2000/05/17 - 2000/05/18
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oiwasanさん
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14. アラン島のフランス料理
Rossavealからアラン島へ渡るつもりで、Carraroe行き
の国鉄バスに乗る。 Galwayからは、接続バスがferry出発の 1.5
時間前に出ているが、敢えて国鉄バスにしたのは、雲行きが悪いた
め、ferryに乗るか乗らないかの選択カードを最後まで、こちらの
手の内としたかったため。
途中、Spitalのあたりで、三基の風力発電の風車を見て、ますます、
船のゆれを想像する。 このあたりからは、わずかの牧草の中に石
のみが目立つ、荒涼たる吹きさらしの原野。雲は走るし、さびしげ
にポツンと家がたっている状況では、渡島は見送りか。
司馬遼太郎が、船に弱く、飛行機にしたが霧で飛べなかった・・・・
などの、文章が頭をかすめる。 バスの時刻表にはRossaveal
Crossと書いてあるためイヤな予感がしていたが、案の定、港の方
へは曲がらない。 外は雨も混じってきた。 一瞬の判断と言えば
カッコイイが、むしろ、一瞬の躊躇で、バスは無常にもバス停を通
り過ぎてしまった。
外は雨風も強くなったようで、この判断は良かったと考える。
だが、景色はますます荒涼としてきた。 今度は Carraroe に宿が
あるのか心配だ。 不安を乗せてバスは終着へ。 強い風の中を、
パブへ飛び込む。 赤々と燃えている暖炉があった。 思わず、
二人とも駆けよって手をかざす。 土地の人達の笑いを誘った。
電気仕掛けのランプだったが、このときの二人の寒寒とした心情が
正直に現れたと、後になって思いだしては苦笑。
ここのパブも中は広広としていて、まだ人がわずかなため、地の
果て、コネマラまで来てしまったとの不安が強い。だが、ここにも
救いの女神(実はオバちゃん)が登場。 歩ける距離に夏のリゾー
トホテルが先週から開業したとのこと。その上、アランへ行くなら
ここに泊りなさいと教えてくれたguest houseが、おおあたり。
Dun Aonghasaの丘のふもとにあり、前後二日をこの砦跡周辺の散策
に当てることができた。 Dinnerはフランス料理を思わせる色彩と
味付けで、つい口を滑らせたら、「私の手料理よ」とマダムに軽く
いなされた。
アラン島の一泊二日は、オバちゃん女神のおかげで、すべて順調。
二日目はあろうことか、快晴で、Black Fortの恐ろしげ
な断崖も覗くことができた。
オバちゃんありがとう。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
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