愛しの愛蘭土（2007年夏キルケニー近郊）

2007/08/13 - 2007/08/14

中世の街並みが残るキルケニーに立ち寄って、周辺の遺跡も見てまわることにしました。街中は道も車でとっても混んでいて、B＆Bはちょっと郊外の方がたくさんあるようです。
ちょうど、アートフェスティバルの開催期間で、いたるところにアーティストがおりました。近隣の村に工房をもつアーティストも多くて、工房めぐりもキルケニーの魅力のひとつになっています。

エリア キルケニー(アイルランド)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

町のシンボル、キルケニー城。この後天気が悪くなったから、撮っておいて良かったです。
お城の内部は撮影付加ですが、ガイドツアーで見学できます。これ、おすすめです。修復されたものですが、暮らしぶりがよく分かります。そして、ツアーの最後に入るロングルーム？ギャラリー？が一見の価値ありです！。木造の屋根の梁の部分の装飾がすばらしい！

お城の前にはキルケニー･デザイン･センターがあります。道路側の部分は、一般のおみやげ物屋さんとレストランでした。ここには、有名な作家の陶器なども揃っていて、すごくほしくなりました。いつかは一式揃えて使ってみたいなぁ。

このデザインセンターは、バトラー家の厩舎を改築しているので、変わったつくりになっています。こちらの方には、アーティストの工房と即売所がありました。やっぱり高価すぎて＆持ち帰るときに壊れたら悲しすぎるので、がまんです。

そのまた奥には、こんな味のあるお屋敷があります。アートフェスティバルの期間中なので、お庭にはオブジェがたくさんありました。

聖カニス大聖堂も、アートフェスティバルの会場でした。この大聖堂に来たのは、ラウンドタワーに登ることが目的でしたが、、、

内部では、リハーサルの最中で、とても綺麗な音色が響いていました。

バトラー家のお墓は立派ですね。この中世風の頭飾りが好きだなぁ。

壁面の彫刻も面白かったです。茨の十字架みたいな模様もありました。

これがラウンドタワーの内部です。とっても急な階段で５層くらい登ってやっと最上階につきます。しかも、最後はちょっと崩れかけた？石段を５・６段登るので、かなり怖かったです。
せっかくここまで来たのだからと頑張りましたが、降りるのも一苦労でした。
それにしても、どうしてこんなもの作ったのでしょうねぇ。宝物庫としては小さい方だし、下で火をたかれたら煙突になっちゃうし、疑問です。

やっぱり眺めは最高ですけどね。
聖メアリー大聖堂も、キルケニー城も、近くのブラック･アビーもとてもよく見えます。

ブラック・アベイ
ステンド･グラスが見事でした。ここはとても信仰が生きている場所で、熱心にお祈りする信者さんが結構いました。

中世の大商人の館、ロス･ハウスは、時間が無くて外からだけ見学。

中世の街並みを残す中心部は、インフォメーションも昔の造りでした。

二晩とも、夕食はキテラーズ・インという、１番古いパブでとりました。ガイドブックにも乗っている有名なパブですが、B&Bの奥さんも勧めてくれました。この通りにはいくつかパブもあって、どこも賑わっていましたよ。

内装も昔のままで、落ち着きます。パブだけど、ウェイターもかなりいて、レストランのようですね。料理もおいしかったですよ。嬉しかったのは、量が少なめ？だったこと。パブ料理を食べきれない日が続いていたので、私にとっては良かったです。

暖炉があったり、農機具が飾ってあったり、昔のポスターが張ってあったりで、ゆっくり見ていて楽しいパブでした。夜９時ごろからはセッションもあるようですよ。

街中のB&Bは込んでいたので、ちょっと郊外のDunmoreにあるB&Bに宿をとりました。農場も経営している家で、窓を開ければ草の匂い。のどかないいお家でした。朝食も美味しかったですよ。

お部屋はちょっと狭かったですが、必要なものは全て揃っています。湯沸しポットもテレビもついて４５ユーロは嬉しかったな。
難点は、写真にもあるように、トイレ･シャワースペースがとても狭いこと。まぁ問題ない程度ですが、外国の人にとってはきついんじゃないなかぁ。

そして、期待していった郊外のジャーポイント修道院です！あいにくの天気でしたが、期待以上の展示物で、大満足でした。エントランスホールでは、近郊の教会やハイクロスを紹介していて、とても分かりやすかったです。ここで仕入れた知識で、いくつかの教会跡をめぐりましたが、大切なものは博物館に運んでしまったようでした。残念。

この修道院のクロイスターは、とっても広いです。しかも、そこには面白い彫刻がいっぱいある！一つ一つ丁寧に見学しました。

聖クリストファーですかね。肩に担ぐ様子が微笑ましいです。

修道士と騎士の彫刻は、とても綺麗に残っています。

女性だっているんです。（いいのかなぁ）

よーく見ると、像の台座部分にも、こんなお茶目な人がいます。

この墓石もよくガイドブック等で見ますね。鎖帷子をつけた騎士が２人たたずんでいます。

司教？の彫刻もあります。

棺の側面の聖人たちもいい味出していますよね。表情がとってもかわいい。（不敬ですけど）

木の文様も素敵ですよね。

この修道院はとっても有名なわりに観光客が少ないようです。ぜったいお勧めですよ。近くにはガラス工房もあるし、キルケニーに行ったら、ぜひ足を伸ばしてみてください。