スリランカでゲットク 浜辺の人々

2007/07/25 - 2007/08/25

はじめまして、一昨年、昨年夏と２度にわたってのスリランカ。
疲れを癒しにホテルでのんびり滞在の日々。時々、お散歩で出かける先で、思わぬ出会いが・・・ホテルのビーチでであった光景です。

エリア スリランカ

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: スリランカ航空

その日、鳥のさえずり、バタバタと屋根を打つ、雨音、なんとなく１日が明け始めた予感。ビーチを見渡せる屋上で早朝２時間、潮騒と海風を感じ、ヨガがありました。レクチャーしてくれたスリランカの先生の言葉が、まるで澄んだ鈴を転がしたような音色で、まだ覚めやらぬ心と体にしみていく。

朝の魚市場。どこの国でも、朝から働く人の表情はきらきら、ハンサムボーイですね。なかなか彼。良い１日になりそうです。

魚市場から見える高台になにやら立派なモスク？テクテク散策に・・・その正体に、びっくり・・・

朝食前、朝食後、日々、何度もやってくる５００ccの得体の知れないボトル。これは薬、体内にたまった毒素、早く言えばｘｘｘを出すお薬。余りの飲みにくさに、木陰の寝椅子で飲み下せず悪戦苦闘。　　　　「ウヘ！苦い・・・」なにやら視線を感じる。「どしたのよ」と、言いたげな。

その後は、アーユルベーダーを受けにホテル内のトリートメントのお部屋で祝福の時間です。

昼下がり、お散歩に。津波の時に打ち上げられたボートが、今は、熱帯のジャングルに飲み込まれて

私のドクターです。鍼治療をしていただいたんですが、針が良く研磨されていないのか？太いのか…ぶっさされる？覚悟が。ただ、ドクターとっても優しいの。ダイニングでお仕事中かなぁ。

ぺラヘラ祭って知っていますか？スリランカの象たちのお祭り。近くのお寺の象も今日はお出かけ。夕方、小川でお洗濯してもらうと聞き、出かけてみると。あらま・・・巨大な猫？？？ごろんと横になって、まぁ、気持ちよさげ。今晩は、ツゥクツゥクに乗って田舎の町のお祭りをみに。真夜中に行われるんですって、興味深々、ご一緒しますか？

「わあっ」足にクズのつるを八の字に巻くなり、１０ｍくらいにやしの木に、大きなお腹をゆすりながら、ちょうど半分。苦しそう・・・それでも一息ついてやしのGET！やしの実爆弾投下となりました。いやはや、美味しいジュースにありつけました。

夜、そろそろ、お出かけの時間。またまた、その前にお散歩。昼間は薄汚い駅も、夜の光の中ではこんな表情を。宮澤賢治さんの銀河鉄道に出てきそうな停車場。

昼間の象、発見。パレード前で緊張がピークに

鞭が風を切って、発火音？子供たちが火の輪を操り、地面を転げ回る。激しい太鼓のリズムで踊る娘たちの恍惚の表情。４ｍもない細い田舎道の道路を練り歩く象たち。近くのお家人が、ベンチを出してくれました。不思議な夜中のお祭り。通り過ぎた後の静寂。田舎の町は今までの騒ぎを忘れたかのように、再び静まり返りました。

パレードは多彩。アラブやインド・アフリカの色が・・

スリランカの建築家ジェフリーパワーは、ベントウタの出身。ホテルの近くに彼の設計したホテルがいくつかあり、夕方、ビーチ伝いに歩いて、見学に。自然と水と光を取り入れた美しいホテルばかり。ここは、彼が別荘のように使ったとか・・・バスルームやトイレ、洗練され豪華でありながら、緑の木や草の命が飾られるというよりは、共存していました。広々とした庭も素敵。のんびり時間を忘れて、本を読みたい感じです。

ジェフリパワーのホテルの客室の壁面に描かれた繊細なモノトーンのデッサン。窓や扉を開けると、緑が見える。

ホテルの部屋のリビングはシンプルモダン・家具や絵のセンスも垢抜けしています。脱帽。田舎町のホテルなのに。

ベッドルームは一部屋ごとに内装もインテリアもカラーアイテムも異なっていました。

ベットルームから見上げると青い光が差し込む明り取りの窓

日々のアーユルベーダーとヨガ、ベジタリアンの食事、読書とお散歩、スケッチに飽きてきました。ビーチで看板発見。どうやらろうけつ染めの個人の工房。遊ぶ場所発見の予感！ちなみに看板の上に止まっているのは、本物の鳥でした。動かないから飾りかと思いきや・・・

交渉成立？自分のスケッチを持って彼のアトリエに。お嬢さんや親戚のおばちゃんが、庭の小屋で作業中。明日から私も午後はここで、ろうけつ染めの作業に。お金も材料費も・・・要らないよって。

一緒に４日間、おしゃべりしながら作業をしたおば様の笑顔、良いでしょう。

蝋で絵を描いては染め、また蝋で色を止めては染め、最後に大きな鍋で蝋を落とすんですが、指が蝋を落とすのに、布をこすって、見る見るうちに腫れ、擦り切れ、泣き笑いしながらの作業。

ようやく完成！風になびく作品みていると、また作りたくなってきました。

暫し、夕日をお楽しみください

人と海と

波を感じていただけたら幸せ

島影と

満月の晩は、お参り日和。「今日は満月だから、お参りに行くツアーがある。とのこと。確かにおぼろ月が天高く昇っています。近くにある大仏様に蓮の花とお香を備えに、ホテルの仲良くなった人たちと出かけることにしました。

お寺の敷地は砂が敷かれ、掃き清められているので、サンダルと脱ぎ、階段を昇り仏様のもとに。暗闇から先日の象の泣き声。沢山の僧侶の姿も。灯明を灯し中へ。

大仏の前は蓮の花とお香が添えられ、床にひざまずき
祈る人、相当長い時間をそこで過ごしている家族も多いいみたいです。壁に寄りかかり、子供も寛ぎ、床で遊んで仏様と一緒に時間を過ごしているかのよう。私も菩提樹の根元で、しばし瞑想。

夜、お寺の敷地にいる象。少し興奮気味なので遠くから・・・９時にはお寺の火も消え再び静寂が

ヨガを終え、朝食を済ませ、朝の探検に。早速、ホテルの前の自然のプールで朝から大はしゃぎの家族が。日曜日の６時すぎ。

こんな風に愛犬と大はしゃぎする家族の姿
がほほえましく、しばし遊ばせてもらいました。

おじさんとワンコ、子供、奥様も実は一緒だったんですね。

朝の水浴びを終えて、遊びながら戻る子供たち、なんか良いいなぁ。これから市場で買い物して朝食でしょうか。

遊びすぎて、家族は遠くに、慌てて追いかける子供。

お散歩再会。ホテル前のビーチから、今日はどこに行こうかなぁ。

タイヤに見とれていたら、トロピカルなお兄さんが自転車で波打ち際を通過・・・

不思議？自転車まで絵になるきがする。

牛もアンドリュース・ワイエスの１枚の絵のよう

単線の踏み切り通過！線路を横切りながら気が付くとなんとジャングルの中を行く涼しげなもう１つの道

ちょっと寄り道。お散歩のお散歩。テクテク線路を歩きはじめると、自然にスタンドバイミーを口ずさんでいました。

仲の良い母と息子の姿も遠くなり・・・ジャングルの静寂に浸りながら、先に進むことに

来た！来た！　スリランカの列車通過。カメラを構え今か、今かと・・・あれ？来ない？まだか！ちょっとのんびり走りすぎ。だから線路の上、みんなが平気で歩いているんでしょうね。

なんだか、のどか。列車ものんびりですが、「来た来た！って、子供が騒いで・・・家の中からぞろぞろ、出てきた時には列車は通過していました。残念。

今日のお散歩はここまで。

夕方。このホテルでの滞在は２０日余り。アーユルベーダーの食事・薬・オイルトリートメント・ヨガが、１日中、組み込まれているので、遠出は許していただけません。長期自主入院みないなもの。そんな１日の楽しみは明け方のヨガ・食事前のお散歩・トリートメント。そして、バッティックでの制作。最後が、夕日を見ながら海風に吹かれること。

最近、新たな楽しみが１つ加わりました。来ました。来ました。夕刻、ビーチの前の潮が引くと自然の防波堤が現れるんですが、と同時にワイワイにぎやかな一団の声が届いてきます。

夕焼けも刻々と変化。一瞬一瞬、表情を変え、釣りの一団も目が離せないけれど、夕日もみたい。いつになく心はソワソワ

どこで、釣ろうか、岩場を右左にうろうろ。

岬の先に向かう模様。大物釣ってくれるの期待しているんだから、もうそろそろ、つり始めませんか。

ややや・・・

あらら・・・水に入ってこちら側に？何が始まるのかと思えば、今日は中止の模様。波も高いし、日も傾きすぎたかなぁ。残念。

浜辺の窪みに落ちた最後の夕日のかけら

おやすみなさい