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 うちのBFがパートタイムのミュージシャンなので、よくライブは聴きに行く。特に二人ともジャズやブルースが好きなので、そういうバンドの演奏を観に行く。でも最近「だいたいいつも同じ顔ぶれでつまんないよね」とミネアポリスのクラブに行くのもな〜と話していたところ、彼のミュージシャン仲間から、「夜の9時から明け方の4時までやるジャズのライブがある」というお知らせ。一般の店じゃないなぁというのはすぐに分かった。普通のクラブはだいたい2時で閉店する。ミネソタではアルコールを午前2時までしか提供できないせいである。<br /> 河を渡ってノースイースト地区のウェアハウスへ行く。もうしっかり倉庫。お洒落になった倉庫じゃなくて、ただの倉庫。同じようにドライブしてきた男性二人が入り口周辺で戸惑っている。「君らもジャズ聴きに来たの?」と聞いてくる。「どこか分かんないだよね〜」確かに。何のサインも見当たらないし、それらしい雰囲気もない。そのうち、うちのBFが「あ、サインがあるぜ」と一つのドアに無造作に貼付けてある紙を見つけた。ぺらぺらのノートの紙にきたない手書きで(それもボールペンで)書かれた「JAZZ」の文字。<br /> そのドアから入っていくも、中もただの倉庫。通路をたどっていくと、ところどころに同じような手書きサインがあって、一応導いてくれる。ようやく音楽が聞こえてきて、薄暗くなったホールに出ると、奥へ入るあたりに机が置いてあって、入場料を集めている男がいた。5ドルずつ払うと手の甲にスタンプを押してくれた。<br /> 一歩中へ入るとステージにサウンド装置などもセットアップし、ジャズトリオが演奏している。そのステージの前にはスチールの椅子とテーブルで何席か客席のようなものが用意してあって、でも満席。他は皆壁際や席の後ろに立って観ている。<br /> 奥の方にはバーカウンター(というかこれも長テーブル)がしつらえてあって、女性がビールやワインを提供していた。(一杯2ドルくらい)  <br /> その夜は4〜5組のジャズグループが演奏した。(といっても我々は午前1時頃に退散。)バンドもミュージシャンたちがこの日集まったものとか、あまり一般的なクラブには出演しない若いグループ、スタジオ・ミュージシャンなどで、新鮮だった。この場所は、入り口でカバーチャージを集めていたベースプレーヤーと仲間がスタジオとして使っている倉庫の一室であるとのこと。勿論言うまでもなく「アルコール販売」のライセンスも「ライブ演奏」の許可も得ていない。完全なアンダーグラウンド・ジャズクラブである。<br /> ミネソタ州ではバーもライブハウスもダンスクラブもレストランも完全禁煙。ところが、ここは正式じゃないから、煙草も吸い放題。久しぶりに紫煙が漂う中にいて、不思議な感じがした。<br /> このジャズライブは不定期に行なわれ、宣伝もできないから、ミュージシャン仲間の間を行き交うEメールで伝わるのみ。ミュージシャンじゃない者や彼らとつながりのない者には全く知らない世界なのであった。<br /> でもこういうのはとても楽しい。演奏もリラックスしているし、実験的だったり、結構へたなヤツもいたりして、面白い。何よりも顔ぶれが新鮮で、飽きないと思う。また、へぇこんなうまい人がいるんだ〜と驚きもある。その夜はベテラン風の年配の黒人のトランペットとサクソホンを交えたグループが聴かせて、とても良かった。<br /> ただ、あの不味すぎるワインは何とかしてくれ。例え2ドル以上してもいいから、もうちょい呑めるワインを出して欲しいわい。<br />(イメージは一般のイメージ。写真なんて撮る雰囲気ではなかったので。)

アンダーグラウンド・ジャズクラブ

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2008/01/11 - 2008/01/11

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Huskyjazz

Huskyjazzさん

 うちのBFがパートタイムのミュージシャンなので、よくライブは聴きに行く。特に二人ともジャズやブルースが好きなので、そういうバンドの演奏を観に行く。でも最近「だいたいいつも同じ顔ぶれでつまんないよね」とミネアポリスのクラブに行くのもな〜と話していたところ、彼のミュージシャン仲間から、「夜の9時から明け方の4時までやるジャズのライブがある」というお知らせ。一般の店じゃないなぁというのはすぐに分かった。普通のクラブはだいたい2時で閉店する。ミネソタではアルコールを午前2時までしか提供できないせいである。
 河を渡ってノースイースト地区のウェアハウスへ行く。もうしっかり倉庫。お洒落になった倉庫じゃなくて、ただの倉庫。同じようにドライブしてきた男性二人が入り口周辺で戸惑っている。「君らもジャズ聴きに来たの?」と聞いてくる。「どこか分かんないだよね〜」確かに。何のサインも見当たらないし、それらしい雰囲気もない。そのうち、うちのBFが「あ、サインがあるぜ」と一つのドアに無造作に貼付けてある紙を見つけた。ぺらぺらのノートの紙にきたない手書きで(それもボールペンで)書かれた「JAZZ」の文字。
 そのドアから入っていくも、中もただの倉庫。通路をたどっていくと、ところどころに同じような手書きサインがあって、一応導いてくれる。ようやく音楽が聞こえてきて、薄暗くなったホールに出ると、奥へ入るあたりに机が置いてあって、入場料を集めている男がいた。5ドルずつ払うと手の甲にスタンプを押してくれた。
 一歩中へ入るとステージにサウンド装置などもセットアップし、ジャズトリオが演奏している。そのステージの前にはスチールの椅子とテーブルで何席か客席のようなものが用意してあって、でも満席。他は皆壁際や席の後ろに立って観ている。
 奥の方にはバーカウンター(というかこれも長テーブル)がしつらえてあって、女性がビールやワインを提供していた。(一杯2ドルくらい)  
 その夜は4〜5組のジャズグループが演奏した。(といっても我々は午前1時頃に退散。)バンドもミュージシャンたちがこの日集まったものとか、あまり一般的なクラブには出演しない若いグループ、スタジオ・ミュージシャンなどで、新鮮だった。この場所は、入り口でカバーチャージを集めていたベースプレーヤーと仲間がスタジオとして使っている倉庫の一室であるとのこと。勿論言うまでもなく「アルコール販売」のライセンスも「ライブ演奏」の許可も得ていない。完全なアンダーグラウンド・ジャズクラブである。
 ミネソタ州ではバーもライブハウスもダンスクラブもレストランも完全禁煙。ところが、ここは正式じゃないから、煙草も吸い放題。久しぶりに紫煙が漂う中にいて、不思議な感じがした。
 このジャズライブは不定期に行なわれ、宣伝もできないから、ミュージシャン仲間の間を行き交うEメールで伝わるのみ。ミュージシャンじゃない者や彼らとつながりのない者には全く知らない世界なのであった。
 でもこういうのはとても楽しい。演奏もリラックスしているし、実験的だったり、結構へたなヤツもいたりして、面白い。何よりも顔ぶれが新鮮で、飽きないと思う。また、へぇこんなうまい人がいるんだ〜と驚きもある。その夜はベテラン風の年配の黒人のトランペットとサクソホンを交えたグループが聴かせて、とても良かった。
 ただ、あの不味すぎるワインは何とかしてくれ。例え2ドル以上してもいいから、もうちょい呑めるワインを出して欲しいわい。
(イメージは一般のイメージ。写真なんて撮る雰囲気ではなかったので。)

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