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インド・ネパール10日間 〜? アグラ編〜

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2007/08/20 - 2007/08/30

991位(同エリア999件中)

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カバリアチー

カバリアチーさん

■8/22(水) デリーからアグラへ
早朝ホテルをチェックアウトし、バイクリクシャーで郊外のニザムーディン駅へ。我々が乗る列車はその名も「Taj Express」、チケットに書いてある出発駅の欄には「NZM」の名があり、これがニザムーディン駅のことだと気づかなかったらさぞ痛い目にあっていたことでしょう。デリーにはオールドデリー、ニューデリーとこのニザムーディンの、少なくとも3つの大きなターミナルがあるようです。

座席は、所要時間が3時間程度ということもあってエアコン車でも一番安いチェアカーにしたが、結果的に全く問題なく快適な列車の旅になりました。乗る際、ホームや列車自体にベタベタと貼り付けられた座席表を見るとちゃんと我々の名前が。やりますねIRCTC、って当たり前なんですけどね。車中では軽い朝食やチャイの販売などもあった。ただ、やはり隣の2等車では窓全開の地元民すし詰め状態で、格差は否めませんが。

アグラに着くと、ホームにちょいとおしゃれなカフェがあった。客引きがうるさそうなのでここでトイレとチャーイタイムとし、周辺が静かになった頃にプリペイドタクシーのカウンターへ。もう客はいないと思っていた?ドライバー達は、我々を巡ってものすごい争奪戦を展開。怒号飛び交い、ほとんどつかみ合いのケンカ上等状態でこっちがすっかり引いてしまう。我々はセコく、決して儲からない客なんですけどね・・・。

インド国産車アンバサダーのタクシーには、よくあるように助手席に自称ガイドが乗り込んできて熱烈営業をかけてくる。だんだん値段が安くなっていくが、我々は他人のペースで観光するのがあまり好きではないし、まして明らかに最終的にはボッてくるであろうことが容易に想像できるので、「友達のガイドがホテルで待っている」と嘘を言って逃げると、相手もさるもの、「何て言う名前のガイド?」・・おっとやばい、「いや、デリーに住んでいる日本人で、午後2時に待ち合わせをしている」「じゃあ、移動のタクシーだけでもいいから使ってくれ」「残念ながら彼は車で来る」、、、車中ずっと虚構の世界での会話が続く。この旅を通して、この種の交渉にはある程度自身が付きました。

さて、ホテルはネットで調べた「Pushp Villa」。丁寧な予約確認のメールなどもすぐに届き、安心できた。もちろん、予約はちゃんと取れていました。ただ、部屋がタージビューと言うけど、遠くにポツンとタージの白い丸屋根が見えるだけ。でも、結構新しく快適なホテルでした。

ゆっくり部屋で休んだあとで、いよいよタージマハルを見に。
ホテルのトラベルカウンターで相談したらバカ高いので、独自で行くことに。だって、タクシーで営業かけてきた彼の値段より2倍以上なんですよ!?ホテルの外にいたリクシャーを値切って乗ると、やはりホテルの言い値は相当高いものでした。

高い入場料を払い、タージの前門をくぐる・・・とついに姿を現したタージマハルは、想像を遙かに超える大きさ、立派さ、荘厳さ。前門でまず15分、前門を出て全景が見える場所に出てまた15分と思わず立ち止まってボーっと眺めてしまう。近づくに従って更に大きさがわかってくる。靴を脱いで境内?に入ると、総大理石の白の中にも、赤や青、黄色など様々な色の石が装飾に使われていることがわかる。内部には石の棺がおいてあるだけで、この壮大な建物がただのお墓であることを思い出す。この豊かさ見事さ、ムガル帝国の繁栄に思いを馳せずにはいられない。

でも、ここで一番不思議だったのは、ことある毎に妻が「一緒に写真に映ってくれ」と頼まれること。色白で小さい女性が珍しいのでしょうか?もっと白い西洋人を超える相当な人気者でした。

この日はその後夕方になって、閉店間際のアグラ城に登ってみた。アグラ城から見るタージもかなりいいです。この日もちょうど日没の時間で、ヤムナー川の向こうに夕陽に照らされたタージが浮かび上がって美しかった。タージの大理石も、光の具合で色を変えていくので全く見飽きることがありません。

レストランは、リクシャーだとどうしてもツーリスト向けのものに連れて行かれてしまう。やはり幾ばくかのバックマージンがあるのだろう、地元民も利用するような「地元のうまい食堂」には出会うことができなった。

■8/23(木) アグラ観光〜ヴァラナシへ
翌日は終日アグラ観光で深夜、夜行列車に乗って次の目的地、ヒンドゥーの聖地・ヴァラナシへ向かう。

ということで、この日ものんびりスタートで残りの名所を回ることに。でも、中心はやはりタージ。ヤムナー川の反対側に渡って通称ベビー・タージを見たり、川の対岸からタージマハルを眺めたりとゆっくり回る。
このヤムナー川には水牛がいて、気持ちよさそうに泳いでいるかと思ったら、流れが強いところへ突入するとあえなく流されて元の場所に戻されたり、とても牧歌的な時間が流れており、思わず川辺で1時間以上もの間ボーっとしてしまいました。なお、8月は雨季のようですが、一日に数回、お湿り程度の雨が降るくらいでした。陽が当たっている時の日中の気温は35度くらいまで上がっているのかもしれませんが、川沿いの風の通る日影はすこぶる快適でしたよ。

でも、観光地がクローズしてしまうため、夜行列車までは時間が余ってしまい、レストランでぐずぐずしたり、荷物を預けてあるホテルに戻ってバーでよくわからない映画を見たりして時間をつぶし、23時のアグラ駅へ。

アグラの駅は方々への夜行列車基地らしく、駅はたいそうな賑わい。我々は2等寝台スリーパークラス。予想に反して時間通りに列車がホームに滑り込む。意気揚々と乗り込むが、座席が他のツーリストとバッティング。先方にリコンファームはした?と聞かれ、へ?何それ航空機でもあるまいし、ということで慌てて駅のエンクワイリーに行くも、時間がないからとりあえず乗ってしまえ、と言われてともかくも乗る。たまたまイタリア人夫婦ツーリストの向かいの寝台が空いていたので座っていたら、我々4人が同行者だと勘違いしてくれて、他の独りの乗客などの寝台と交代してくれたらしく、寝台をうまく当ててもらうことができた。

このイタリア人、フランコ夫婦は世界中を旅している経験豊富なツーリストでとても面白い話しを聞くことができた。ああ、もっと英語が話せたら更に楽しいのだろうけど、自分の不勉強を後悔しきり。でも、こういう出会いは、こういう旅行ならではの楽しみだなあ。アドレスを交換したので、細く長く付き合っていける関係になれたらと思います。

時間通りにアグラに来ても、結局列車が発車したのは1時間半ほど経った後。でも、2段ベッド型の2等寝台車、寝心地も悪くなく、快適でした。

?ヴァラナシ編へ続く

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道

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