里海画報～ヤマモモ赤くウマ～～０８年６月２２日

2008/06/22 - 2008/06/22

ヤマモモが豊島でも赤うなって来たでがんす。
今年は「島の学校」で早稲田永田研が「てしまアイス」開発するけえ、ヤマモモジャムとか果実酒で８月まで保存してみるんでがんす。
ジャムは当然囲炉裏の原始炉で造るんでがんす。切った竹燃やして燃料費タダでがんす。

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

今年はヤマモモのなり年でがんす。
色が着きだして、赤黒いんは生食用、赤いんはジャムや果実酒用に加工するんでがんす。

千切ったヤマモモは雨水に３時間程漬けてカメムシ等を除くんでがんす。

３時間経つまでママカリの寿司頂いて松たか子でがんす。
ウマ〜〜！！でがんす。

ついでに家浦港を散歩したら、岸壁からすぐの所にウミソウメンを見つけたでがんす。
ウマ〜〜と云ひたいんぢゃが、これは不味いといふより有毒なんでお腹の弱い人は下痢するけえ、喰うたらいけんのよ。

３時間経って、雨水の盥から出して清水で洗い水を切り、鍋に移して火にかけるんでがんす。

本来はグラニュー糖などを入れて煮るんぢゃが、砂糖買うん忘れとったけえ、砂糖たっぷりの梅ジュース造っとったんを急遽徴用、１kg位を琺瑯鍋に入れて囲炉裏原始炉でぐつぐつニルバーナでがんす。
蓋まですり切りイパ〜イぢゃったんが、濃縮されていくんでがんす。アクとりもちゃんとするんでがんす。

ジャムつくりの途中で水切りしたヤマモモを果実酒に漬けるんでがんす。
瓶が間に合わず、杏酒の瓶を空けて入れたとこでがんす。

杏酒は焼酎や泡盛の空き瓶に入れて夏まで保管でがんす。
これもアイスに入れるかのう・・・

左から金柑酒・ヤマモモ酒・杏酒と小さい瓶は筍の瓶詰めでがんす。
８月の「島の学校」で参加者と一緒に食べる希ガスでがんす。

煮詰まって濃縮工程が終わり、瓶に詰めて煮沸消毒でがんす。
裏漉しして種を除き、結局三本できたでがんす。
柄杓一杯分余ったけえ、熱いんを試飲したら甘酸っぽうて、寺ウマ〜〜！！！でがんした。
これならアイスにしたら大人向けでがんしょう。

囲炉裏原始炉に竹燃料棒を放り込んでドンドン燃やして一気に臨界でがんす。
約２０分沸騰状態を保持し、殺菌でがんす。

鍋から出したとこでがんす。
煮沸消毒の際は蓋を下にせんといけんのよ。

引っくり返して放冷するんでがんす。
まだまだ素手で触れん程熱うて、中身が膨張して蓋も膨れとってぢゃ。
脱気に成功したら冷えてから「ぺこん」と音がして凹むんでがんす。
さあ、夏まで喰わんと保つんかのう・・・