2007/08/10 - 2007/08/13
35位(同エリア45件中)
riaさん
今回のアイルランド旅行の第1テーマは、「バレン高原の教会とドルメン!」でした。ダブリンから高速を使って一路西にドライブします。
途中、ダロウのハイクロスを見逃してしまいましたが、雨の中、いくつかの遺跡を辿りつつ、バレン地方に到着です。さぁ、3泊4日、気合を入れて観光しましょう。
Burren出身の友人が、1日周りを案内してくれたので、とっても綺麗な風景を見ることができました。
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まずは、ゴールウェイの東のTuroeを目指しました。道は比較的分かりやすかったのですが、拍子抜けしてしまいました。というのも、ここには子供用の牧場があって、そっちの方がメインでした。
見たかった、ラテーヌ様式の渦巻き紋のある石は、どこにあるかわからなくて、店員に聞く羽目になりました。なんと、芝生の広場にある小屋がそうだとのこと!窓越しにしか見学できません。これは残念だったなぁ。 -
次はいよいよバレン地方に入っていきます。バリリーの塔に向かう道は、湖の脇を通り、とっても綺麗でした。
Gortの町の大きさにびっくりしつつ、そのはずれにあるKilmacduaghを目指します。ここには、大きな教会跡とラウンドタワーがあるのです。 -
あいにくの雨模様でしたが、こんな首のドア飾りが出迎えてくれて、アイルランドに来たんだと実感できました。ラウンドタワーはとてもしっかり立っていて、立派でしたよ。他にも遺跡が点在しているので、晴れていれば、じっくり見学したいところでした。
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宿はバレン地方南方の海岸に位置するLahinchにとりました。とにかく海が見える部屋希望でとったので、それなりにしましたが(シングル1泊60ユーロ)、朝食は食べきれないほど出るし、ドライヤーやアイロンや湯沸しポットも貸してくれるので、とても過ごしやすかったです。
また、この一族?で町の中心地でパブや画廊もやっているようでした。パブは雰囲気もよく、良かったですよ。 -
2階の端の部屋で、大きな出窓から海がばっちり見えます。ベットの上には天窓もあり、明るく快適な部屋でした。大きなクローゼットもあり、便利でしたよ。また、ミネラルウォーターのペットボトルをサービスしてくれたのが嬉しかったです。
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シャワールームも快適です。お湯の量も充分でした。ここにも大きな天窓で、朝日を浴びながらのシャワーは気持ちが良かったです。
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Lahinchのメインストリート。とってもこじんまりした町です。左側1番手前の明かりのついている建物が、パブで、夜遅くまで賑わっていました。
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夕焼けのLiscannor湾!こんな景色が部屋の窓から見られて嬉しかったです。左の方にちょこんと棒のようなものが立っているのが分かるでしょうか。モハーの断崖にたつオブライエン城です。天気が良かったらモハーにも行こうかな。
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夕日がいよいよ沈みます。明日も(少しでも)いい天気でありますように。
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Dysert O'Deaには、タワーキャッスルと修道院遺跡が残っています。周りはのどかな牧草地帯なので、お弁当をもってピクニックのいいかもしれませんね。(この日はやっぱり雨だった。)
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このお城の中は
簡単な博物館になっています。結構しっかり展示してあるので、見ていておもしろかったですよ。 -
そして、いよいよハイクロスに会いに行きました。牧草地を横切るとこんな風景に出会います。ワクワクしてきました。
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ハイクロスでも、初期の頃の作品なので、キリストやこの地の聖人である聖トラの像も荒削りですが、味があります。
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これが聖トラ。司教杖を掲げ、みなに説教しているような姿ですね。このハイクロス、今まで見てきた中でも気に入った方です。
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ハイクロスの向こうには、教会堂が残っています、ここのラウンドタワーは無残に崩壊していますが、美しいドアウェイが有名です。色的に修復したものかと思いますが、それでもケルト色を出していますよね。
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次はKilfenoraに向かいました。ここにも有名なハイクロスがあるのです。教会には、ちょっとした修復なのか、屋根がついていましたよ。
この教会のすぐ側にバレン高原のビジターセンターがあり、映像を見せてくれているようでした。(私は時間が無くて見られませんでしたが、たくさんの団体観光客が来ていました。) -
こんなにかわいい柱頭彫刻もあります。手を組んでお祈りしているような姿が修道士をよく表していますね。
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優雅な飾りも残っていました。
こうした教会堂の一室の床は、墓石で埋め尽くされているので、滑らないよう、気をつけてください。(男の子が滑って足をひねっていました。可愛そう) -
これがそのハイクロスです。キリストがいたり、司教がいたり、そのよこで、怪獣のようなものもいて、不思議です。
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朽ちかけた具合からか、裏面の四足動物の顔が、側面に描かれているように見えます。なんだかおもしろいですね。
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Liscannorの町の丘の上あたりに、聖ブリジッドの泉があります。大きなパブの横なので、とても分かりやすいです。
とても水量のある小川がお墓の中を流れてていて、水音の気持ちいい場所でした。ここから眺めるLoscannor湾の眺めも最高です。 -
泉までは洞窟のようになっていて、参拝客のたくさんの祈祷物が置かれていました。やっぱり子ども関係のものが多いですかね。一番奥に泉があって、水が懇々と流れていました。(ちょっと茶色味がかっておりますが。)
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バレン高原観光の醍醐味!この眺めを見に来たのです。長距離バスのルートにもなっている七曲の山道ですが、一番のビューポイント(Corkscrew Hill)には駐車スペースがあるので、ぜひ停めて見ることをおすすめします。それも、午前中早目がいいかも。10時前だったと思いますが、車が少なくて、ゆっくり景色を楽しみながらドライブできました。
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左右の岩山と、その間に広がる緑の大地、そしてその向こうのゴールウェイ湾!とっても素敵な景色です。
写真の下の方にヘアピンカーブがあるのわかりますか?乗用車同士ならいいのですが、バスとのすれ違いは結構緊張します。 -
愛車のマーチ(昨年と同じでした)とくねくね道の道路標識と、バレンの岩!
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Kinvarraは港町で、けっこう開けていました。この近くに実家のあるお友だちと待ち合わせのために、この町に来ました。
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この週末にボートレースがあるそうで、湾にはたくさんのボートが停泊していました。パブもかなり賑わっているようで、通りにまで昨晩の空いたグラスが「ディスプレイ」されていました。
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この町で有名なのは、やはりDunguaire城でしょう。たくさんの観光客が来ていました。内部も見学できますが、これまで見たタワーキャッスルとそれほど変わらないようだったのでパスして、周りの景色を楽しみます。
この日は強めの雨が降ったりやんだりの(アイルランドにしても)変な天気でしたが、晴れ間も見えてよかったな。 -
友だちが、眺めのいいサイクリング&ウォーキングロードを教えてくれました。ドライブは邪道かもしれませんが、素敵な景色が見られて良かったです。
この道は、イェイツやヒーニーも詩に詠うくらい美しい場所です。
電離の流れる鉄線を潜って岩場に行ってみると、牛さんたちが行進してきました。先頭にも最後尾にも人はおらず、頭のいい牛さんでした。 -
途中で一匹が後ろを向いて「モォ〜」なんて呼びかけていました。のどかでいいなぁ。
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これがイェイツの別荘の1つだそうです。今はアメリカ人が買い取って、多分B&Bになっているそうです。目の前は海で、最高にいい場所です。次はここに泊まりたいな。
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お友だちのお家にお邪魔しました。リビングからこんな素敵な眺めが見られるなんてうらやましいなぁ。
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Corcomroe修道院はこんな風景の中にポツンとあります。今は修復中でしたが、とっても大きな修道院跡でした。この近くの岩山がAbbey Hillと名づけられているくらい、勢力の大きな修道院だったようです。
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昔のレリーフや飾りが少し残っています。ここは、修道院自体を見るよりは、周りの風景との調和を楽しむ方がベターかもしれません。
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さて、ここからが本番です。友だちの案内で丘を登り、隠れ谷の教会を目指します。
途中、こんな素敵な野原を進むので、最高のハイキングになりました。時間は結構かかるし、体力も必要だったけど、とっても気持ちが良かったです。それにしても、晴れてくれてよかった! -
色鮮やかなお花もあります。後ろの岩山の真っ白さと対照的だなぁ。
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こんなおもしろい花もありました。どなたかご存知ですか?
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うーん。のどかだ。気持ちのいい日曜の午後でした。
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丘を登りきると、聖コールマンの泉が出迎えてくれます。どなたが植えたのか、木が泉にかぶさるように生い茂り、日影を作ってくれています。
イギリスのテレビ局の企画で、目の悪い人が3日3晩飲食をせずに祈りをささげて奇跡を願う、というロケをしたそうです。結果は、、、ご想像にお任せします。 -
ここの泉の水はとても澄んでいて、冷たく気持ちのいいものでした。石段を2、3段下りて、お水を汲むことができます。
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隠れ谷が見えてきました。一面が緑の農場で見晴らし最高です。牧草地を突っ切り、石垣を乗り越え、小川を渡って、道なき道を進みます。
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すると、Oughtmamaの修道院遺跡跡につきました。「7つの教会」といわれていますが、現存するのは3つだけです。これらは聖コールマンに縁を持ちます。12世紀ごろ、とっても栄えていたんですね。
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藪の向こうから忽然と姿を笑わす様子は感動的でした。この辺りには、ベリーの藪がたくさんあり、「修道士たちが植えたのかなぁ。」なんて、楽しく想像しながら見学しました。
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一応、遺跡保護を受けているようで、石組みの状態は良かったです。バレンの隠された教会たち、とてもハイキングでした。友だちとそのフィアンセも、たまにくるそうで、ここでピクニックするのが好きだって言っていました。うらやましい。
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こんな小道を、ゲール語で「ボウィン」と言うそうです。ホント、癒されるなぁ。
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一帯にはハイキングロードが整備されています。海あり丘あり岩山ありのとっても自然にあふれる場所なので、今度はぜひ、ゆっくり観光したいなぁ。
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やってきました、Poulnabroneドルメンへ!もう6時を過ぎた時間ですが、とっても晴れていて、気持ちのいい場所でした。ちょうど駐車場が作られていて、見学しやすくなっていました。
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確かにそれほど大きいドルメンではありませんが、その威風堂々たる立ち姿はとても美しく、いろいろな角度から写真を撮ってしまいました。だれが何の目的で作ったか、謎の部分が残っていますが、太古の息吹を感じますね。
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野に咲く可憐な花と一緒に。
今回の旅はバレン高原堪能!を目的に計画しましたが、東に西に、海に山にと本当にいろいろな表情を見せてくれる地方で、とっても楽しくドライブすることができました。うーん、アイルランド最高!です。
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