2007/07/27 - 2007/07/27
264位(同エリア334件中)
もろずみさん
夏休みの宿題その2は「風林火山のロケ地を訪ねる」です。
井上靖の「風林火山」は甲陽軍艦を元に書かれた、武田信玄の軍師である山本勘助を主人公とする小説です。今年のNHK大河ドラマになっています。
戦国時代を舞台にした小説は昔かなり読みましたが、やはり本流である織田・豊臣・徳川を扱う作品が多いようです。
信玄公については新田次郎の「武田信玄」がやはり一番で、これも大河ドラマ化されましたね。冷静沈着な武将であり立派な治世者でもあったようです。
武田家は甲斐一国を平定し、信玄公の時代に信濃や駿河へと勢力を拡大していきましたが、城というものを持ちませんでした。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」との名言もあります。武田節ですね。
甲斐の国は外部から侵略を一度も受けなかった自負もあったのでしょう。
城の代わりに築いたのが広大な館です。今の武田神社の土地にあって「躑躅ヶ崎の館」と呼ばれていました。信玄公を「おやかた様」と呼ぶのはそのためだとか。
その館を大河ドラマのロケのために再現したのが「風林火山館」というわけです。
公式サイトは http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/sight-sec/59690776730.html
- 交通手段
- 自家用車
-
富士見高原から県境を越えてすぐ。ものの10分で着いた先には物々しい柵が張り巡らしてありました。
タイムスリップには入場料300円が必要です。 -
左手には堀に囲まれた広大な館があります。
さすがに戦国時代のものであって飾り気がありません。
赤い幟があるところが冠木門のようです。 -
堀の外にはこんな長屋が連なっています。
下級武士が住む長屋ということになっていますが、実際は土産物屋。
帰りに覗いてみることにしましょう。 -
冠木門つまり城門をくぐって中に入ってきます。
さすがにロケに使われるだけあって、背景を入れても余計なものが入り込みません。
長屋が上級武士の屋敷にも見えてきます。 -
ここで待ち構えているのは隻眼の武将・山本勘助殿ではあるまいか?
観光客が少ないので少々手持ち無沙汰のご様子。
誰彼となく声を掛けて記念撮影してくれます。 -
勘助殿のお礼を述べて大手門へと向かいましょう。
門の両脇に物見のための二階櫓があります。
物々しい構えですね。 -
まだまだこの時代の門は防御という機能優先のため、装飾など一切ありません。ただただ頑丈そうな門です。
でも真正面に主殿が見えるところなど無防備という気がしないでもない。 -
旗指物が林立していればもっと臨場感がありますが、二階櫓を横から見てみます。
壁もなくて冬の物見は寒いだろうなぁ。 -
本陣旗である風林火山がたなびいています。
『其疾如風 其徐如林 侵掠如火 不動如山』 -
二階櫓を外から見るとこんな感じ。
どこかで見たなぁと思ったら、筑波の「ワープステーション江戸」にあった初期の江戸城にもこんな櫓がありましたっけ。
あそこのは昔の岐阜城をモデルにしたらしいです。 -
館の敷地内にはいくつかの建物があります。
まずは御番所。警備員の詰め所という感じですか。 -
内部には囲炉裏がきってあって暖をとれるようになっていました。
あとは何もなし。ロケの時には調度が並べられるのでしょうね。
建物の内部に入れるのはここだけです。 -
館はぐるりと塀で囲まれています。
大手門が正門とすればこちらの唐門は裏門でしょう。
唐破風の屋根はちょっとお洒落です。 -
続いては厩。あいにく馬は出払っていました。
武田と言えば騎馬軍団で有名。馬は兵より大事にされました。 -
それが証拠に兵の詰める櫓には壁がないけど厩にはある。
厳重な風よけ構造になってました。
ロケの時は馬がちゃんと入るらしい。
そういえばこの場所は八ヶ岳牧場の一画です。
近くに乗馬クラブもあるし馬には事欠きませんね。 -
信元公が接見する主殿です。
平屋ですが屋根も大きくて立派です。 -
でも中に何もないのは寂しいですね。
これが博物館なら調度も揃え、主座の脇に甲冑など置いてるのでしょうけど。
その辺りが不満。恒久的な施設として残すなら是非とも信玄公の人形も置いていただきたい。 -
殺風景な庭を塀で区切ってあって、行き来するための門があります。
これを塀重門と言います。柱と門扉だけの簡単な造り。 -
こちらにも御番所がありました。
こうしてみると躑躅ヶ崎の館は立派な軍事施設ですね。
江戸期になると城や陣屋は軍事的な機能は少なくなって、お役所のようになります。 -
御番所の前は兵の調練でもしたのでしょうか広々としています。
正面には的場が見えます。 -
やはり物見のための櫓ですが、こちらは隅櫓です。
先の二階櫓と違って2方向を防御するので、その分だけ大きくて立派です。 -
夏雲が湧いてきて暑くなりました。
これで一通り見たことになりますが、とにかく飾り気がないし、館には樹木も少なかったです。
何とも潤いがないなぁというのが感想ですね。 -
大手門から外に出ることにしましょう。
そろそろお腹も空いてきたし、長屋で何か食べられるかな? -
長屋の一画がいわゆる大河ドラマ館になってました。
甲冑や弓矢、役者さんのサイン色紙などお決まりの品々が展示されていました。もちろん撮影禁止ですけど。
でも全然物足りない!
今まで金沢城で「利家とまつ」、調布や満願寺で「新選組!」の大河ドラマ館を見てきましたが、それらと比べてあまりに貧弱でした。
そもそも映像がないのはどういうわけでしょうね。風林火山のあらすじくらいは勉強できるようにして欲しいなぁ。 -
さらに長屋には食事処がありませんでした。
人間空腹になると評価が辛くなるのですよ。 -
食事前にソフトクリームでもないなぁ、ということで桔梗屋さんの出しているお茶だけにしました。
続いては美味しい蕎麦を探しに行きましょう。 -
この辺りは八ヶ岳の山麓なので良い水が出ます。
次に向かった先は三分一湧水。コンコンと湧き出る水はもちろん八ヶ岳の伏流水。
この真夏の時期でも水温は10℃〜15℃。 -
なぜ三分一なのかというと、ここで湧き出した水を3つの水路に均等に分ける仕組みがあるからです。
水の中の三角形の石がポイントです。 -
3方向に分かれてもこれだけの水量があります。
いかに大量に湧いているかわかりますね。
水が良ければ蕎麦も美味しいはず。 -
ありました。「そば処三分一」は有名店です。
早速入って空いていた席に着いたら、私のあとから入った人たちは「名前を書いてお待ち下さい」とファミレスのように言われてました。
手打ちなので少々待ち時間がありましたが、確かに美味しかったです。
何しろ名水百選の水を使ってますからね。 -
お腹も収まったので隣の「三分一湧水館」に行ってみます。
入館料400円ですが、蕎麦屋をレシートを見せると200円になります。
入館券を見せると蕎麦が半額になるわけではないので、くれぐれも順番を間違えないように。 -
先ほど見てきた三分一湧水の伝説など展示されていました。
「この湧水には白蛇が棲んでいるそうな。取水口にさわったり、山の木を切ったりすると白蛇の怒りを買うので気をつけましょう。」とか・・・。 -
そして三分一の仕組みのジオラマもあります。
真上から撮ってみました。
最近ジオラマが得意分野の一つになってきました。(^^;
展示の充実度は風林火山館より上かも知れませんね。 -
階上に展望室もありました。
甲斐駒ヶ岳、北岳、鳳凰三山が真正面に位置してます。
やはり雲がかかってました。残念。 -
食事のあとは温泉だな。
この辺りはたくさん日帰り入浴できる温泉があります。
で、今回は比較的新しい「延命の湯」にしました。やや褐色のトロリ系の良い温泉でした。平日の昼間なので空いてましたが、混んでたら浴室は狭いかも。
汗を流して休憩室でひと眠りして疲れをとります。 -
実はこの温泉、道の駅・小淵沢に併設されていますのですごく便利です。
今日はビールが飲めないのでソフトクリームで仕上げ。
このあと「平山郁夫シルクロード美術館」に寄ろうかとも思いましたが、すっかりくつろいでしまったのでパス。
道路が混まないうちにというか、早くビールを飲みたいということで帰路につくことにします。
日帰りのショートトリップでしたが結構充実しました。
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