2008/04/28 - 2008/04/28
8位(同エリア11件中)
ダイサクさん
『3日目 バス旅11時間!アルバミンチへ!』
「アルバミンチ!アルバミンチ!アルバミンチ!」「アルバミンチ!アルバミンチ!~アルバミンチィ~!」「アルバミンチ!~アルバミンチ!」 僕も一緒になって言う。「アルバミンチ!アルバミンチ!アルバミンチ!」 バスの呼び込みの男が笑顔で見てくる。 今は4月28日、午前5時10分。午前4時20分に起床し、Taxiでメルカート北東のバスステーションへ。悪名高い(?)エチオピアのBusで南へ行くのだ。 Taxiは闇夜の中走る。昨日の大麻売り、ラスタスタイルのいかつくも陽気な兄ちゃんはいない。頭からプロレスの覆面帽子をかぶった客引きや、家々の前で雑魚寝するエチオピア人がいる。
「アルバミンチ!アルバミンチ!アルバミンチっ!」
この日記を書いていると、「Hello,Pen Please!」と言ってくる。「んっ?」「No~日記を書いてるから。」「OK~。」エチオピアカラーに見を包んだエチオピア人だ。 バスの傍には旅を始める人、仕事に行く人、カップル連れのエチオピア人が多い。
バスは走る。マラソンをしている人、ゴミを掃除している人、工事している人、道路で寝ている人。闇夜から朝日が昇る。その斜め上には月が見える。ゴミでいっぱいになった場所からは白い煙が漂っている。そこで何かを探している人の影がある。
朝から続いていた緊張感は次第になくなって、朝日がバスの窓から差し込んでくる。バス内ではエチオピアの音楽が爆音で流れ始める。次第に強くなっていくその光に、バスカーテンを下ろして、読書をする。 バスは走る。 9時に小さな町に着き、30分程休憩。あたりを歩いてから食堂に入ると、現地の人たちが「こっちへ来い!」と誘ってくれる!朝からBeerを飲んでいる彼らに混じり、写真を撮ろうとする。みんな陽気でWelcomeって感じだったが、一人だけ写真を撮るんじゃないって言う男がいる。怒っている。
「すみません。初対面でいきなり写真撮るってのもないですよね。写真いやでしたら撮りませんので。ほんとごめんなさい。」 一人怒っている頑固そうな男にそう言って謝っていると、その男の強面が変わり、OK。OK。と、笑顔になっていく。ほんとうは、すっごく優しい男だった!すると、みんなが一緒にお酒飲もうぜってBeerを勧めてくる。そして、みんなで乾杯!「チ~~ス!!」あってるかわからないけど、乾杯!ワインはどうだ?これはうまいんだぞっ!再び、「乾杯~!!」 皆で盛り上がる。僕はこれからアルバミンチへ行くんだ。その後はジンカに行くんだ。たぶんこの町にはまた戻ってくるから、そのときにまた会えるのを楽しみにしてます! お~じゃあアルバミンチで十字架のネックレスを買ってきてくれ! あっという間の休憩時間も終わり、彼らと別れバスに乗り込む。
再びバスはひた走る。アルバミンチは遠い。その後いくつかの村で乗客が降りて行ったり、逆に乗車してきたりする。バスの前に乗っている親子にチャットをもらう。チャットはこちらで良く食べられているもので、食べると軽い覚醒作用があり、おしゃべりになり、眠気がなくなるというもので、エチオピアでは大きな外貨稼ぎの輸出品になっている。イエメンではカートと呼ばれているこのチャットを前に座っていた子どもにもらう。いくつか食べる。何も変わらない。一枝のチャットを食べ終わり、どうだ?う~ん何も変わらないよっ、て言うと、横に座っていた男女の若いグループがもう一房食べなよって笑顔でくれる。
バナナをもらったり、色々な話をしながら、エチオピア音楽に包まれたバスは走っていく。青空トイレ休憩、故障休憩を経て、夕方17時過ぎに、ようやくアルバミンチへ着く。
バスステーションにいた客引きにホテルを案内してもらい、いい雰囲気のホテルにチェックイン。
「どうだ、オレはジンカでツアーをやっている仲間がいるから紹介するぞ?」
「いや~いいよ行き当たりばったりで行きたいから。」
「じゃあおれの携帯番号教えるからもしよかったらまた連絡してきなよ。」
「OK~!」
朝から何も食べていなかった僕の腹に、ビール3本、パスタを流し込む。ここアルバミンチのパスタは最高においしかった!!
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- エチオピア航空
-
エチオピアのバスはだいたい朝の6時発、
-
でもそれはヨーロピアンタイムであって、
エチオピア時間では12時 -
5時前、すでに呼び込みの声があたりに響いていた。
-
誰よりも一番乗り!
一番後ろの左隅をゲット。
朝の大仕事を終えた安堵感から、余裕が生まれる。 -
一緒に呼び込みをする。
「アルバミンチ、アルバミンチ、アルバミンチ〜!」
そのうちどんどん人が乗ってきた。 -
呼び込みの人が目で合図する。
Thank you!
以後、アルバミンチまでこの呼び込みの人が気遣ってくれた。 -
闇夜がだんだん溶けてくる。
すごい人の群集。
いや〜最高の始まりだな。 -
バスターミナルには各方面へ出発するバスがいっぱい!
みんなそれぞれの時間をここからスタートさせる。 -
そして、6時をちょっと過ぎてようやく出発!
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美しい朝の始まり@アディスアベバ
-
バスは坂道を走っていく。
遠くには寝起きの太陽。
“僕ら”の一日が始まる。 -
さすらおう。
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まだ月が寝付けない頃に。
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早起きして、2日分ほど楽しもう。
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あっという間に仕事につく太陽。
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ゴミの山で人の影を見た。
瞬間、息を飲んだ。 -
カメラを構えるがバスはスピードを上げていく。
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太陽が頑張っている。
そろそろ日差し避けカーテンの出番だぜ。 -
ちょっと走るとこんな道に出くわし、
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湖が現れ、
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180度の地平線が姿を現す。
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ここは動物だって歩けるんだ。
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おいおい、人間様よ。
ほどほどにしてくれねーか。 -
3時間ほど走って、休憩タイム。
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窮屈になっていた両足を伸ばして、息を吸う。
開放感が全身を、心を突き抜ける! -
ここでも今日の一日が始まっていて、
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この子どもの一日も始まっていて、
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ここでも一日が“お酒”とともに始まっていて、
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僕の一日と交わる。
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写真を構えると唯一怒っていた人。(真ん中)
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“誠”で受け入れてもらい、出されるおもてなし。
-
さすらおう。
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おもてなしにおもてなし。
和の心。 -
この緑の容器にワインが入っていて。
一気飲みさせてもらう。 -
軽くふらつきながらも、再びバスへ。
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窓から流れるロードムービー。
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快適なスピードで続いていく。
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チャットを一枝もらって、
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爆音のエチオピアmusicに揺られながら走っていく。
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青空の下、リフレッシュタイム。
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青の青空で再び蘇り、
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写真を撮ったり、携帯で日本へ電話する。
(ここでは繋がらなかった) -
いがぐり坊主の男の子。
チャット、ありがとうね。 -
見えてくる赤い湖。
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ここが絶好の写真スポットだよ、
-
隣に座った男女にアドバイスされて。
バナナ、ありがとうね!! -
夕方5時、アルバミンチへ。
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ついに到着。
まだ日が落ちていなくて少し安堵感。 -
客引きに案内されて、歩く。
体を伸ばしながら。 -
チェックインして、シャワーを浴びる。
生き返る! -
ビールで最高になる。
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パスタとビールで気持ちよくなる。
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食事を終えて、部屋の前でくつろぐ。
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太陽も仕事を終えて、
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僕も明日を想う。
明日もバス旅!!そして、ジンカへ。
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