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滝コミュニティ仲間のJOECOOLさんご夫妻と姫路・鳥取間を結ぶ国道29号線沿線の滝めぐりをしました。JOECOOLさんとは昨年の12月に和歌山県の鼻白の滝で偶然にお会いしました。そして5月に兵庫県にある百選滝の原不動滝に来られるということで、お互い日程を調節しこの日となりました。<br /><br />JOECOOLさんのご希望は原不動滝は絶対で、あとは兵庫県内の滝をいろいろと見てみたいということでした。しかし前日の雨で滝への歩きのアプローチが長い滝は足元が悪く厳しいということで、いくつかの滝を断念せざるを得ませんでした。そこで、あと1時間ほど足を伸ばせば鳥取県の百選滝のひとつ雨滝があるので、そちらに向かうことにしました。あとは時間が許す限り鳥取県内の滝を見に行くことになりました。私にとっても初めての滝です。

滝めぐりシリーズ62 JOECOOLさんと滝めぐり 鳥取県の巻 雨滝他

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2008/05/11 - 2008/05/11

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GOTOCHAN

GOTOCHANさん

滝コミュニティ仲間のJOECOOLさんご夫妻と姫路・鳥取間を結ぶ国道29号線沿線の滝めぐりをしました。JOECOOLさんとは昨年の12月に和歌山県の鼻白の滝で偶然にお会いしました。そして5月に兵庫県にある百選滝の原不動滝に来られるということで、お互い日程を調節しこの日となりました。

JOECOOLさんのご希望は原不動滝は絶対で、あとは兵庫県内の滝をいろいろと見てみたいということでした。しかし前日の雨で滝への歩きのアプローチが長い滝は足元が悪く厳しいということで、いくつかの滝を断念せざるを得ませんでした。そこで、あと1時間ほど足を伸ばせば鳥取県の百選滝のひとつ雨滝があるので、そちらに向かうことにしました。あとは時間が許す限り鳥取県内の滝を見に行くことになりました。私にとっても初めての滝です。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

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  • まずは百選滝の雨滝に向かいました。まず目に付いた滝は、遊歩道の階段を降りてすぐのところにある布引の滝です。この滝は地下水が水源となっており、1年を通して水量がほとんど変わりません。

    まずは百選滝の雨滝に向かいました。まず目に付いた滝は、遊歩道の階段を降りてすぐのところにある布引の滝です。この滝は地下水が水源となっており、1年を通して水量がほとんど変わりません。

  • 落差40mの雨滝は相変わらず水量が多く物凄い轟音がしていました。

    落差40mの雨滝は相変わらず水量が多く物凄い轟音がしていました。

  • 雨滝の周りは断崖絶壁です。

    雨滝の周りは断崖絶壁です。

  • 雨滝不動明王と雨滝。物凄い水量のため、滝壺まで近づくことができません。

    雨滝不動明王と雨滝。物凄い水量のため、滝壺まで近づくことができません。

  • 雨滝の奥には筥滝がありますが、足元も悪そうなので途中の雨滝の展望台まででやめておきました。

    雨滝の奥には筥滝がありますが、足元も悪そうなので途中の雨滝の展望台まででやめておきました。

  • 雨滝の滝口から水が勢いよく噴き出している様子がわかります。

    雨滝の滝口から水が勢いよく噴き出している様子がわかります。

  • 雨滝の次は八東町の滝谷の大滝です。このあと行く予定の鳥取県の滝は全て私にとっても初めての滝ばかりです。    滝谷の大滝へは、国道29号線を南下し道の駅はっとうを過ぎて、細見川のところで左折します。途中大滝の案内はありませんが、ふるさとの森の標識のほうへ進みます。途中扇ノ山林道へと通じる町道へ入るところさえ間違えなければ大丈夫です。大滝への遊歩道の入口に標識がありました。遊歩道を細見川へ降り、上流に向かえばすぐに大滝が見えてきます。<br /><br />ところで扇ノ山林道沿いにはいくつかの滝がありますが、滝への徒歩のアプローチ時間が長いこともあり、今回は断念しています。また、林道も通行止めのようでした。

    雨滝の次は八東町の滝谷の大滝です。このあと行く予定の鳥取県の滝は全て私にとっても初めての滝ばかりです。    滝谷の大滝へは、国道29号線を南下し道の駅はっとうを過ぎて、細見川のところで左折します。途中大滝の案内はありませんが、ふるさとの森の標識のほうへ進みます。途中扇ノ山林道へと通じる町道へ入るところさえ間違えなければ大丈夫です。大滝への遊歩道の入口に標識がありました。遊歩道を細見川へ降り、上流に向かえばすぐに大滝が見えてきます。

    ところで扇ノ山林道沿いにはいくつかの滝がありますが、滝への徒歩のアプローチ時間が長いこともあり、今回は断念しています。また、林道も通行止めのようでした。

  • 滝谷の大滝は落差17mです。比較的広い滝壺に豊かな水が豪快に落ちています。

    滝谷の大滝は落差17mです。比較的広い滝壺に豊かな水が豪快に落ちています。

  • 滝の正面に廻るためには細見川を渡り向こう岸に行かなければなりません。私だけ渡って正面からの姿を捉えることができました。<br /><br />この滝には大蛇伝説があり、遊歩道入口には以下の看板がありました(ほっとうちょうのむかしがたり?)。<br /><br />『この辺一帯は「滝谷」といいますが、ここから二百メートルほど入ったところに大きな滝があり、この滝壺には両眼を失った大蛇が住んでいるといわれています。<br /> むかしこの滝のそばで、一匹の蛇を村の子供たちがいじめて、殺されかかっているのを通りかかった滝谷村の行商の男が助けてやりました。そして、この男は日暮れになった我が家に帰り夕食の準備をしていました。すると一人の美しい品のある娘が男の前に近づき「広留野に兄を頼って行くものですが、早、日も暮れて途方に暮れています。どうか一夜泊めていただけないでしょうか。」と鈴の鳴るような声でいいました。この男は快く引き受けあばら屋の納屋に案内しました。娘は自分から進んで夕食の支度をし、どこで手に入れたのか酒まで用意しました。<br /> それから二人はずっと夫婦として幸せな生活を送りました。<br /> やがて二人には可愛らしい女の子が産まれ、男はますます行商に励みました。ある夜、男が行商から帰って「声をかけずに戸を開けてはならない」という約束を破って戸を開けてしまいました。見ると部屋の中には大蛇がとぐろを巻いて座っていました。「あなたは、私の本当の姿をご覧になりましたね。もう一緒に暮らすことはできません。私はあなたに助けていただいた蛇です。恩返しのつもりで一緒に暮らしてきました。しかしもう仕方ありません。どうかこの子にこれを吸わせて大事に育ててください」と言ってじぶんの右目をえぐり取って姿を消してしまいました。<br /> 男はなげき悲しみながらも一人娘にこの目を吸わせて育てていましたが、ある日この目が盗まれてしまいました。男は滝壺に行って訳を話すと、美しい片目の女房が現れ左目もえぐり取って男に渡しました。しかし、この二つ目の眼も行商に出ているときに盗まれてしまいました。男がまた、滝壺に行って話をすると滝は一瞬真っ赤に染まり、中から両目をえぐり取られた大蛇が現れ、雨滝の方へ逃げれば無事に暮らせるだろうと男に教えてやりました。<br />(このような大蛇伝説は八東町内には数多く残されており、鉱山文化と深いかかわりがあるといわれています。)<br /><br />平成八年 三月  八東町』

    滝の正面に廻るためには細見川を渡り向こう岸に行かなければなりません。私だけ渡って正面からの姿を捉えることができました。

    この滝には大蛇伝説があり、遊歩道入口には以下の看板がありました(ほっとうちょうのむかしがたり?)。

    『この辺一帯は「滝谷」といいますが、ここから二百メートルほど入ったところに大きな滝があり、この滝壺には両眼を失った大蛇が住んでいるといわれています。
     むかしこの滝のそばで、一匹の蛇を村の子供たちがいじめて、殺されかかっているのを通りかかった滝谷村の行商の男が助けてやりました。そして、この男は日暮れになった我が家に帰り夕食の準備をしていました。すると一人の美しい品のある娘が男の前に近づき「広留野に兄を頼って行くものですが、早、日も暮れて途方に暮れています。どうか一夜泊めていただけないでしょうか。」と鈴の鳴るような声でいいました。この男は快く引き受けあばら屋の納屋に案内しました。娘は自分から進んで夕食の支度をし、どこで手に入れたのか酒まで用意しました。
     それから二人はずっと夫婦として幸せな生活を送りました。
     やがて二人には可愛らしい女の子が産まれ、男はますます行商に励みました。ある夜、男が行商から帰って「声をかけずに戸を開けてはならない」という約束を破って戸を開けてしまいました。見ると部屋の中には大蛇がとぐろを巻いて座っていました。「あなたは、私の本当の姿をご覧になりましたね。もう一緒に暮らすことはできません。私はあなたに助けていただいた蛇です。恩返しのつもりで一緒に暮らしてきました。しかしもう仕方ありません。どうかこの子にこれを吸わせて大事に育ててください」と言ってじぶんの右目をえぐり取って姿を消してしまいました。
     男はなげき悲しみながらも一人娘にこの目を吸わせて育てていましたが、ある日この目が盗まれてしまいました。男は滝壺に行って訳を話すと、美しい片目の女房が現れ左目もえぐり取って男に渡しました。しかし、この二つ目の眼も行商に出ているときに盗まれてしまいました。男がまた、滝壺に行って話をすると滝は一瞬真っ赤に染まり、中から両目をえぐり取られた大蛇が現れ、雨滝の方へ逃げれば無事に暮らせるだろうと男に教えてやりました。
    (このような大蛇伝説は八東町内には数多く残されており、鉱山文化と深いかかわりがあるといわれています。)

    平成八年 三月  八東町』

  • イチリンソウが可憐な花を咲かせていました。

    イチリンソウが可憐な花を咲かせていました。

  • 細見川を挟んで無名滝がありました。落差は目測で25mほどでしょうか。

    細見川を挟んで無名滝がありました。落差は目測で25mほどでしょうか。

  • いつの間にか、朝の天気が嘘のような青空となり、新緑をより引き立てています。

    いつの間にか、朝の天気が嘘のような青空となり、新緑をより引き立てています。

  • 大滝の次は若桜町の二つの滝を目指します。国道29号線をさらに南下し、国道482号線を左折しわかさ氷ノ山スキー場方面に向かいます。舂米(つくよね)神社の前の路肩に車を停めて権現滝を探します。案内は全くありません。最初向かった方向は間違っており、近所のおばさんに尋ねたところ丁寧に教えていただきました。

    大滝の次は若桜町の二つの滝を目指します。国道29号線をさらに南下し、国道482号線を左折しわかさ氷ノ山スキー場方面に向かいます。舂米(つくよね)神社の前の路肩に車を停めて権現滝を探します。案内は全くありません。最初向かった方向は間違っており、近所のおばさんに尋ねたところ丁寧に教えていただきました。

  • 教えて頂いたとおり民家の間の狭い路地を抜けると舂米川へと下りていく階段がありました。階段を下りきると権現滝の姿が見えてきました。なかなかの滝姿です。足元にはイチリンソウやニリンソウが咲いていました。

    教えて頂いたとおり民家の間の狭い路地を抜けると舂米川へと下りていく階段がありました。階段を下りきると権現滝の姿が見えてきました。なかなかの滝姿です。足元にはイチリンソウやニリンソウが咲いていました。

  • 権現滝は落差17m。この場所からは見えませんが、三段の滝です。滝口の上は滝壺で、滝口右の岩陰に滝の中段があります。さらにその上にもう一段あります。

    権現滝は落差17m。この場所からは見えませんが、三段の滝です。滝口の上は滝壺で、滝口右の岩陰に滝の中段があります。さらにその上にもう一段あります。

  • さらに下まで下りると滝の上の方に橋が架かっているのが見えました。その橋の上から、権現滝が三段からなることがわかりました。

    さらに下まで下りると滝の上の方に橋が架かっているのが見えました。その橋の上から、権現滝が三段からなることがわかりました。

  • 橋の上から見た権現滝。三段あることがわかります。

    橋の上から見た権現滝。三段あることがわかります。

  • 権現滝の中段です。残念ながら権現滝の全体像を見ることのできる場所はありませんでした。

    権現滝の中段です。残念ながら権現滝の全体像を見ることのできる場所はありませんでした。

  • 権現滝の上段です。

    権現滝の上段です。

  • 舂米神社境内には鳥取県名木百選のヒノキの大木があります。

    舂米神社境内には鳥取県名木百選のヒノキの大木があります。

  • 鳥取県最後の滝は八反の滝です。この滝も案内が全くありません。国道482号線を戻り、淵見で右折し道なりに進みます。道が狭く、ついにフェンスで道路が封鎖されているところがあったので、たまたま農作業をされていたおじいさんに聞いたところ教えていただきました。フェンスを開けて先に進むとやがて未舗装の林道になります。かなりの悪路でした。苦労してようやく滝の上にたどり着きました。駐車スペース(といっても荒れ放題)があり、車を停めて林道を少し戻ると下のほうに滝への道が見えます。林道をさらに戻って斜面を下りてその道に入って滝に向かいました。<br /><br />滝壺が人工的に堰き止められていたのが残念でした。滝へと続く道は滝を見るための滝見道というよりは作業用の道だったのでしょう。

    鳥取県最後の滝は八反の滝です。この滝も案内が全くありません。国道482号線を戻り、淵見で右折し道なりに進みます。道が狭く、ついにフェンスで道路が封鎖されているところがあったので、たまたま農作業をされていたおじいさんに聞いたところ教えていただきました。フェンスを開けて先に進むとやがて未舗装の林道になります。かなりの悪路でした。苦労してようやく滝の上にたどり着きました。駐車スペース(といっても荒れ放題)があり、車を停めて林道を少し戻ると下のほうに滝への道が見えます。林道をさらに戻って斜面を下りてその道に入って滝に向かいました。

    滝壺が人工的に堰き止められていたのが残念でした。滝へと続く道は滝を見るための滝見道というよりは作業用の道だったのでしょう。

  • 八反の滝も水量豊富でした。

    八反の滝も水量豊富でした。

  • 林道からは木々が邪魔になり、滝の全景はクリアには見えませんでした。<br /><br />これでこの日の鳥取県の滝めぐりは終了です。いずれの滝もはずれがなかったというのがJOECOOLさんと私の感想でした。このあと兵庫県側のそうめん滝によってこの日の滝めぐりが終わります。

    林道からは木々が邪魔になり、滝の全景はクリアには見えませんでした。

    これでこの日の鳥取県の滝めぐりは終了です。いずれの滝もはずれがなかったというのがJOECOOLさんと私の感想でした。このあと兵庫県側のそうめん滝によってこの日の滝めぐりが終わります。

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