志摩スペイン村　パルケ・ＵＳＪ歴訪の旅　−１−

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久しぶりに志摩スペイン村（パルケエスパーニャ）とユニバーサル・スタジオ・ジャパンを歴訪してきました。

東京から志摩スペイン村への行き方は、名古屋まで新幹線で行き、近鉄特急賢島行きに乗り換えるというのが一般的ですが、これだと到着まで乗り継ぎ時間等も含めると４〜５時間かかってしまいます。
そこで今回のようなケチケチ旅行の強い味方は西武／三重交通共同運航の夜行高速バスです。以前は池袋から志摩スペイン村まで直通で行く伊勢志摩線という名称だったのですが、利用者不足から現在は鳥羽バスセンターどまりの伊勢鳥羽線となっています。始発は大宮に変更となっていますが、３連休を控えた水曜日出発の車内はわずか乗客が６人だけ。これでは車両の減価償却と高速料金と燃料を引いてしまうと、運転手さん（２人一組）の給料も出ず、伊勢方面行きの夜行バス自体が廃止になってしまうのでは？と少々心配です。

さてバスは松阪・伊勢間の渋滞の影響で少々遅れて８：４０過ぎに伊勢市駅に到着。ここで近鉄特急に乗り換えて志摩磯部へ。
数年前、東京からはるばる志摩スペイン村まで通った身としては、スペイン村と言えば志摩磯部からバスというイメージが定着していたのですが、降りてみると志摩磯部から志摩スペイン村の路線バスは廃止されていて、今は次の特急停車駅の鵜方に一本化されているということでした。
とは言え鵜方まで再度電車に乗っていたのでは１０：１０のキャラクターショー“チョッキーとドリームステッキ”に間に合わないのでタクシーでパルケへ。

高速バス伊勢鳥羽線が廃止になってしまうのでは？という心配よりも「いくら平日とはいえ・・・」というくらい少ないゲストの数にパルケエスパーニャの存続は大丈夫なんだろうかと心配になってしまいます。

遊園地ではなく“テーマパーク”という名称が示すとおり、スペイン村はどこまでもスペインをテーマとしてがんばってもらいたいものですが、ここ数年は来園者の減少から“スペイン村”というテーマに多少目をつぶってとっつきやすい方向に妥協してしまい、それがまた本来の味を損ねて負のスパイラルに入り込んでしまっているような気がします。
とは言え、のんびりとした雰囲気と建物や街並（？）の美しさは健在です。
ディズニーリゾートやＵＳＪにはないものを持っている素晴らしいテーマパークだ！という自信を取り戻してがんばってもらいたいものだと思います。

パレードとコロシアムの２つのショーは低予算で制作されている割には悪くはありません。（まあ欲を言えばもっとスペインらしさを追求してほしいとは思いますが・・・）

なお、水と炎の迫力満点のショー“ロストレジェンド”は８月３１日をもって休演となっています。

この日は大阪まで移動という予定だったのと、なにしろ往きの移動手段が夜行バスだったこともあって、閉園時間の午後５時を待たずに鵜方行き路線バスに乗って16:10発の大阪難波行き特急電車に乗りました。

窓側の席が取れたので、しばらくの間窓外に目をやっていると軌道（レールとレールの幅）が異様に広い事に気がつきました。
あとで調べてみると、近鉄の主要路線は広軌なんですね。新幹線を除くＪＲや関東の私鉄は多くが狭軌なので、広軌のレールを見てると何となく安定感を感じてしまいます。

余談ついでに、名古屋・京都・大阪と伊勢志摩を結び、さらにいくつも支線を持っている近鉄は、やはり延べ営業キロ数では関東の東武鉄道を押さえて堂々の私鉄１位なんですね。（ちなみに３位は名古屋の名鉄だそうです）