2008/06/14 - 2008/06/16
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タマ‐ゲラルディさん
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毎年恒例の、クロアツィアのロヴィーニョ市主催の帆走レガタに参加してきました。
ヴェネツィアからの出発日、12日(木)は北アドリア海沿岸部は雨。
風も強く、海上は荒れ。
今日の航路は、陸中の水路をモーター航行でヴェネツィア→カオルレ泊(同じヴェネト州)ですが、天候の回復がすぐに望めず、金曜日のアドリア海横断の予定航海時間は12時間前後、船酔いしやすい私は土曜日陸路でロヴィーニョに入ることにしました。
金曜日、雨の中、海路組12艘はカオルレ出航後、一度グラード(フリウリ州)近辺までモーター航行で北上して、北西風を利用しながら荒れるアドリア海を帆走横断、クロアツィアのチッタヌォーヴァに11時間後入港したそうです。
ロヴィーニョ市の御招待なので、どこの町でもレガタ参加者には、たっぷりの夕食と快適な宿が無料で用意されます。
クロアツィアのおもてなし、温かく家族的です。
翌土曜日、毎年私たちを歓待してくださるチッタヌォーヴァ市に感謝しつつ、海路組は6時間の帆走航海で、ロヴィーニョ入港。
一方私は、夫の両親とともに、ヴェネツィア→ロヴィーニョ3時間の車旅。
今年からスロヴェニアがシェンゲン条約批准国に加盟したので、イタリア⇔スロヴェニアの国境検閲が廃止され、旅行がさらにスムーズになりました。
でも、スロヴェニア⇔クロアツィアは相変わらず・・・。国境検問所は長蛇の列です。
一般にクロアツィアはイタリアにとても好意的、車内人数と身分証(EU内⇔クロアツィア・スイス間はパスポート不要)の枚数が一致すればOK!顔すら見てくれません。
さて、海路組が航海中、こちらは暇をもてあまして、近くのパレンツォにちらっと行ってきました。
車で高速(といっても、イタリアで言うスーパーストラーダに近いです・・)を戻ること10分、パレンツォ到着です。
パレンツォも、他のイストリア、ダルマツィアの町々と同じく、18世紀に我がセレニッシマ(=ヴェネツィア共和国)の手からオーストリア・ハンガリー帝国に渡るまで、ヴェネツィア領でした。
街のたたずまいも、ヴェネツィア風のゴシック建築のかつての富裕層の邸宅が並びます。
中心部にある一番古い家屋は13世紀の建造と表示されていますが、大方の邸宅は15世紀のゴシック期の建造です。
地元産のイストリア石を使った家々と街路の石畳。石畳はとてもすべりやすいので、履物にちょっとご注意を。
ここのバジリカ、聖エウフラシア聖堂は6世紀建造、ユネスコの世界遺産に登録されました。
教会の内外は、同時期建造のヴェネツィアのトルチェッロ島やラヴェンナのバジリカを彩るのと同手法のモザイクで飾られ、回廊やアトリオ(中庭のようなもの)にはビザンティン期の名残の、カロリング様式の石碑などが無造作に並べられています。
ビザンティン期モザイクの主題としては珍しい、受胎告知があります。
海路組12隻、全員無事にロヴィーニョに入港、とのメッセージが携帯に入りました。
ママ!急いでロヴィーニョに戻るよっ!
ロヴィーニョ市の副市長さん、マリオさんが、毎年オーガナイザーとホスト役をこなします。
マリーナでは、長旅で疲れ切ったヴェネツィア組の横で、何なに?この元気な人たち?
今年はスロヴェニアのピラノからも4艘参加です!すでに20人ほど、かなりハイになってます。(すでに飲んでるな・・・)
クロアツィアの他の町、ウマゴ、チッタヌォーヴァ、パレンツォ、オルセラからも参加者が到着していて、舟を整備しています。
この4都市とロヴィーニョは、毎時間出航する水上バスで簡単に行き来できます。
陸路だけでクロアツィアを周るのは、時間の無駄だし、町々の玄関は海側です。
というのは、かつてクロアツィアを切りもりしたヴェネツィアは、海運国。
イストリア、ダルマツィア(フィウメ(=リェカ)〜ラグサ(=ドブロヴニク)までの沿岸部)は、すべて水上移動が可能ですし、正しい町(旧市街)への入り方はヴェネツィア同様、海からです。
1人で参加してるのは、マケドニアからの始めての参加者、スパニョーロさん。名字からして、イタリア系!セレニッシマ時代は、海外駐在員だったのでしょうか・・。
アドリア海をぐるりと囲むイタリア・スロヴェニア・クロアツィア、そしてマケドニア。
セレニッシマのかつての栄華を偲ばせる面々が、ロヴィーニョに揃いました。
夕食は、レガタを支えてくれる地元ボートクラブのマエストラル直営レストランで。
マグロやカジキの大切れ、いか、地元産野菜などを、客席前に設置されたグリルで手際よく焼き上げていきます。
パスタの茹加減が、イタリア外としては本当に珍しく、完璧。
イタリア人が歓声をあげてお代わりを注文するくらいです!
お酒は、セレニッシマの主力輸出品だったマルヴァシア。イストリア産の白ワインです。
飲み口は甘めですが、日差しの強い産地柄、12度前後ですので飲み過ぎに注意!
マリオさん、23時には他の予定があって失礼しますよと言っておきながら、結局2時まで、ギターとハーモニカ持込のスロヴェニア組のテーブルで騒いでいました・・・。
宿は、ヴェネツィア組は2つのペンションに分かれました。
私は、ペンションKaterina、港から徒歩7分の住宅街にあります。
ここもすべて費用はロヴィーニョ市持ち・・・というより、『マリオさんと愉快な仲間たち』の、ドーンと太っ腹のおもてなしです。
すぐそばの団地前にスーパーKonzumがあり、朝は店内で焼くアツアツのパンを買いに来る人たちがいっぱい。外には農家のおばさんが野菜直売の屋台を出しています。
イタリア語の新聞も、外の新聞売りスタンドに並んでいました。
日曜日のレガタ、国際レガタとあって、港にはクロアツィア海軍の音楽隊まで出ました。
サンタ・カテリナ島の陰が無風地帯で、ここをどう抜けるかが全員、最大の課題。
スロヴェニア組の舟から、うれしそうな歌い声が聞こえてきます。
夕べから歌いっぱなしの人たち!本当にこのレガタを楽しんでいるのは、あなたたち!
レガタ後は、クロアツィア自慢のエメラルド・グリーン〜紺碧の海に飛び込みます。
暑いんだもん・・・。
みんなにコーヒーを淹れてくれるのは、総合優勝のアステミオ(下戸)号のカップル。
でも、明日の出航に備えて、そろそろ港に戻って舟の整備もしなくちゃ・・・。
表彰式を兼ねた夕食会は、町一番の高級ホテル、アストリアで。
スロヴェニア組が、ポルトロサ近辺にある塩田名産の塩を御土産として60Kg持ち込みました。
マリオさんとスロヴェニア歌声おやじたち、ヴェネツィアおやじも参加して、3カ国共同で鰯の塩漬け作り。
地元の民族衣装のバンドが歌う参加4か国の歌を聴きながら、今日もお魚フルコースです。
真夜中をすぎたあたりで、スロヴェニア舟が1艘、ピラノへ帰っていきました。
夜の航海、気をつけてね。ピラノまでは、海路でだいたい6〜7時間かかります。
月曜朝の仕事時間までには、家に帰れるね。
また来年6月、ここで会いましょう!
沿岸部のおいしい魚料理、オーストリア・ハンガリー帝国の名残で内陸は豚肉料理、マルヴァシア、豊富な乳製品、ダルマツィアの強風を生かした生ハム類。
クロアツィアは美味しいもので溢れています。
また宿も、ロヴィーニョでは、南向き2人用1部屋(シャワー&テラス付)で26ユーロ。
EU市民が大挙して押し寄せるのも頷けるでしょう。
カテリーナさんのところはクチコミ客がほとんどのため、9月前半まで、ほぼ満室です。
飛び込み客は・・お馴染さんや知り合いなら、なんとか都合つけるけど・・とのこと。
EU中から客が車で移動してくる夏場は、日本からなら前もって予約するのがお約束です。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- その他
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聖エウフェミア聖堂
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聖堂内部
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聖堂内モザイク、受胎告知
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13世紀建造の家・・でも後世に手を入れすぎ・・
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パレンツォ中心部
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ボートクラブ・マエストラルのレストラン、おいしい!
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5時間盛り上がりっぱなしのスロヴェニア組のテーブル、で、さらにハイなロヴィーニョ副市長・マリオさん(右)
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ロヴィーニョの住宅街・・日本と変わらない風景・・
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スロヴェニア組の舟、これでピラノから楽しく来ましたー♪
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ロヴィーニョの舟
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レガタ、スタート!
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うっ・・二日酔いで気持ち悪っ・・・
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それでも、自分の担当の帆だけは操らないと・・
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島陰の向こうは、風があるな・・・
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飛び込む前は、浅そうだった海・・水深3m・・・
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ロヴィーニョの旧市街は、ポルティコが多い
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丘に築かれた街並は、外階段も特徴のひとつ
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猫がそこらじゅうに・・・
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小広場の隅に置かれた椅子とテーブルは、左側にある手作りアクセ・ショップの作業場兼広告スペース
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海につきあたる小路
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青いドアが、イストリア石の壁・道に映える
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小さな広場に、小さな礼拝堂
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ものすごく狭い路地スペースを最大限に活用した食堂
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家の構造はヴェネツィアと似てるけど、島の上の街と、丘に築かれた街とで構造が違うから、全く異なる印象になるな・・
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Osteriaとイタリア語で書かれた跡が残る建物。ユーゴスラヴィア建国前は、イタリア領だったイストリア
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こちらは最近改装された市街地
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半島部と違って、車の使用が可能
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急坂を上り詰めると・・・マリーナが望める
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連日の暖かいご招待へのせめてものお礼に、ヴェネツィア組とスロヴェニア組、帆を張って港にデモンストレーション停泊しました!
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半島部の旧市街。聖エウフェミア教会がライトアップされてる
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