2007/08/10 - 2007/08/11
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ASTERIASさん
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早朝にサン・サルバドルを出たTICA国際バスはホンジュラスを経て夕方、ニカラグアの首都、マナグアに到着。ターミナル付近は治安が悪いとは本やネットからの知識で知っていたが、ターミナルの出入り口付近には旅行者からいかに金品を巻き上げるかを競うかのような連中がたむろしている。
奴らは建物の中には入ってこない。まあそれを許すと、ただでさえ少ない外国人旅行者がさらに減るだろうから当然か。
あー出たくない。でも泊まる所を探さないと。
このターミナルはホテル併設なのでここに泊まれば良かったのだが、宿代を節約したかったのと、こんな場所でも怖いもの見たさで歩いてみたかったので。
地球の歩き方に載ってた一泊$5かそこらの安宿へ行ってみる事にした。
天気は曇っていたがサングラスをかけ、意を決して外に出る。
「タクシー、タクシー」「ヘイ、アミーゴ」
当然無視。腕を引っ張ったりしてこないだけマシかな。
ずんずん歩いて行くと17歳ぐらいのガキが2人ついてきた。
1人はアイスを食ってる。もう1人の無精髭は片足が不自由のようで引きずっている。
2人は仲間というわけではないようで、別々のホテルの名前を連呼していて、アイス野郎は僕の目指すホテルの名前を言っていた。
自分が案内してるつもりらしいが、前を歩くわけでもなく、うるさくついてくるだけ。無精髭に至っては無言で、しかも片足を引きずりながらついてくる。
こいつらなら襲い掛かって来ても何とか勝てるかな〜?と考えながら5分程で着いた。
さっさとチェックインする。当然アイス野郎は宿のオヤジに紹介料をよこせと言う。スペイン語は殆どわからなかったが、そう言ってるのは間違いない。何故か無精髭野郎も便乗している。
僕はオヤジに英語で「そいつらは関係ないから、金なんてやらなくていいよ。俺は自分で来たから」と身振りを交えて言った。
オヤジは英語を解さなかったが、こちらの言いたい事は理解していた。
しかし、ガキのしつこさに面倒臭くなったか、オヤジは金(多分$1)を渡した。髭の方に。
アイス野郎猛抗議。
「あいつじゃなくて俺が連れてきたんだ!」
言葉はわからないが間違いなくそう言ってる。
いや、お前も勝手についてきただけやし。
オヤジは全く取り合わず、シッ、シッと追っ払う。
アイス野郎、髭野郎によこせと言うが、髭、頑なに拒否。
しまいには力づくで奪おうとするも髭も必死で抵抗。札を両手で握り締め体の前で抱え込む。後ろから抱きつくようにしてそれを奪おうとするアイス野郎。
終いには歩道に倒れこんで取り合いする二人。
宿のオヤジと25歳ぐらいの息子それを見て大笑い。
うーん、日本人的感覚ではいい大人がその状況を見て笑ったりしないけどね・・・。少なくとも表面上は。
それともオヤジは喧嘩させたくてわざと髭に金をやったのか?
飽きてきたので暫く中に引っ込んでたらまた外が少し騒がしくなった。
見ると、少し離れた場所で二人の警官が奴らを引き離していた。
アイス野郎はしつこく「金よこせ〜!」とつかみかかろうとして、警官に掴み倒された挙句蹴られて、警棒で殴られて悲惨だった。
その状況を近所の人たちも笑ってるし、若い方のチンピラみたいな警官など明らかに暴行を楽しんでた。
徒歩で特に危険とされる場所を避けつつクラウンプラザという高級ホテルへ行ってみる。
途中、前方にヤバそうな連中が居て手前の道を曲がって一旦引き返し、一時的にバスターミナルに避難する。建物に入るスロープの所で10台ぐらいの私服の2人組が立ち塞がって「ポリス、パスポート」とほざく。
変なIDを見せるが、お前それ学生証やろ・・・。
一瞬思いっきりブン殴ってやりたい衝動に駆られたが、さすがにそれは思い直し、押しのけるだけにしてターミナル内に逃げ込んだ。
こんなしょうもない相手にナメられるというのが情けなくて腹立たしかったが、冷静になって考えれば無視すれば済むなら楽なものだ。
しかしその時は「あ〜シバきたいわ、こいつ」と思いながらターミナルの中で暫く外を見ていた。
するとそいつらのボスが来てなにやら話をしている。
そのボスはイカつくて、もし子分を殴ってこいつに出てこられたらエライことになる所だった。
中南それから暫くするとボスは車で何処かへ行き手下共も見当たらなくなったので、大回りしてやっとクラウンへ辿りつく。
ここにはカジノがあるという事で行ってみるがショボい。
近くの道路には兵士そのもののライフル装備の警備員がいる。
レストランは時間が少し早かったせいもあってか、全然客がいない。このホテル自体客が少ない感じ。
まあ当然か。観光客、ビジネス客ともに少なそうなこの町なら。
向かいのショッピングセンターっぽい所へ行く。
見事に活気がない。
帰る頃には真っ暗でタクシーを拾う。宿の名前を言ってもわからないらしい。まあ知らなくて当たり前。「ティカブス(TICAバス)」は流石にわかったのでUS$2で行って貰う。タクシーは交渉。
走り出して暫くして驚いたのは、真っ暗という事。
街灯が全然ない。レストランや宿屋からの光がぽつぽつとあるだけ。
ただでさえ似たような景色でこうも真っ暗闇では道に迷ったらまず帰る事は出来ないのではないかというほど。
宿から2ブロック程の所で下りて歩くが足元が全然見えない。所々ある光も光量が弱くて明るいのは本当にその部分だけ。
足元が見えないとう昼間とは別の怖さ。こうも見えないと強盗などの心配はないけど。
田舎ならともかく、こんなにも真っ暗な街は初めて体験した。
- 航空会社
- ユナイテッド航空
-
エルサルバドル-ホンジュラス国境での荷物チェックの様子。
ここではバスに乗ったままです。 -
警官が乗ってきて斜め前の兄ちゃんを何やら疑う。
手荷物を調べられて、車外に連れて行かれ、色々尋問されたり荷物を全部調べられる。
逮捕されそうな雰囲気満々。しかし無事生還。
何か没収されたか、賄賂を払ったのかもしれません。 -
ホンジュラス-ニカラグア国境にて。
ここでは荷物を持って降りて検査を受ける。変なガキが勝手に荷物を運んで検査台に乗せてチップを要求。
無視するも、あまりにもしつこいので根負けして30円ぐらい渡してしまう。
大した額ではないとは言え、色んな意味で良くないと思うが、荷物を触らせたのがミスでした。 -
真中がチップ要求ガキ。
写真を撮ってまた金を要求されたらかなわないので隠し撮り。
暫くすると居なくなった。またバスが来る時間に合わせて“出勤”するに違いない。
学校行けよ! -
バスターミナル前の風景。
怪しい連中がうろついてます。 -
1日目の宿の前の道
-
手前と左が自称ポリスで、奥の白シャツがボス。
このボスは割と金回りが良さそうで、新しめのマツダに乗ってました。
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