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米国への陸路国境越えで、歩いて国境を越える人が一番多いのがナイアガラ滝の「レインボーブリッジ」だろうね。<br />普通の観光客ならば、ナイアガラを米国側からもカナダ側からも(上からも下からも)見たいものなんだし。<br /><br />僕は米国へ陸路で、カナダから東海岸と西海岸で合計2回、メキシコ側からは数え切れないほど入国したことがある。<br />特に、陸路でメキシコへ出国して、中南米をグルーンと回って、またメキシコから陸路で米国へ、サンイシドロの国境を越えた時は、ちょっと感動したね。<br /><br />思い返すと僕の米国への陸路国境越えの体験で一番厳しかったのが、ナイアガラフォールズからグレイハウンドバスでバッファローへ抜ける国境だったよ。<br />乗客も少なかったんだけれど、他の数人の白人はほとんどノーチェックでするするっと通ったのに、僕はバックパックを全部広げられて、細かく調べられた。<br /><br />けっこう時間をかけて調べられて無事に開放されたら、他の人が心配して待っていてくれたみたいで、僕がバスに入るとみんな拍手してくれたよ。<br />僕が米国が好きなのは、こういう素直な優しさをみんな(特に貧乏な人たちが)持ってるってところ。<br /><br />日本人ならば、集団で移動していて誰かが足を引っ張るようなことをすれば、絶対にその人を仲間はずれにしてイジメるだろうね(日本では貧乏な人間ほど他人の足を引っ張るんだよ)。<br />ま、日本という国、日本人というのは、そういういやらしい人種なんだ(涙)。<br /><br />レインボーブリッジは滝のちょっと下流にあるが、そこには日本人が必ずいる。<br />というのは、12月8日という季節外れの時期にもかかわらず、橋の上には思いがけなくけっこうな人がいて、その8割は日本人だったからね。<br /><br />その日本人の中にも、ここまできて国境を越えない人もいるようだ。<br />僕がカナダ側からレインボーブリッジを渡っていこうと、階段を昇ったところで出会った日本人男性がそうだった。<br /><br />写真を取ってもらうついでに、世間話程度に軽く国境の越え方を聞いたら、彼はいやに詳しかった。<br />「米国へ入国するとIー94Wという入国カードを書きますが、出国する時は返却しないとあとあと問題になりますから、注意してください」とまで言うんだよ。<br /><br />普通の旅行者はそんな面倒なことを考えないよね。<br />確かにこの「米国入国カードの半券を返却すべきかどうか」というのは、インターネットの「旅行通」諸君(笑)の間では、素人旅行者を脅す一つのツールになっている。<br /><br />どうやら、その雰囲気からも、知識がありながら米国へ入国していないところからも、「こいつはネットオタクだな」と感じた。<br />彼が言っていた情報、つまり「カナダ側から米国へ入る時に通行料がかかって、米国入国の手数料が6ドルかかる」というのは、「地球の歩き方」にも載っていたことだけどね。<br /><br />T&T(トリニダードトバゴ)旅行でトロントに2泊しなければならないと決まった時、僕は「カナダ側から米国へ国境を越えてみよう」と決意していた。<br />昔ナイアガラに来たときは、カナダ側からだけ見て、米国側へは渡ってなかった。<br /><br />そのときは、宿泊していたオタワから朝トロントへ着いて、昼間にちょっとトロント観光をして、そのままナイアガラへ来て一泊して、翌日ナイアガラを見て、その夕方グレイハウンドに乗って、バッファロー経由でボストンへ移動した。<br />だから、わざわざカナダから米国へ渡って戻ってくる時間がなかったんだ。<br /><br />さて、カナダ側からレインボーブリッジへ入ろうとすると、そこにはゲートがある。<br />ゲートの手前に両替機が並んでいる。<br /><br />両替機でクオーター(25セント)への両替をして、それをスロットへ入れて、ゲートを通過するものらしい。<br />そこで、世界旅行者は手持ちの米国1ドル札をクオーター4個に交換した。<br /><br />それをゲートのスロットへ入れる。<br />しかし、ゲートが開かない。<br /><br />隣のゲートでは白人のおばさんがするするっとゲートを抜ける。<br />「おかしーなー」と無理に通ろうとするとはじき返される。<br /><br />「誰かが監視していて怪しげな東洋人は通さないのかな…」と迷ったが、クオーターを一個しか入れてないのに気が付いた。<br />もう一個、つまり合計50セントを入れると、ゲートは問題なく開いた。<br /><br />それだけの問題なので、ここで「機械にカナダ出国を拒否された!」と泣いたり、諦めてカナダへ戻ったりしないようにね。<br />レインボーブリッジに入ってずるずると進むと、橋の上で日本人女性グループ6人組に会ったので、ナイアガラ滝を背景に写真を取ってもらう。<br /><br />カナダ側を出国するのは無人のゲートだけだが、橋の米国側にはもちろんちゃんとした入国審査のオフィスがある。<br />入国審査官の審査を受ける。<br /><br />入国審査官はパスポートをスキャンして、I−94Wを渡す。<br />僕はそれを、別のコーナーで記入する。<br />記入は簡単だが、「米国内での滞在住所」などは空白にして「すぐにカナダへ戻りますから」と口頭で申告する。<br /><br />カウンターに指紋や写真撮影の機材が揃っていたが、それはまだ使用しなかった。<br />パスポートと記入したI−94Wを渡してしばらく待っていると、名前を呼ばれて、6ドル支払う。<br /><br />これで、米国入国が完了となる。<br />荷物がデイバッグだけだったからか、荷物のチェックもなかった。<br /><br />パスポートを見ると、ちゃんと90日の滞在許可がもらえている。<br />これで米国へのノービザ陸路入国ができたってことになるよね。<br /><br />念のために書いておくが、出国切符は要求されなかった。<br />「出国切符がないと米国へ陸路入国はできない」という間違った情報も流れているが、そんなことはないよ。<br /><br />メキシコからもノービザで、出国切符なしで陸路入国できると規則にも書いてあるんだからね。<br />実は僕は米国のB−1、B−2ビザも持っているので、もし文句を付けられたらそのビザを提示して試してみようと考えていたんだけどね。<br /><br />「米国への陸路入国にはビザも出国切符も必要ない」というのは、僕が以前から言っていたことだ。<br />ただ、僕の本にも書いてあるように「ビザや入国条件はしょっちゅう変化するもの」なので、確認してみたかったんだよ。<br /><br />米国側のナイアガラを見て、またレインボーブリッジを渡る。<br />I−94Wが気になっていたので、わざわざ米国側の入国管理事務所へ入って、半券を渡そうとしたら、ちょっと相談して「カナダ側で渡せ」とのアドバイスを受ける。<br /><br />橋を渡ってカナダの入国審査を受ける。<br />問題なく入国が許可されたので、I−94Wの半券を渡すと、ちょっとビックリした雰囲気だった。<br /><br />「米国へ戻らないのか?」と不思議そうに聞く。<br />「米国へ戻らないし、米国の入国審査官がカナダ側へ渡せと言ってました」と、説明すると受け取ってくれた。<br /><br />ただ、他の日本人は誰も半券を渡してなかったよ。<br />普通の人間はそんな面倒なことは考えない。<br /><br />もし、半券を渡すことが大事ならば、ゼッタイに「米国へ戻らない人は半券を渡してください」と表示があるはずだしね。<br />カナダの入国審査官の雰囲気を見ても、この国境では誰も半券を渡さないまま、米国を出国していると考えられる。<br /><br />ま、この問題は、インターネットのオタク連中が言ってるだけで、実際は何も問題はないってことなんだよね。<br />それが再確認できただけでも、この国境越えは意味があったと言えるかもしれない。<br /><br />注意)これは2004年12月8日の体験談です。 <br /><br />【旅行哲学】インターネットの「旅行通」の言うことはほとんどウソ。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/north_america/rainbow.htm

レインボーブリッジ@ナイアガラ滝/米国(2004/12/08)

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2004/12/08 - 2004/12/08

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

米国への陸路国境越えで、歩いて国境を越える人が一番多いのがナイアガラ滝の「レインボーブリッジ」だろうね。
普通の観光客ならば、ナイアガラを米国側からもカナダ側からも(上からも下からも)見たいものなんだし。

僕は米国へ陸路で、カナダから東海岸と西海岸で合計2回、メキシコ側からは数え切れないほど入国したことがある。
特に、陸路でメキシコへ出国して、中南米をグルーンと回って、またメキシコから陸路で米国へ、サンイシドロの国境を越えた時は、ちょっと感動したね。

思い返すと僕の米国への陸路国境越えの体験で一番厳しかったのが、ナイアガラフォールズからグレイハウンドバスでバッファローへ抜ける国境だったよ。
乗客も少なかったんだけれど、他の数人の白人はほとんどノーチェックでするするっと通ったのに、僕はバックパックを全部広げられて、細かく調べられた。

けっこう時間をかけて調べられて無事に開放されたら、他の人が心配して待っていてくれたみたいで、僕がバスに入るとみんな拍手してくれたよ。
僕が米国が好きなのは、こういう素直な優しさをみんな(特に貧乏な人たちが)持ってるってところ。

日本人ならば、集団で移動していて誰かが足を引っ張るようなことをすれば、絶対にその人を仲間はずれにしてイジメるだろうね(日本では貧乏な人間ほど他人の足を引っ張るんだよ)。
ま、日本という国、日本人というのは、そういういやらしい人種なんだ(涙)。

レインボーブリッジは滝のちょっと下流にあるが、そこには日本人が必ずいる。
というのは、12月8日という季節外れの時期にもかかわらず、橋の上には思いがけなくけっこうな人がいて、その8割は日本人だったからね。

その日本人の中にも、ここまできて国境を越えない人もいるようだ。
僕がカナダ側からレインボーブリッジを渡っていこうと、階段を昇ったところで出会った日本人男性がそうだった。

写真を取ってもらうついでに、世間話程度に軽く国境の越え方を聞いたら、彼はいやに詳しかった。
「米国へ入国するとIー94Wという入国カードを書きますが、出国する時は返却しないとあとあと問題になりますから、注意してください」とまで言うんだよ。

普通の旅行者はそんな面倒なことを考えないよね。
確かにこの「米国入国カードの半券を返却すべきかどうか」というのは、インターネットの「旅行通」諸君(笑)の間では、素人旅行者を脅す一つのツールになっている。

どうやら、その雰囲気からも、知識がありながら米国へ入国していないところからも、「こいつはネットオタクだな」と感じた。
彼が言っていた情報、つまり「カナダ側から米国へ入る時に通行料がかかって、米国入国の手数料が6ドルかかる」というのは、「地球の歩き方」にも載っていたことだけどね。

T&T(トリニダードトバゴ)旅行でトロントに2泊しなければならないと決まった時、僕は「カナダ側から米国へ国境を越えてみよう」と決意していた。
昔ナイアガラに来たときは、カナダ側からだけ見て、米国側へは渡ってなかった。

そのときは、宿泊していたオタワから朝トロントへ着いて、昼間にちょっとトロント観光をして、そのままナイアガラへ来て一泊して、翌日ナイアガラを見て、その夕方グレイハウンドに乗って、バッファロー経由でボストンへ移動した。
だから、わざわざカナダから米国へ渡って戻ってくる時間がなかったんだ。

さて、カナダ側からレインボーブリッジへ入ろうとすると、そこにはゲートがある。
ゲートの手前に両替機が並んでいる。

両替機でクオーター(25セント)への両替をして、それをスロットへ入れて、ゲートを通過するものらしい。
そこで、世界旅行者は手持ちの米国1ドル札をクオーター4個に交換した。

それをゲートのスロットへ入れる。
しかし、ゲートが開かない。

隣のゲートでは白人のおばさんがするするっとゲートを抜ける。
「おかしーなー」と無理に通ろうとするとはじき返される。

「誰かが監視していて怪しげな東洋人は通さないのかな…」と迷ったが、クオーターを一個しか入れてないのに気が付いた。
もう一個、つまり合計50セントを入れると、ゲートは問題なく開いた。

それだけの問題なので、ここで「機械にカナダ出国を拒否された!」と泣いたり、諦めてカナダへ戻ったりしないようにね。
レインボーブリッジに入ってずるずると進むと、橋の上で日本人女性グループ6人組に会ったので、ナイアガラ滝を背景に写真を取ってもらう。

カナダ側を出国するのは無人のゲートだけだが、橋の米国側にはもちろんちゃんとした入国審査のオフィスがある。
入国審査官の審査を受ける。

入国審査官はパスポートをスキャンして、I−94Wを渡す。
僕はそれを、別のコーナーで記入する。
記入は簡単だが、「米国内での滞在住所」などは空白にして「すぐにカナダへ戻りますから」と口頭で申告する。

カウンターに指紋や写真撮影の機材が揃っていたが、それはまだ使用しなかった。
パスポートと記入したI−94Wを渡してしばらく待っていると、名前を呼ばれて、6ドル支払う。

これで、米国入国が完了となる。
荷物がデイバッグだけだったからか、荷物のチェックもなかった。

パスポートを見ると、ちゃんと90日の滞在許可がもらえている。
これで米国へのノービザ陸路入国ができたってことになるよね。

念のために書いておくが、出国切符は要求されなかった。
「出国切符がないと米国へ陸路入国はできない」という間違った情報も流れているが、そんなことはないよ。

メキシコからもノービザで、出国切符なしで陸路入国できると規則にも書いてあるんだからね。
実は僕は米国のB−1、B−2ビザも持っているので、もし文句を付けられたらそのビザを提示して試してみようと考えていたんだけどね。

「米国への陸路入国にはビザも出国切符も必要ない」というのは、僕が以前から言っていたことだ。
ただ、僕の本にも書いてあるように「ビザや入国条件はしょっちゅう変化するもの」なので、確認してみたかったんだよ。

米国側のナイアガラを見て、またレインボーブリッジを渡る。
I−94Wが気になっていたので、わざわざ米国側の入国管理事務所へ入って、半券を渡そうとしたら、ちょっと相談して「カナダ側で渡せ」とのアドバイスを受ける。

橋を渡ってカナダの入国審査を受ける。
問題なく入国が許可されたので、I−94Wの半券を渡すと、ちょっとビックリした雰囲気だった。

「米国へ戻らないのか?」と不思議そうに聞く。
「米国へ戻らないし、米国の入国審査官がカナダ側へ渡せと言ってました」と、説明すると受け取ってくれた。

ただ、他の日本人は誰も半券を渡してなかったよ。
普通の人間はそんな面倒なことは考えない。

もし、半券を渡すことが大事ならば、ゼッタイに「米国へ戻らない人は半券を渡してください」と表示があるはずだしね。
カナダの入国審査官の雰囲気を見ても、この国境では誰も半券を渡さないまま、米国を出国していると考えられる。

ま、この問題は、インターネットのオタク連中が言ってるだけで、実際は何も問題はないってことなんだよね。
それが再確認できただけでも、この国境越えは意味があったと言えるかもしれない。

注意)これは2004年12月8日の体験談です。

【旅行哲学】インターネットの「旅行通」の言うことはほとんどウソ。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/north_america/rainbow.htm

  • ナイアガラ滝のレインボーブリッジのカナダ側

    ナイアガラ滝のレインボーブリッジのカナダ側

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