ハワイ　パールハーバー　戦艦アリゾナ

2008/04/10 - 2008/04/10

ようやくハワイ州オアフ島に足を踏み入れました、ハワイと言えばワイキキビーチを始めとした、リゾート観光が主になりますが、個人的に一番見たかったのは、パールハーバー、１９４１年１２月７日の真珠湾攻撃で沈んだ戦艦アリゾナでした、空港からホテルにも寄らず、バスでそのまま向かいました、アリゾナメモリアル（無料）は朝からかなりの人出で、２時間近く待ったでしょうか、その間は敷地内の展示を見たり、バックヤードを歩いたり、ベンチに座りスナックを食べ、コークを飲んだりで時間をつぶしました、あまりアジア系の人はいませんでしたね、日本人と思われる、年配の団体さんが二組程度だったでしょうか。ここには本屋さんやメダル等を売るお店もあって、本やメダルを買うと、引退されたボランティアのおじいちゃん兵がサインをしてくれるみたいで人気がありました、年齢から察すると日米開戦当時の現役の方かもしれません！？アメリカ人の好きな「ヒーロー」なんでしょうね、米国ではこう言った施設には必ず退役された軍人さんがボランティアでいるんです、自分の仕事に対する誇りや感謝の念からこう言った事が出来るのではないかと思います、日本ではこう言った気持ちになれる職業や企業は何処があるのかな。さてここにはもうひとつ、大日本帝国らしい発想の人間魚雷「回天」も展示してあります。

エリア パール・ハーバー周辺(ハワイ)

• 交通手段: 高速・路線バス

もちろん無料のアリゾナメモリアルのチケット、左上の数字がツアーの順番です、朝八時ごろの到着でしたが約二時間待ちでした、ここには荷物は持って入れませんので、入り口から右側にある建物に預けなくてはなりません。

これはバックヤードから見える、潜水艦「ボウフィン号」

戦艦ミズーリ、日本が降伏文書をこの船上で調印しました。日米開戦の真珠湾攻撃で沈んだ「アリゾナ」と向かい合うようにして停泊しています。現在はこれも一般に公開されています。

ビジターセンターのバックヤードとフォード島へと掛かる橋。

真珠湾を攻撃した、日本海軍の三笠とゼロ戦。

アリゾナの砲台跡、６７年の歳月を物語っています。メモリアルはアリゾナを覆うように建てられています。

沈んだアリゾナの船体。

大理石で造られた、戦没者の記念碑、１１７７名がこのアリゾナの船体と共に今でも海に沈んだままです。

６７年たった今も、アリゾナからは油が漏れ続けています。

油の流れの先に見えるのが、戦艦ミズーリです。

戦艦ミズーリをアップにしました。

上を見上げると星条旗が

ビジターセンターからは船でメモリアルまで連れて行ってくれます（約５分）、船内の様子ですが、日本人らしき人は僕以外には見つけられませんでした、ちゃんと車椅子でもアクセス出来ます。

これが人間魚雷「回天」です、ボウフィン号博物館とパークに置いてあります、ここももちろん無料で入れます、是非ここに行かれてこの愚かな兵器を見て下さい。市川海老蔵主演の映画「出口のない海」も見られたら良いと思います。

反対側はカットモデルになっていて、操縦席が見える様になっているのですが、目をつぶって、当時の事、思想や軍国教育を受け、ここに座るイメージをしたら居た堪れない気持ちになりました。

一人の日本人が乗る自殺魚雷と書かれています。これを見た欧米観光客が「クレイジー」と言っていました、自信を持って僕の母国日本が開発したんだよ、とは言えないね。

ボウフィン博物館のエントランス、ここをまっすぐ行くと自殺魚雷「回天」は展示してあります。

今回ミズーリ博物館には行きませんでしたが、行きたい方は、この前からバスでフォード島へと連れて行ってくれます。

何も説明書きのないプロペラ、でも花びらのようで綺麗なディスプレイ。

フォード島への橋、この橋をシャトルバスで渡って「ミズーリ博物館」へ連れて行ってくれます。

この旅行記へのコメント （1）

• ナイアさん 2008/05/02 03:46:08

  １５年ほど前に

  子供たちも連れて一度見学をしました。カウアイでハワイの歴史博物館にも行きました。
  
  アメリカに住んで２６年、第二次世界大戦の時のSFやシアトルの当時の日系人の大変だったこと、多くのものを失ったことを知るにつれ、すでにそのころ、ハワイの日系人は当時から特別な地位を築いていたんだなあと驚いたことを覚えています。どこの土地の日系人に対しても私はとても尊敬しています。
  
  ちなみにSFの湾を挟んだお向かいのアラメダ市（前、軍事基地として有名だった）で、戦艦ホーネットを見学したことがあります。