2007/08/04 - 2007/08/04
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shikiさん
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青春18きっぷを使っての旅行第二弾。昇仙峡か身延か迷いながらとりあえず甲府までたどり着き、現地調査という名のコンビニ立ち読みで最後の情報収集、行き先を身延に決める。石段って何か好きなんである。
先週の反省を踏まえ、Tシャツとタオルは2枚用意。
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甲府駅前にある信玄像。甲府を離れることを決めたのは、この像を見たらもうお腹いっぱいになってしまったから、というのも理由の一つ。
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たらたらと走る身延線は予想以上に時間がかかる。
ところでこの身延線、魅力的な車窓を持つローカル線なのに乗ったのはロングシート車だった。扉が閉まる際にいちいち「ピンポン、ピンポン」と電子音が鳴り、銀座線にでも乗っているかのような錯覚をおぼえる。世間ではこれを改悪という。
そんなこんなで身延駅に到着、駅前の光景。非常に小さな街である。最近まで身延なんて地名さえ知らなかったくらいだから当然か。 -
身延駅から身延山までは、驚くほど頻繁にバスが走っている。およそ30分から40分間隔。普通列車が、最長で昼間に3時間もブランクがあることを考えれば破格の本数。小さいなりに街づくりがうまくいっている証左か。
写真は身延山麓の門前町。バスの所要時間はおよそ15分で、散歩好きなら余裕で歩ける距離。行きはとりあえずは道程の確認のためにバスに乗ったが、帰りはもちろん歩くつもり。 -
歴史を感じさせる旅館がいくつも並んでいる。
野沢菜ボックスが気になる。 -
本殿より壮大且つ立派な「三門」。近くにある行き先掲示板で「久遠寺」を示す矢印が右を向いていたので迂回して坂道を登る。
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かなり急な斜面を登り、ロープウェイ乗り場を過ぎるとようやく久遠寺が見えてきた。
……お前らいい加減にしろよ。 -
本殿。改修工事が思い切り邪魔。
って待て、本殿に着いてしまったが石段は一体どこにあるんだ、と周囲を見渡してみると……
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あれ?
上におる。 -
先の三門をくぐって石段を登って本殿、というルートだったのだ。考えてみれば当たり前だ。ふざけた行き先掲示板立てやがって。
この石段登りが今回の目的であるからして、すでに上にいるからといって登ったことにする、なんてのは到底受け入れ難く、これを一旦降りて再び登ることに。
かなり膝に負担をかけながら降り切って再び上を目指す。
う〜んこの傾斜、死ねるな。 -
地元の高校の運動部が練習に使っている。気温と湿気の高さも相俟って皆息が切れている。うち一人は、練習の一環なのか罰ゲームなのか、5リットルは入りそうな飲み物のクーラーボックスを担いで登っている。
健康真っ盛りの彼女たちの息があがっているというのに、血がすっかり酒になってしまっている私が登りきれるのだろうか。
と思えば、明らかに場違いなギャル4人組もヒイヒイいいながら登っている。うち一人があまりにしんどそうなのでよく見ると、4、5センチはありそうなヒールを履いている。ある意味超人。でも化粧が……
踊り場で親子三人連れが立ち往生。まだ幼稚園に入るか入らないかというくらいの小さい女の子が「こわいよー!」とわあわあ泣き叫んで上昇も下降も拒否。両親八方塞がり。
そんな群像劇が繰り広げられる傍ら、何のドラマ性もない汗まみれの汚い男一人。踊り場で休んでは癒される景色を眺めて体力を回復しつつなんとか登頂。
登りきったところにちょうどある手水場で、体育会系の生徒たちに混じって水を飲み、タオルを濡らし、頭から水をかぶる。手なんて誰も清めない。
飲むにはぬるいが、頭からかぶるにはひんやりしていてとても気持ちが良い。
「菩提梯」を制し、泰山に思いを馳せる。 -
しばらく久遠寺を見学してから下山。帰りは当然緩やかな坂道を下る。いやあ笑った笑った。膝が。
三門のあたりに戻ると白装束の一団。中には青い瞳の小さな子までいる。意味はよくわかっていないけれど着せられて、とりあえずカッコいいから喜んでいる感じがかわいらしい。 -
帰りは徒歩で身延駅へ。
門前町と駅前とのちょうど中間に、役場や学校、JAといった住民の集う施設が建てられている。バスがあれほど頻繁に走って事業が成立するのは、この無駄のない街づくりの賜物?
写真は小学校。小さな街にしては立派という印象。 -
富士川の彼岸に身延駅前を望む。本当に小さな街だ。
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駅前で発見した看板。何をどこからつっこめばいいのだろう。
身延はこれでおしまい。トイレでTシャツを替え、全身にデオドラントスプレーをかける。タオルを絞ったら「ジャー」と汗が出た。出すぎ。
せっかくなので帰りは東海道線に出ようと富士行きの列車を待っていると、駅のホームで高校生の一団と遭遇。また車内がやかましくなるなとウンザリしていたのだが、高校生は席が空いているにもかかわらず誰一人座らず、話はもちろんするけれどじゃれ合って暴れたりすることもなく、声の大きさも控えめ。見るからに悪そうなのもいるのに、総じてマナーが良い。老人の参拝者が多いから慣れているのだろうか。
そういえば、先の石段でも元気よく挨拶されて会話を交わした。
電車に乗って各地を旅しているが、こんなに爽やかな気分にさせてくれた高校生は初めてだ。よって身延の高校生を暫定日本一としておく。何の。
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