋を渡るとナムチェバザール(3446m)へ高度差600mの急登を要する難関が待っている。

ヴィスタリヴィスタリ(ゆっくりゆっくり)、あえぎ、はぁはぁ、ひぃひぃ。
途中素晴らしい景色だ。こんな時はゆっくりと休憩をとる。
エベレスト(8848m)が見える。すごい!すばらしい!感激!

タムセルク(6623m)、カンテガ(6799m)などの雄姿が遠望できる。しあわせだ!

尚も登りは続き、やっとのことで”ナムチェバザール”の村が見えてきた。
あと少しだ、がんばろう。

同行の若い彼女たちはとうに到着していた。村に入ると余裕の買い物をしていて商店の2階から迎えの声が飛んできた。村についても階段ばかりでロッジまで行くのもはぁはぁヒィヒィ。

16時30分やっとのことで到着した。

ロッジは電気も着ているし、トイレも水洗で清潔だ。夕飯はまたキッチンボーイが先に着いていて日本食で迎えてくれた。

エベレストビューホテルへの急登

12月25日(火)
ナムチェ村のロッジを6時半起床、7時半朝食、8時半出発。
そうそう、書き忘れていたが、ネパールの登山では、起床のときはキッチィンボーイが目覚ましに紅茶を持ってきてくれ、その後顔を洗うお湯を洗面器で持ってきてくれる。まさに大名旅行だ。

さあ、最後の急な登りが待っている。シャンボチェの丘まで約3時間だが、つづら折の石路はかなりキツイ。途中上から建築資材や生活物資を担いだポーターが大勢降りてくる。シャンボチェ飛行場からナムチェまで運ぶのだろう。

2時間ぐらい喘ぎながらシャンドチェ空港までたどり着けた。

目の前にエベレストやローツェ、アマダブラムなど雄大な山々の大パノラマだ。

後日宮原社長に聞いたところ、この空港はホテルよりも後から作られ、ダイナマイトやブルトーザなどを駆使して大変だったそうです。小型飛行機やヘリコプターが着ける。

もうホテルは目の前だ。途中にパノラマロッジがあり、その向こうがビューホテルでほとんど平坦な路が続いている。

エベレストビューホテルへ
12月25日(火)

シャンボチェの丘に立つと360度ヒマラヤだ。
サーダーの”ジャンボさん”に山の名前を教えてもらい、メモ帳に下手なスケッチを書き山の名前を記録していった。
とても覚えきれるものではない。

11時15分やっとのことでエベレストビューホテルに到着。

チェックインをして、1階サンデッキに出てみた。

オ〜〜!エベレストが目の前だ。
エベレスト(8848m)、ローツェ(8515m)、アマダ・ブラム(6612m)、カンテガ(6799m)、タムセルク(6623m)これらの雄姿が手を伸ばせば届くような素晴らしい景色に酔ってしまう。

欧米人のグループもたくさんいる。しかし彼らは、ナッムチェからの日帰り観光客のようで、今日の宿泊客は我々6人とアイルランド人夫妻だけのようだ。

部屋に案内され、やっとのんびりできる。

ホテル・エベレスト・ビュー

12月25日(火)
昼食をホテルで摂り、それぞれ部屋に引き上げのんびりしよう。
身体がベチャベチャなので風呂に入りたいが、ここは標高3800m。高山病予防のためにも風呂は無理のようだ。代わりにバケツ2杯のお湯を持ってきてもらい、バスルームで全身を拭く。これだけでもリフレッシュできる。
空気が薄い分酒類は避けたほうがいいが、ノンベイにとっては我慢ができず、今日はもう山は登らないので、と勝手な理由をつけてビールで”かんぱ〜い”!

部屋の前はテラスになっていて、エベレストは目の前だ。ローツェ、アマダ・ブラム、タムセルク、など雄大な姿を見せてくれる。特にタムセルクは目の前にあり、ものすごく男っぽい雄大な山だ。

カメラを構え撮りまくる。
テラスに椅子を持ち出し、ボー〜〜と山を見ている。全身から癒される。

夕焼けでエベレストが真っ赤になってきた。雲海が出てきた。霧で山が隠れてきた。
いろんな表情を見せれくれる。本当に素晴らしい。いくら見ていても飽きない。

夕食の連絡があり、ダイニングルームへ。中央に大きな暖炉があり、赤々と薪が焚かれていて暖かい。火というものは見ているだけで暖かさを感じさせてくれる。

とんかつが出てきた。こんな高所で日本食が食べられるだけで、全身の疲れを取ってくれる。ちょっとビールでもと言ったら、ホテルチーフに今日だけはやめておきなさい。高山病の検査をしてくれて、”明日にはOKですよ。”

アイルランドの夫妻が同席していて、それぞれの国についてつたない英語で談笑したり、楽しい宵を味わえた。ご主人の調子が悪いようでちょっと心配ですが、話題は弾んでいた。

月が出てきた。大きな月で、真っ暗な山から現れたきれいな月だった。

同行者
友人
一人あたり費用
30万円 - 50万円
  • 尚も登りは続き、やっとのことで”ナムチェバザール”の村が見えてきた。<br />あと少しだ、がんばろう。<br />

    尚も登りは続き、やっとのことで”ナムチェバザール”の村が見えてきた。
    あと少しだ、がんばろう。

  • 最後の急な登りが待っている。シャンボチェの丘まで約3時間だが、つづら折の石路はかなりキツイ。途中上から建築資材や生活物資を担いだポーターが大勢降りてくる。シャンボチェ飛行場からナムチェまで運ぶのだろう。<br />

    最後の急な登りが待っている。シャンボチェの丘まで約3時間だが、つづら折の石路はかなりキツイ。途中上から建築資材や生活物資を担いだポーターが大勢降りてくる。シャンボチェ飛行場からナムチェまで運ぶのだろう。

  • シャンボチェの丘に立つと360度ヒマラヤだ。<br />サーダーの”ジャンボさん”に山の名前を教えてもらい、メモ帳に下手なスケッチを書き山の名前を記録していった。<br />とても覚えきれるものではない。<br /><br />11時15分やっとのことでエベレストビューホテルに到着。<br /><br />

    シャンボチェの丘に立つと360度ヒマラヤだ。
    サーダーの”ジャンボさん”に山の名前を教えてもらい、メモ帳に下手なスケッチを書き山の名前を記録していった。
    とても覚えきれるものではない。

    11時15分やっとのことでエベレストビューホテルに到着。

  • 部屋の前はテラスになっていて、エベレストは目の前だ。ローツェ、アマダ・ブラム、タムセルク、など雄大な姿を見せてくれる。特にタムセルクは目の前にあり、ものすごく男っぽい雄大な山だ。<br />

    部屋の前はテラスになっていて、エベレストは目の前だ。ローツェ、アマダ・ブラム、タムセルク、など雄大な姿を見せてくれる。特にタムセルクは目の前にあり、ものすごく男っぽい雄大な山だ。

  • 夕焼けでエベレストが真っ赤になってきた。雲海が出てきた。霧で山が隠れてきた。<br />いろんな表情を見せれくれる。本当に素晴らしい。いくら見ていても飽きない。<br />

    夕焼けでエベレストが真っ赤になってきた。雲海が出てきた。霧で山が隠れてきた。
    いろんな表情を見せれくれる。本当に素晴らしい。いくら見ていても飽きない。

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