2007/08/16 - 2007/08/16
896位(同エリア932件中)
まさたびさん
十二日目 8月16日
オスロ滞在で、アーケシュフース城、国立美術館、王宮の交代式、ムンク美術館等を周りました。
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今日は天気が良さそうだ。観光には良いコンディションと言えよう。
まずは、インフォメーションセンターでオスロパスを購入。48時間有効で、300NOK。果たして黒字にできるだろうか。
昨日の下見に基づき、まずは、アーケシュフース城へ(建物に入るのに50NOKのところオスロパスでタダ)。敵軍に9回も包囲されたもののその間一度として落城しなかった城だ。現在は国の公式行事などに使用されているらしい。 -
なんとここにも衛兵がいる。前から歩いてくる衛兵と1mくらいの距離ですれ違ったりもしたが、特に攻撃はしなかったので戦いにはならなかった。
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城内には、第二次世界大戦で、ドイツ軍に占領されたときのノルウェー抵抗運動に関する博物館もある(30NOKのところオスロパスでタダ)。しかし、第二次世界大戦中は、ノルウェーもだいぶ攻撃されたらしい。これまでに訪れたボードーやナルヴィクも壊滅的な打撃を受けたようだ。
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その後、オスロ市庁舎へ。ここでは、ヨーロッパ最大級の油絵とムンクの画をみるのが目的。しかし、選挙期間中らしく、ツーリストへの一般開放は行なっていなかった。残念だ。この時点で11:00。当初は、市庁舎のあと、13:30から行なわれる王宮での衛兵の交替式を見る予定だったが、時間があまってしまった。
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王宮前広場で軽食を取り、すかさず国立美術館へ。ここはもともと無料だ。ここには、世の中に数点存在するムンクの「叫び」が展示されている。それ以外にもピカソやゴーギャン、モネといった有名どころの作品が多い。これで無料とは驚きだ。残念ながら、写真撮影はNG(実際は写真をとっている人もいたが)。24号室がムンク部屋になっており、作品が十数点展示されている。と、ここで運のいいことに、日本のツアーご一行がやってきた。ご一行に混じって日本語の説明を聞く。美術館の中で声がこもりうまく聞き取れないが、それでも十分に面白かった。
帰りがけ、美術館内のスーベニアショップをのぞく。なかなか面白い。叫びのポストカードと叫びTシャツを購入。次は王宮の交替式を見に行こう。 -
13:30から衛兵の交替式が始まる。観光客が群がっている。しかし、式をおこなうためにはスペースが必要だ。人一倍大きな衛兵が出てきて観光客をどけている。基本的には無言で威圧するようだ。
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交替式が始まった。国王制度をとる国ならではの式だろう。いかにも規律正しくといった雰囲気だ。式は10分程度で終了した。
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王宮では、各持ち場に衛兵がいて、監視をしている。この衛兵と一緒に写真を撮ろうとする観光客が多い。衛兵には気の毒だが、この写真撮影が見ていると人それぞれで面白い。
陽気なスパニッシュ系の若い女性のグループは、一人の衛兵を取り囲むようにぴったりくっついて、かわるがわる写真を撮っている。本当に衛兵が気の毒だ。まじめそうな黒人(見た目はアフリカ系のマラソンランナーのようだ)は、表情を崩さず、衛兵から1mも離れて並んで立っている。日本人はいつもの済ました顔だ。夫婦と思われるが、交代で一人一人撮っている。近くにいる人に2人一緒のところを撮るように頼まないで、夫婦で一枚ずつ撮っているところがいかにも日本人だ。 -
この時点で、14:00前。どうするか迷ったが、日本で仕事をしている同僚が期待しているというムンク作品の写真を撮りにムンク美術館へ足を運ぶことにした。
ムンク美術館へは、地下鉄を利用する。22NOK。あとで、地下鉄もオスロパスで利用できると知るが、このときは知らずに切符を購入してしまった。迂闊だった。 -
オスロは地下鉄はあるものの、日本のように発達しているわけではなく、結構長い距離を走るようだ。 オスロ中央駅から2駅目で降りる。ムンク美術館の標識に沿って歩くこと約5分。美術館に着いた。静かな緑の中にある美術館だ。行ったことは無いが、箱根彫刻の森美術館のような雰囲気かもしれない。
ここは、フラッシュをたかなければ写真撮影OK。これで同僚の期待に応えることができる。館内に入るのには、空港のボディーチェックのような装置を通過する。結構ものものしい。国立美術館といい、ムンク美術館といい、ムンクの作品はこれまでに何度か盗難にあっているらしい。 -
ボディーチェックを終え、無事館内へ。
おぉ、ムンクだ。ムンクの作品は独特のタッチがあり、素人の俺でもなんとなくそれとわかる。ここにも「叫び」があった。「叫び」はこれまでに下書きなども含めて数点が描かれているそうだが、ここに展示されているのは、油絵ではなく、パステル画だ。 油絵のほうは、数年前に盗難に遭い、その後戻ってはきたが、劣化しており、現在修復中だそうだ。確かに、国立美術館で見た油絵に比べると若干迫力に劣るような気がする。
それでも本物のムンクの叫びだ。迷わず写真に収める。 -
その後、ムンクらしい数々の絵画を見てまわる。
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ムンクの絵は素人にもわかりやすい気がする。
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約1時間の鑑賞を終え、カプチーノで休息する。
しかし、ここは日本人が多い感じだ。オスロの他の地域と比べると、日本人密度が高い。「叫びの石鹸あるんやけど、使われへんねや」という関西弁が聞こえてくる。やはり日本人は、有名どころをつまみ食いするような観光が好きなようだ。 -
ムンクを堪能後、ヴィーゲラン公園へ向かった。ここも地下鉄利用だ。ノルウェーの彫刻家、ヴィラーゲンが彫った彫刻が多数ある公園で、人間の数は、650体以上あるという。地下鉄を降りてから道に迷ったものの、無事、公園に到着。緑の多い公園だ。
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有名らしい「怒りん坊」等を見る。
この時点で18:00。日はまだまだ高いが、ホテルに戻ることにする。今日はよく歩った。
オスロパスを使ったのは、189NOK。300NOKで購入しているので、まだまだ赤字だ。48時間有効なので、明日もフルに使用できるが、明日は、実質的な旅の最終日だ。あさっての便が早いため、明日は、オスロの空港ホテルに泊まる。明日は何をしよう。オスロパスの有効活用を考えるのであれば、対岸のビィグドイ地区に渡るオプションがあるが、船など、海関係の展示物が主だ。自分でも意外な感情であるが、もう一度ムンクを見てみたい気もする。
お土産とかも買わないといけないだろうな。まずは、明日晴れることを祈ろう。
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