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平成20年2月22日(金)<br /><br /> 朝パルミユラホテルを出発しダマスカスへ向かった。長い移動時間でも窓外の光景を眺めていると退屈することもない。<br /><br /> ダマスカスはシリアの現在の首都である。4000年前から人が住み始めた世界最古の街の一つである。<br /><br /> その歴史は大まかに五つの区分で見ることが出来る。<br /><br />1.セム民族の移動の時代<br /> 紀元前2500年頃のことでエジプト、ヒッタイト、アラム王国、アッシリア、新バビロニア、ペルシャ等の支配者が現れては消えていった。 <br /><br />2.ギリシャ・ローマ時代<br /> 紀元前332年アレキサンダーの遠征の時分遣隊がダマスカスを占領し以後この地はヘレニズム文化の影響を受けた。紀元前64年にローマ帝国の支配下に入り700年続いた。<br /><br />3.イスラム時代<br /> 7世紀にイスラム教が興りダマスカスはウマイヤ朝の首都となり、黄金期を迎えた。<br />750年ウマイヤ朝の後に興ったアッバース朝は首都をバグダッドに移し、ダマスカスの大部分を破壊した。<br /> 十字軍に勝利したサラデイーンの治世(1176〜93)には政治経済、文化の中心地として繁栄した。<br /> 13世紀〜14世紀のモンゴル人の来襲でダマスカスは荒廃した。<br /><br />4.オスマン・トルコ時代<br /> 1516年オスマン・トルコがシリアを制圧し、ダマスカスはトルコ人の支配下に入ったが、自治が許された。トルコからメッカへの巡礼団が砂漠の旅の装備を整える最後の拠点として重要視された。  <br /><br />5.フランスの委任統治から独立まで<br /> 19世紀のヨーロッパ帝国主義の時代には強大なトルコ帝国も衰退化し第一次世界大戦後、シリアは独立したが束の間のことでヨーロッパ列強の秘密分割協定で1920年からフランスの委任統治下に入った。第二次世界大戦後1946年独立した。<br /><br /> 1971年にアサド政権が成立した。<br /><br /> ダマスカスには旧約聖書や新約聖書に登場する人物の史跡が豊富である。<br /><br /> 熱心なユダヤ教徒であったパウロはキリスト教徒を迫害するためにダマスカスにやって来るが、ある日突然天よりの光に打たれて目が見えなくなる。その彼を救って目が見えるようにしたのが、聖アナニヤでありこれが契機になりパウロはキリスト教に回心しキリスト教をヨーロッパに伝える使徒になった。また回心したパウロを殺害しようとしたユダヤ教徒から逃れるため彼は弟子達が吊った籠に隠れて城壁を降り城から脱出した。<br /><br /> パウロ教会、アナニアス教会にはその故事が図示して説明されている。<br /> ウマイヤドモスクの礼拝堂には洗礼者ヨハネの墓もある。                     <br /> ダマスカスでは博物館、アナニアス教会、パウロ教会、旧市街、サラデイーンの墓、ウマイヤドモスク、アゼムパレス、カシオニ山を見学した。<br />

ダマスカス

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2008/02/22 - 2008/02/22

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早島 潮

早島 潮さん

平成20年2月22日(金)

 朝パルミユラホテルを出発しダマスカスへ向かった。長い移動時間でも窓外の光景を眺めていると退屈することもない。

 ダマスカスはシリアの現在の首都である。4000年前から人が住み始めた世界最古の街の一つである。

 その歴史は大まかに五つの区分で見ることが出来る。

1.セム民族の移動の時代
 紀元前2500年頃のことでエジプト、ヒッタイト、アラム王国、アッシリア、新バビロニア、ペルシャ等の支配者が現れては消えていった。 

2.ギリシャ・ローマ時代
 紀元前332年アレキサンダーの遠征の時分遣隊がダマスカスを占領し以後この地はヘレニズム文化の影響を受けた。紀元前64年にローマ帝国の支配下に入り700年続いた。

3.イスラム時代
7世紀にイスラム教が興りダマスカスはウマイヤ朝の首都となり、黄金期を迎えた。
750年ウマイヤ朝の後に興ったアッバース朝は首都をバグダッドに移し、ダマスカスの大部分を破壊した。
 十字軍に勝利したサラデイーンの治世(1176〜93)には政治経済、文化の中心地として繁栄した。
 13世紀〜14世紀のモンゴル人の来襲でダマスカスは荒廃した。

4.オスマン・トルコ時代
 1516年オスマン・トルコがシリアを制圧し、ダマスカスはトルコ人の支配下に入ったが、自治が許された。トルコからメッカへの巡礼団が砂漠の旅の装備を整える最後の拠点として重要視された。  

5.フランスの委任統治から独立まで
 19世紀のヨーロッパ帝国主義の時代には強大なトルコ帝国も衰退化し第一次世界大戦後、シリアは独立したが束の間のことでヨーロッパ列強の秘密分割協定で1920年からフランスの委任統治下に入った。第二次世界大戦後1946年独立した。

1971年にアサド政権が成立した。

 ダマスカスには旧約聖書や新約聖書に登場する人物の史跡が豊富である。

熱心なユダヤ教徒であったパウロはキリスト教徒を迫害するためにダマスカスにやって来るが、ある日突然天よりの光に打たれて目が見えなくなる。その彼を救って目が見えるようにしたのが、聖アナニヤでありこれが契機になりパウロはキリスト教に回心しキリスト教をヨーロッパに伝える使徒になった。また回心したパウロを殺害しようとしたユダヤ教徒から逃れるため彼は弟子達が吊った籠に隠れて城壁を降り城から脱出した。

 パウロ教会、アナニアス教会にはその故事が図示して説明されている。
 ウマイヤドモスクの礼拝堂には洗礼者ヨハネの墓もある。                     
 ダマスカスでは博物館、アナニアス教会、パウロ教会、旧市街、サラデイーンの墓、ウマイヤドモスク、アゼムパレス、カシオニ山を見学した。

同行者
その他
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 小休止したバグダッドカフェ付近の道路標識<br />イラクの表示も見えている

    小休止したバグダッドカフェ付近の道路標識
    イラクの表示も見えている

  • 砂漠の砂の色も変化していく

    砂漠の砂の色も変化していく

  • 砂漠の中の建物

    砂漠の中の建物

  • ダマスカス旧市街の入り口

    ダマスカス旧市街の入り口

  • ダマスカス旧市街

    ダマスカス旧市街

  • ダマスカス旧市街。道路工事中であった。

    ダマスカス旧市街。道路工事中であった。

  • サラディーンの騎馬像<br /><br />サラディーンはササン朝の代官の子として生まれ、8才頃から30才前半までダマスカスで生活した。<br />1160年代のエジプト遠征で武功をあげ1187年のエルサレム王国との戦いでも十字軍を破ったアラブの英雄である。エルサレム軍の捕虜を身代金と引き換えに命を助ける寛大な措置をとった徳将として有名である。

    サラディーンの騎馬像

    サラディーンはササン朝の代官の子として生まれ、8才頃から30才前半までダマスカスで生活した。
    1160年代のエジプト遠征で武功をあげ1187年のエルサレム王国との戦いでも十字軍を破ったアラブの英雄である。エルサレム軍の捕虜を身代金と引き換えに命を助ける寛大な措置をとった徳将として有名である。

  • サラディーンの柩

    サラディーンの柩

  • ダマスカス博物館に展示されていた人物像。ローマ支配前以前の時代のもの

    ダマスカス博物館に展示されていた人物像。ローマ支配前以前の時代のもの

  • ダマスカス博物館の玄関。<br />博物館の入り口の装飾として再建された8世紀のウマイヤ朝の宮殿カスル・アルヘイルの門

    ダマスカス博物館の玄関。
    博物館の入り口の装飾として再建された8世紀のウマイヤ朝の宮殿カスル・アルヘイルの門

  • ダマスカス博物館の庭に置いてある彫刻

    ダマスカス博物館の庭に置いてある彫刻

  • 旧市街の魚屋の店先の商品

    旧市街の魚屋の店先の商品

  • スークの入り口<br />金曜日で閉店している店が多かった。

    スークの入り口
    金曜日で閉店している店が多かった。

  • パウロ教会

    パウロ教会

  • ウマイヤドモスク。尖塔はイエスの塔

    ウマイヤドモスク。尖塔はイエスの塔

  • ウマイヤドモスクの装飾

    ウマイヤドモスクの装飾

  • ウマイヤドモスク本堂。異教徒の女性は灰色のアバヤを着用しなければならない。

    ウマイヤドモスク本堂。異教徒の女性は灰色のアバヤを着用しなければならない。

  • ウマイヤドモスクの花嫁の塔

    ウマイヤドモスクの花嫁の塔

  • ウマイヤドモスクのミヒラブ

    ウマイヤドモスクのミヒラブ

  • ウマイヤドモスクのステンドグラス

    ウマイヤドモスクのステンドグラス

  • アゼムハウスで地元TVの取材を受ける同行のK女史とH氏

    アゼムハウスで地元TVの取材を受ける同行のK女史とH氏

  • アゼムハウス

    アゼムハウス

  • カシオン山と公園

    カシオン山と公園

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