コスモスの旅、川島下伊草ススキの向こうに

2008/10/04 - 2008/10/04

川越から北に向かって２５４号を走っていくと道路沿いの右手にピンク色に染まった景色が見えてきます。
幹線道路沿いの広大な農地の端っこがコスモス畑になっていて、１０月の半ばにもなると一面コスモスが広がるそうです。

私が訪れたのは１０月の最初の休みだったので、まだまだコスモスはまばらで満開には程遠い状態でした。
辺りはススキが生い茂り小さな小川が流れ、そしてそれに囲まれるようにピンク色のコスモスが風に一斉に揺れています。

コスモス祭りも開催されるようで、摘み取り防止のために中は入れないようビニール紐で囲まれていますが、遠くから眺めてもとても綺麗な景色を楽しむ事ができました。

あたり一帯はザリガニなんかも居て（既に抜け殻でしたが、、）自然溢れる素敵な風景です。

エリア 鴻巣・桶川・北本(埼玉)

埼玉県川島町は白鳥が飛来する街として有名ですが、長閑な田園風景がどこまでも平野のように広がり、自然が溢れる素敵な街です。

秋には田んぼのあぜ道にこんな綺麗な彼岸花が咲いていて、何にも無い風景にアクセントをつけています。

少し時期は過ぎてしまったので、疲れ気味の花びらが水分を失ったように枯れ始めていますが、眩しい太陽の下で最後の最後まで美しく咲こうとしている姿に見えます。

黄色の花も田んぼの周りを流れる小川に沿うように沢山さいていました。

そしてその田んぼの一部はコスモス畑になっています。２５４号を走っていると何も無い風景にその部分だけピンクの水をこぼしたかのように染まっています。

綺麗なコスモスの花は約１ヘクタールの広さに広がっており、今（１０月４日）はまもなく訪れるコスモス祭りの準備で摘み取り禁止のビニール日もがはられています。

どこまでも続く青空は秋の澄んだ空気でずっとずっと遠くまで続いています。

そんな太陽の光と青空の下でとても気持ち良さそうに咲いているコスモスたち。

田んぼを取り囲むように水路があって、タニシやザリガニが沢山いるようです。

ススキも沢山風になびいて揺れています。
秋の風景に欠かすことの出来ないススキ。小さい頃良くススキを引っこ抜いて、旗の様に空に掲げながら通学路を歩きました。

とても冷たそうな水、そして澄んでいて綺麗です。
ザリガニの抜け殻が底に沈んでいました。

こうしていろいろな風景を眺めていますが、日本の秋の美しさは本当に素晴らしいと感じます。

トンボや蜂、そして綺麗な蝶たちもこの日本の秋を十分に楽しんでいるようです。

今日はとてもよい天気なのでコスモスがいつも以上に美しく見えます。

見ごろかと言えばもう少しだけ先になりそうですが、こうしてズームして風景を切り取るとピンク色に染まります。

埼玉県内には沢山のコスモスのみどころがありますが、場所が近いにも関わらず見ごろが異なっているのは種を蒔く時期が違うのでしょうか。

紅葉なんかは高い場所、来たから徐々にやって来て、近所の木々もほぼ同時期に色づいていくのですが、コスモスは見ごろがまだの場所もあれば枯れ始めた場所もあって不思議です。

コスモスには青空が良く似合っています。
秋の空は本当に高くてそこに浮かぶ雲を見ているとどんどん形を変えていき、色々なものに見えてくるので楽しいです。

コスモスの真ん中には蝶の幼虫でしょうか、芋虫みたいなものから蜂、蝶なんかが沢山います。

虫はあまり得意ではありませんが、生命力を感じるので、綺麗な花に付いている虫は良く写真をとっています。

川島町のコスモスは落合橋の北にある交差点を東京方面から北に向かっているなら右に曲がると左側に広がっています。

あいにく駐車場のような場所は近くに見当たりませんでしたが、バイクなどで来ている人も居て、道路沿いに停めて熱心にカメラを向けていました。

コスモスだけでなく小川沿いに小さな花々も沢山咲いています。

田んぼの端っこにはこんな綺麗な花も咲いていました。どこまでも続く田園風景は本当に長閑です。

美味しいお米がきっと沢山実りを迎えた事でしょう。遠くの畑ではまさに秋の実りを収穫している最中のようで、トラックいっぱいに野菜を摘んでいる風景が見えました。