2007/09/22 - 2007/09/26
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emikoさん
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人間の「生きる力」が強くたくましく溢れているインド。
いい人もいれば、悪い人もいる。
好きな人もいれば、嫌いな人もいる。
そうする人もいれば、そうしない人もいる。
強い人もいれば、弱い人もいる。
生きている人もいれば、死んでいる人もいる。
そんな、抽象的な言葉の数々が、ぴたりと具体的に当てはまる。
未知のパワーを秘めている不思議な国。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- エアインディア
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-
愛の国、「インド」。
いつまでも、輝かせていたい。
いつまでも、世界に一つでありたい。
いつまでも、愛していたい。
どうか、いつまでも。
昔々そんな、愛に満ちた王様が、妻へ捧げる愛の表現。
タージマハル。 -
映えたピンクのサリーの中に、静かに潜む「喜び」や「悲しみ」
女性として、たくましく。
女性として、ひそやかに。
彼女たちはいつも、少しだけ寂しそうに歩いていた。
いつも道の端をゆっくりと、寂しそうに歩いていた。 -
生きているの?死んでいるの?
何故そこで寝ているの?
君は何を食べているの?
何がそんなに面白いの?
一体何を一生懸命見ているの?
何故そんな所を歩いているの?
君は何を考えているの?
5分ごとに目まぐるしく私の頭の中を駆け巡るこの国への疑問の嵐。
この強風は最後まで止むことはなかった。 -
街には、シャッターを押せない光景、カメラを向けられない光景がたくさん溢れていた。
私の乗っていた車の窓に、さっき「ハローハロー」と窓を叩いていた女の子の手の跡が残っていた。
「お金」がないから裸足で歩く。
「お金」がないから土の上で寝る。
「お金」がないから笑う。
「お金」がないから死んでゆく。
ふと思う。
お金って一体何なんだろう。 -
宗教の国。
人々は皆何かを信じている。
それでも、イスラム教徒が豚がつるしてあるお店の前を通ることもあれば、牛を追い越すヒンズー教徒もいる。
ターバンをガッチリ巻いたカート教徒と親友だというイスラム教徒もいれば、教会の前でご飯を食べる仏教徒もいる。
それでもインドは自然に時間が流れている。
隣の他者を受け入れること。
違う人種を認めること。
めちゃくちゃなこの国には、大切な何かがたくさん落ちていた。 -
東京は高いビルが立ち並び
何でも手に入り
綺麗な服を着て
綺麗な靴を履き
沢山の電気を使い
お金を使って自分を飾り
好きなものを食べ
いらない物は捨てて行く。
これが私の中の「普通」
私が見たインドの街は、どの言葉も当てはまらない。
だけど、一度行った人間は必ずインドへ戻ると言う。
何となくわかる。
何となくだけど。 -
インド人は嘘を付く。
インド人は嘘を突き通す。
インド人は嘘を楽しむ。
インド人は嘘で生きる。
嘘を突き通して「本当」にしてしまう事もある。
誠実に生きる事だけが正しいのか、真面目である事だけが正しいのか。
「人生って色々ないとつまらないだろう?」
彼らのくだらない嘘の数々は、彼らの最大のメッセージかもしれない。 -
今回のテーマは「人間」だった。
無意識にカメラを向ける先には、生き生きと「生きる」インド人の人々が映っていた。
しかしインドの周りでは毎日戦争が起きている。
隣は「テロの国」パキスタン。
戦争、貧困、犯罪等、悲しいニュースが遠く離れた日本でも毎日流れ続けている。
そして、インドから朝日を見て、太陽を浴びて、夕日を見送り、月や星を車の窓から眺める。
日本人の私とインド人が「朝日が綺麗だね」「太陽が眩しいね」「月が見えたね」なんて会話をかわす。
改めて地球が一つだと感じる。
久しぶりに人間で良かったと感じる。
やっぱり旅が好きだと感じる。
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