２００８年　春節旅行は長白朝鮮族自治県　４

2008/02/09 - 2008/02/09

２００８年２月９日初三、午前中は高台から市内を眺めました。写真は唐代渤海時代の遺跡・霊光塔です。昼食後は友人宅を訪問するなどして過ごし、長白の春節を楽しみました。

エリア 中国

長白の市街地を眺める為に高台に。そこには

霊光塔

昨日のお隣の国のおじさんとのニアミス地点を確認。何事もなく無事でよかった、よかった。

場所を変え日の出がきれいに見えるという碑のある場所へ。

展望台です。

町の様子がよく確認できます。

前日に歩いた鴨緑江上流方向から

下流方向へ

午前中は霧が出てはっきりと見えませんでしたが、恵山と長白の町が隣接する景観を楽しみました。

子供達も景色を見ながらお隣の国のことを考えているかなあと思い振り返ってみると

次男と長女は氷を割りながら喜んでいました。
どこに行っても遊ぶことの方が大切なようです。

さて、お昼も間近になり、おなかも減ってきたのでタクシーで高台を下り

韓国料理屋さんへ

豚の軟骨料理

白菜と春雨のスープ

カルビッチム

長白の冷麦のような冷麺

昨年夏に来た時にも食べたのですが私のお気に入りです。

食後は

町の中をぶらぶらし

長白を案内してくれたＹさん宅で春節の雰囲気を楽しみました。Ｙさんの親戚の女の子が韓国に出稼ぎに行っている両親に

“セーヘポン　マーニバドゥセヨ”

メッセンジャーは便利ですね。

１時間あまりの間、犬が元気に走り回るＹさん宅で子供達、とても嬉しそうでした。Ｙさん招待してくれてありがとう！

Ｙさんと分かれたあとはアイスクリーム屋さんへ

２階席で食べながら話していると隣の部屋から日本語が聞こえてきました。出入りしている姿を確認すると地元の中学生のようです。

“あいうえお　こんにちは・・・”

現地の中学校では外国語の選択科目に日本語があるのですが、彼ら数人は我々が日本人だと気づいたらしく覚えたての日本語を面白おかしく話していたようです。

家内はこれは日中交流と張り切って隣の部屋に話しかけに行ったのですが、そこで見たのは

「あの子達、タバコ吸ってたよ！」

両親の目が届かないところではどこの国でも同じなのでしょうか。その後彼らはばつが悪そうに少しこちらを睨みながらお店をあとにしていきました。

彼らの両親が長白にいるのか海外にいるのかわかりませんが、この時私の中で“静かな田舎町長白”というイメージから“保護者不在で親の愛情に飢えた子供達の多い長白”そのように感じるようになりました。

このあといったんホテルに戻りしばらく休憩し、その後、家内と二人でもう一度河沿いを散策することにしました。

今回は鴨緑江の上を直接歩きました。

時々河に張った氷が融ける音にはらはらしながら、またすぐ近くからこちらを見るお隣の国の人の視線を受けどきどきしながら、国境河を緊張しながらしばらく二人で歩きました。

下流方面

上流方面

バスターミナルからすぐ近くの国境河なのですが

１７時が過ぎ少し暗くなったあとも

子供達は楽しそうに遊んでいました。

この時間の対岸、まったくといっていいほど明かりがありませんでした。夜はいったいどのように過ごすのだろう。

いたずら好きな子供でしたら、

“あっちの明るいところに探検に行こう！”

そのように思いこっそりと河を渡る子供もいるのではないでしょうか（推測）。

結婚式前に記念撮影する場所へ移動

少し離れた上流でも子供達が遊んでいました。

いったい何時まで遊んでいるのでしょうか。

春節期間なので国境警備の人も大目に見ていたのかもしれません。

家内と二人宿泊ホテルへ戻りました。

夕食前、子供達は景品も何もない２元で１０発・風船を割るゲームを楽しみました。

夕食は朝鮮料理

カクテギおいしかった〜

カムジャジョン（写真）や牛肉飯、テンジャンチゲなども食べました。

食後は街中を散歩しながらホテルへ戻りました。
写真は春節の為見学できなかった朝鮮族商場。

ホテルではお別れに来てくれたＹさんからお年玉を頂きました。二日間長白の案内ありがとうございました。親戚の子供２人と愛犬もいっしょに遊びに来てくれたので子供達大喜びでした。

翌朝は４時起き、延吉へと向かいます。

２００８年　春節旅行は長白朝鮮族自治県　５に続きます。