2008/04/03 - 2008/04/04
6位(同エリア11件中)
BO/Mさん
最近では、ハノイ市内から友誼関、中越回廊のメインゲートへ行く事は、ちょっと東京から神奈川県の奥へ行く程度の感覚、と言えば良いだろうか、要はちょっと遠く、と言う感覚になりつつある。
ハノイ市内の場所にもよるが、
距離:170〜190km
時間:2時間30分〜3時間30分(運転手・道路状況等により変化)
と言うのが何度かの実測の結果だ。
これは、ドンダンのドン突き、友誼関最終ゲート迄の距離と時間である。
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中越回廊は、いつも書くとおり、大きく分けて3通りのルートがある。
1.ラオカイルート=雲南省昆明方面へ
2.ドンダン(友誼関)ルート=メインルート
3.モンカイルート=海側で結構開けた街、東興へ
今日は、2.のドンダン(友誼関)ルート。
ハノイから車で一番スムースに行けるルートです。
と言う事は、今後このルートが商業路として中越回廊を語る際にイメージされる事となるでしょう。
そのベトナム側ドン突き、中国へ繋がる場所がドンダン市内を抜けて来た、この友誼関、です。 -
ここは時間にも因りますが、商業貨物が多く並んでいる事があります。 今日がそうでした。 この国の発展を表す様に、建機、コンテナシャシー、重機類や橋梁素材等が多く見られます。 それと、トラック完成車の中国からの輸入も多い様です。
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遠くに見えるのが友誼関の石碑なので、これは中国からベトナムへ輸入されてきている貨物だ、と言う事が分かります。 本当に、こんな感じで並んで手続を待っていたり、受けるベトナム側の車を待っていたりする様です。 中国側のナンバーを付けた車輌がこちらベトナム側に入ってきている事が分かります。
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中国側は、こうした画像撮影に対して、どうぞ、と言わんばかりに寛大です。 前方に見える石碑の所で記念撮影をする人も居ます。
そこは商業用路にあたる場所で、通行路は向かって左側に屋根付きで伸びています。
前方の小屋にも、左側にも武警が警備していますが、そうした撮影に対しては特段注意をしたり、ダメだと言ったりしません。
それを良い事に、僕はこの石碑を画像に納めたりしています。
まあ、妙な動作さえ無ければ、中国側は(ベトナム側と違って)寛大なのだ、と言う所も見せたいのだと解釈しています。 -
良く見ると、真ん中の木と左側の赤いヘッドのトラックの間に、トンネルが見えます。
そこを通って、中国側からベトナムへと商業貨物が入ってきます。 -
Km0 友誼 と書いてあります。
要は、友誼関、0Km地点、と言う事です。
ここがベトナム側の起点で、ハノイまで何キロ、とか言う表示が始まります。
この道標にまたがって記念撮影している人には、中国側の武警も、おい、跨いじゃダメだ、と声を掛けたりする事が有ります。
そう、この地点は、既にベトナム側のパスポートコントロールで出国の捺印を済ませ、歩いて渡る国境地点だからです。
ベトナム側のゲートを越えて、出国捺印のチェックが終わり、運が悪いと(?)金だけ取る検疫所ブースで数千ドン取られ(確か3千ドン)、その後となります。
この先、左側に続く屋根付き通路を通って、中国側のパスポートコントロールに辿り着きます。
国威の差を見せ付けるが如く、中国側は辺境の国境でも大層立派な構えを見せています。 -
この国境地帯商業路では、多くの車輌が通過待ちをしています。 ここで全ての書類審査をするのでは無く、多分凭祥市内に行く途中に有る、物流園でカード式ICチップに情報を入力し、それでチェックしたりし始めているんだと思います。
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いつもの石碑、そしてその奥に見える商業トラックや通過トンネル。
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並んでます。 中国側からベトナムに入ろうとしている車輌の隊列です。
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これが従来の(本来の)友誼関。
このゲートのベトナム側(こちらから見える側)には弾痕が多く残っています。 中国側から振り返って見ると、綺麗に化粧直しされている事が明らかに分かります。
そして、この友誼関を抜けた先の広場で、今日は武警が訓練をしていました。
訓練に対してカメラを構えようとしたら、指揮官が走ってきて、これは撮らないでくれ、とにこやかだが絶対的な態度で、警告されました。
チベット事案とかが有るから、ここでも有事の際の警備訓練をしているんだろうか、とも思いましたが妙な事を聞いて、報道や不穏分子、と思われるのも困った事を自分で招く結果になるので、スンマセン、と謝って画像には残しませんでした。
すると、ご協力有難うございます、とまた丁寧なご対応。 走って元の場所に戻り、訓練が続きます。 -
凭祥市内、長距離バス発着所の路線図です。
そう言えば、凭祥のホテルで気付いた事。
この国(中国)では、70チャンネルを超えるTV番組の選択肢が有るにもかかわらず、いわゆる世界情勢的な、中国以外の報道番組は一切無く、各中国国内の情勢や情報、が為されています。
情報統制により、不要な情報が国内に入ることを嫌気する為でしょう。
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