![フランス南西部、ペリゴール地方からミディ・ピレネー地方の田舎町をドライブで周る旅。田舎とはいえ、「フランスで最も美しい村」、「世界遺産」など見どころはたくさん。<br />最後におまけのパリもちょっとだけ書きます。<br /><br /><旅程><br />7月31日(火)成田→パリ→トゥールーズ(トゥールーズ泊)<br />8月 1日(水)トゥールーズ→ペリゴール地方(サルラ近郊泊)<br />8月 2日(木)ペリゴール地方(サルラ近郊泊)<br />8月 3日(金)ペリゴール地方→ミディピレネー地方(フィジャック近郊泊)<br />8月 4日(土)ミディピレネー地方(フィジャック近郊泊)<br />8月 5日(日)ミディピレネー地方→トゥールーズ→パリ(パリ泊)<br />8月 6日(月)パリ(パリ泊)<br />8月 7日(火)パリ→成田(翌日着)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/17/42/650x_10174253.jpg?updated_at=1188915083)
2007/07/31 - 2007/08/08
296位(同エリア461件中)
やすさん
フランス南西部、ペリゴール地方からミディ・ピレネー地方の田舎町をドライブで周る旅。田舎とはいえ、「フランスで最も美しい村」、「世界遺産」など見どころはたくさん。
最後におまけのパリもちょっとだけ書きます。
<旅程>
7月31日(火)成田→パリ→トゥールーズ(トゥールーズ泊)
8月 1日(水)トゥールーズ→ペリゴール地方(サルラ近郊泊)
8月 2日(木)ペリゴール地方(サルラ近郊泊)
8月 3日(金)ペリゴール地方→ミディピレネー地方(フィジャック近郊泊)
8月 4日(土)ミディピレネー地方(フィジャック近郊泊)
8月 5日(日)ミディピレネー地方→トゥールーズ→パリ(パリ泊)
8月 6日(月)パリ(パリ泊)
8月 7日(火)パリ→成田(翌日着)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
-
■2007/7/31(火) 「トゥールーズ」
1日目は成田→パリ→トゥールーズの約20時間(!)の移動を終え、空港近くのソフィテルホテルに宿泊。
今日は夕飯を食べて寝るだけ。明日に備えます。
■2007/8/1(水) 「サルラ」
今日からレンタカーの旅。
写真はサルラへ向かう途中のハイウェイのPの庭。とてもきれいにしているので、お昼を食べたり、散歩したり..。まだ何もしていないのに、すでに寄り道です。
(おまけ)
車はメルセデスのオートマ車を予約。カーナビは付いていないので、空港で買った地図が頼り。かなりのコンパクト車ですが、オートマになるとそれなりに料金はかさみます。海外での運転に自信があるならマニュアル車のほうがリーズナブルです。
また、フランスのドライブは道路番号と目指す方向にある都市名を追って行けば、かなり小さな町にも大体着くことができます。地図さえあれば大丈夫! -
トゥールーズを出て3時間ほどで最初の目的地「サルラ」に到着(寄り道時間を含みます)。
駐車場は町の中心のごく近く。歩いてすぐです。
サルラは12、3世紀の中世そのままの町。まるで路地の向こうから騎士が出てきそうな雰囲気です。 -
サルラは、田舎町とはいえペリゴール地方南部の中心地であり観光客にも人気の町。
メインストリートには人があふれていますが、街角にはこんな素敵な景色もいっぱいです。 -
「リベルテ広場」では大道芸のパフォーマンスが。子供たちが夢中で見ているのがほんとに微笑ましい(ドリフの「志村ぁ〜後ろ〜」的なノリとでも言えばいいのか..。古くてごめんなさい)。
ちなみにこの広場はいわゆる「時代劇」のロケによく使われるとか。何しろ中世そのままですからね。 -
今日の宿泊先「La Villa Romaine」
サルラ近郊の「カルサック」という村のはずれにあります。
きれいでセンスのいい素敵なホテルです。オーナーもスタッフもとっても親切。このホテルに2泊しペリゴール地方を周ります。
ここは料理も評判らしく、レストランは宿泊客以外のお客様もいっぱい。夕食は予約しておかないと席が取れません。 -
■2007/8/2(木) 「ラスコー」&「ラ・ロックガジャック」
今日は世界遺産「ラスコーの洞窟壁画」を見に行きます。
当初の予定には入れていなかったけど、「やっぱり近くまで来たんだし見たいなぁ...」ということでがんばって足を延ばすことに。
さて、写真は昨日チェックインしたホテル「La Villa Romaine」の遠景。写している場所はホテルのお隣りにあった「Les Jardin d'Eau」という水生植物園。
ピンク、白、黄色そしてうす紫など、たくさんの種類の睡蓮や蓮の花が咲いています。
朝9時のせいかいつもなのか、人が訪れる気配は全くなし。
おかげで「ここは天国なの?」と思うほど美しい花と庭園を静かに満喫することができました。 -
ラスコーの壁画を見るためには、まず「モンティニャック」の「i」でチケットを買う必要があります。
そもそもこの地域はガイドブックにも情報が少なくて、ましてやモンティニャックなんて「ラスコーのチケットを買うための場所」くらいにしか書いていないんですが、どうですか?この写真。とても風光明媚なところでしょ?
この川沿いのレストランのテラスで昼食をとりましたが、なんだかとてものんびりできるいいところでした。
ラスコーに行くなら、このモンティニャックで川辺をブラブラする時間もとってみてはいかがでしょうか。 -
世界遺産・ラスコーの洞窟壁画見学への入り口(壁画は撮影禁止のため入り口だけ)。
モンティニャックの「i」のチケット売場で、1時間近く並んでやっと順番が。
ところが並び始めたとき表示されていた12時の英語ツアーは、すでに「15時」に変わっています。売り切れたのか時間が迫っているから締め切ったのか...。
ダメもとで確認し、何とか12時のツアーのチケットを買うことに成功!急いでラスコーへ移動(車で5分ほど)。
本物のラスコーの洞窟は現在公開されおらず、正確に言うと「ラスコー?」というレプリカを見学するんですが、レプリカとはいえすごい!!
馬も牛も鹿も、目の前を走り過ぎる足音が聞こえてくるような迫力と臨場感です。
ほんと感動しました!!
(おまけ)
ラスコー?の洞窟へはガイドツアーでしか入れません。
フランス語以外は催行時間の間隔が空いているうえ、チケット購入にも時間がかかります。タイミングが悪いと、翌日のツアーになることも。当日中に見たい場合は午前中に並んだほうがいいと思います。
ちなみに洞窟の中はとても寒いので、真夏でも上着を着て入ってくださいね。 -
「ラ・ロックガジャック」です。
今回の旅先を決めたのは、この村の写真を雑誌で見たのがきっかけです。
「この景色を見たい!ドルドーニュ川の遊覧船から見たい!」と思っていたのですが、今日の遊覧船は残念ながら終わり(午後6時まででした)。明日また来ます。 -
中世まで人が住んでいた崖内の住居跡から、ドルドーニュ川とラ・ロックガジャックの家並みを見渡します。
ちなみにこの崖内の住居跡には入場料を支払って入るのですが、夕方だったため私たちが最後の入場者。見学して戻ってくると見学路の出口はすでに閉まっており、チェーンと南京錠が!!「えーっ!?」。
ひと組前の家族ともに閉じ込められた形になりましたが、その家族はフランス人だったらしく、まだ帰らずにいた番のおじいさんを呼び、無事鍵を開けてもらいました。
おじいさんのほうはのんびりしていて「まだいたの?」って感じでしたが、いるよ〜、さっき入場料払って入ったじゃない。
あ〜、こんなところで夜を明かさずに済んで良かったぁ..。 -
■2007/8/3(金) 「ラ・ロックガジャック」&「ロッカマドール」
午前中に再びラ・ロックガジャックを訪れ、昨日乗れなかった遊覧船で川からの景色を楽しみます。
遊覧船は1時間に1本の運航ですが、運行会社は2社あり、出発時間が30分ずつずれているので実質30分おきに乗ることができます。
(おまけ)
ここもそうですが、観光地の駐車場は基本的に無人です。駐車券の自動販売機で券(2〜3ユーロ)を買い、ダッシュボードの上に外から見えるようにおいておきます。
買わなくても大丈夫そうですが、心配なので一応いつもきちんと買っていました。
(周りの車をチェックしても、貼っている車と貼っていない車とまちまち。うーん、正解はどうだったんでしょうか?) -
カヌーをする人もいっぱい。気持ち良さそうです。
次回はチャレンジしたいな。
チャレンジといえば、この辺で熱気球も体験できるみたいです。ずーっと前から一度乗ってみたいと思っていて、しかもこんなに景色のいところならどんなに気持ちいいかと...。
こちらもぜひ次回チャレンジしたーい! -
ラ・ロックガジャックから車で15分ほどの「ベイニャック城」へ。
映画「ジャンヌダルク」の撮影に使ったそうです。写真はお城の前の小さな小さな集落。お土産物やさんとレストランが数軒あります。 -
お城の中の小さなチャペル。城壁のはじっこにぶるさがるように建っています。
(肝心のお城の写真はいいのがなくて載せられませんでした。けっこう大きくて、ちょうどいいアングルで撮れなかったんです。) -
ロッカマドールに着きました。巡礼の村のひとつです。
古い石段をがんばって上っていくと、写真の中央に写っている礼拝堂やお城にたどり着きます。 -
階段を登り切り、今度は上から村を見下ろします。
弓なりに続く屋根がいい感じです。 -
今日から2泊お世話になるペンション「Mas du la Feuille」
日本人の奥様とフランス人の旦那様で切り盛りしていらっしゃいます。
旅の後半で周るミディピレネー地方の拠点にします。 -
■2007/8/4(土) 「フィジャック」&「コンク」
今日は今回の旅の目的地のひとつ、世界遺産にして巡礼地の「コンク」へ。
その前にペンションから近いフィジャックの町に立ち寄り、土曜の朝市をのぞきます。
写真のおじいちゃんのように男性もカゴバッグでお買いもの。なんだか可愛らしいです。 -
世界遺産「コンク」に到着。
村に入る前に全景を眺めます。
「巡礼地」だけあって、山の中にすっと現れる景色はおごそかで静寂そのものです。 -
ここコンクは「サンチャゴ・デ・コンポステイラへの巡礼路」のひとつの道中あり、観光客に混ざり巡礼者も見かけました。
巡礼者の年齢が以外に若いので驚いたけど、まだまだ信仰心の篤い若者もいるんですねぇ。 -
これまでの他の観光地に比べ、観光客はずいぶんと少ないですね。
やはり観光地というよりは巡礼の地としてのほうが知られているのかな。
でもこの村は「フランスの最も美しい村」のひとつであり、穏やかな空気の中、村を散策するのはとても清々しい気分です。 -
■2007/8/5(日) 「サン・シル・ラポピー」→トゥールーズ→パリ
今日は「サン・シル・ラポピー」に寄りながらトゥールーズ空港で車を返し、パリに移動です。
サン・シル・ラポピーもまた「フランスの最も美しい村」のひとつ。
小さくてとても可愛らしい村です。
ただ!今日はとてもあっつい!村の高台から撮ったこの写真も心なしか熱で実際の色より白っぽく写っているような...。 -
この村は小さいながらも多くの芸術家なども移り住んでいるそう。
確かにほかの村より多少洗練されている気がします。 -
そう、今日はとっても暑いのでワンちゃんも日陰に避難です。
暑いよね? -
計5日間のドライブも終え、無事トゥールーズ空港に到着。そしてパリに着きました。
パリに着いたとたん、乗っていたロワシーバスと乗用車が接触寸前!あー、怖い。
パリの交通事情もすさまじいよね。こんなところで絶対にレンタカーには乗れません。
今日からの2泊はこの写真のオペラ座のすぐそばのホテルに滞在します。 -
■2007/8/6(月) 「パリ」
今回の旅もこのパリで終わり。
今日と明日はパリの中心部でぶらぶらする予定です。
シテ島からセーヌ川の遊覧船「バトー・ウデット・デュ・ポン・ヌフ」に乗ってみました。
まずは「ノートルダム大聖堂」。
いつ見ても立派ですね(当たり前だけど)。 -
やっぱりエッフェル塔見ると「パリにいるんだなぁ」と実感します。
きれいな形ですよねぇ。
(おまけ)
セーヌ川の遊覧船はいくつかありますが、
この「バトー・ウデット・デュ・ポン・ヌフ」は乗船場所が便利でおすすめです。
サンジェルマンデプレやルーブル美術館などに行くついでに「ちょっと乗ってみるか」と思える場所です。 -
下船したあと、歩いてホテルのあるオペラ地区に戻ります。
途中パレロワイヤルを抜けて帰りましたが、
庭には白と紫の花がたくさん!こんなにキレイにしていたんですねぇ。知らなかった。
庭からパレロワイヤルをパチリ。 -
パリの裏通りの夕景です。
「一日が終わるなぁ...」っていう情景ですが、
私の旅もまたそろそろ終わりです。
今夜夕飯を食べて、明日美術館巡りをしたらもうおしまい。
20時の便で日本に帰ります。
フランスは場所を替えながら何度も訪れたい国。
また今度、どこかの田舎町&パリの組み合わせで来られますように!
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この旅行記へのコメント (5)
-
- regentさん 2011/04/03 19:24:47
- 感動です。
- やっぱり素敵ですね!感動しました!
-
- フィドラーさん 2007/09/04 16:02:14
- こんにちは!
- はじめまして。フィドラーと申します。
10月に、やすさんも宿泊されたペンション
「MAS・DE・LA・FEUILLE」に泊まります。
スケッチツアーですが、果たして落ち着いて
描けるかどうか不安。(^.^;
でもとても楽しみです。
必死で旅行記を見て、色んな情報を頭に
叩き込んでます。
更新楽しみにしてますよ〜♪
- やすさん からの返信 2007/09/04 19:20:07
- RE: こんにちは!
- フィドラーさん、こんにちは。
Mas de la feuilleの奥様、すが子さんには滞在中お世話になりました。
様子の分らない海外でこのようなお宿にお世話になれると心強いですよね。
10月だとかなり肌寒くなっているのでしょうか?
でも静かでとてもいい季節でもあるでしょう。
どうぞ楽しんできてくださいね!
-
- おでぶねこさん 2007/08/25 17:30:03
- 懐かしい!!!
- やすさん、はじめまして。おでぶねこと申します。(*^^*)
トップのお写真はコンクですね!!!!
嬉しくなってコメント入れました。
コンク・サルラ・トゥールズ懐かしい名前が一杯です。
と、言うのも去年の夏
おでぶねこも同じ場所を旅していたんです。
私の場合はローカルバスと列車の旅でしたが。。。
この辺りを車で回られるなんて
さぞかし気持ちよかったでしょうね。
また、飛んでいきたくなってしまいました。
やすさんの旅行記の続き・・・楽しみにしています。
おでぶねこ
- やすさん からの返信 2007/08/28 00:49:15
- RE: 懐かしい!!!
- おでぶねこさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
旅行記を拝見しました。
ゆっくりまわられたんですね。
うらやましいです。
確かに車は楽でしたし、目的地に向かう途中でも
きれいな景色があると寄り道もできるので楽しかったですが、
おでぶねこさんのようにゆっくり時間をかけて自分の足でまわるのは、
不自由なことも多い分、帰ってからも印象に残る旅行になるのではないでしょうか。
ほとんど行かれた場所ばかりだと思いますが、
私の旅行記がまたその頃の旅行を思い出すきっかけなれば嬉しいです。
ぼちぼち追加して行きますので、よろしくお願いしますね!
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