ソウル～ネパール里帰り　２００７ＧＷの麦ツアー

2007/04/27 - 2007/05/06

毎度の里帰りツアーです。私は通算たぶん４８回目ですが、４歳の娘も早いもので９回目、７歳の長男も１０回目になりました。前回３月に、家族でお試ししたソウル～カトマンズ便で、行っちまった訳です。帰路のインチョンは、なんと、ビビビ、ビーチ泊！またすぐ行きたいほど、よかったわあ～。でも、本題のネパールは、この時期・・・・「汗と埃のＧＷネパール、根性つくぜ的ツア～」、になりました。

エリア ネパール

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 大韓航空

　往路はソウル（インチョン）１泊後、カトマンズ。翌日にポカラへ移動。この間の写真が、現地事務所のＰＣに入っています。事情があって現在入手できません。ソウル、インサドンのおいしい馴染み屋台などの楽しい写真は、また今度。
　これは、ポカラ、レイクサイドのメイン通りです。あちこちに菩提樹があって、この根元で休み語らうようになっています。ほんとうにず〜と休んで語っている人たちもたくさんいます。

　同じくメイン通り。

　同じく。ホテルの横の果物屋さん。お望みの果物を目の前でジュースにしてくれます。黒板には怪しい日本語で店名等書いてあります。このおじさん、いつもここに座っていて、暇な人だと思っていたら、店主。そのうえ、パパの村の人だって。

　ホテルの玄関のレストランテラス。右に見える道を挟んで果物屋があります。いつも座っていて暇な人だな、と思っていたのはお互いか。

　ポカラ２日め。朝から「ボートに乗ります」と、パパの友人のタコに言われて湖へ。タコは私がつけたあだ名です。
　ポカラは、美しい山と湖の街で、まあ、言えば軽井沢、かな。湖は大きくて、湖畔にホテルや旅行社やレストラン、店屋がうわ〜っと並んでいます。
　と、おお、対岸の村から学生諸君がつどって・・・。登校風景、なのですね。

　タコです。

　フィッシャーマンに会いました。でかい魚を、まさに釣り上げるところを見ましたが、感動でカメラを忘れていました。「今日はもう帰れるなあ」と声をかけると、照れくさそうに笑って、

ほんとうに帰っていきました。

　ボートに乗る前に用足しをしてきた息子が、我慢できなくなるほど湖上にいました。ず〜っと向こうの岸辺のレストランに行くんですと。言ってくれよお。帽子も日傘も、蓑笠もなくて、まっくろだあ。

　２時間後に到着の、ず〜っと向こうの岸辺のレストラン。

　で、でたあ！炎天下の湖上をゆられながら、２時間かけてやってきた甲斐があるのかないのか。茶色の大きなかたまりは「デロ」というそば粉を練ったもの。手で一口大にちぎるというか、すくうというか、で口に放り込み、勢いよく飲みます。噛むとまずい。都合が悪いのではなく、おいしくないのです。

　デロを食べたのは２回目の私ですが、何回食べても、完食する日が来る確信はありません。最初の３口くらいはおいしいのだけどなあ・・・。
　で、またまた炎天下を２時間かけて帰りました。ボートは、２艘のふつうの手漕ぎを無理にくっつけて、間に、いわゆる水車みたいな回るものをかまし、両側から自転車みたいに漕ぐ、というもの。それに、なんとか囲いをして尻の痛い客席をつくった、というもの。浮力か何力か知らんが、そんな計算などしている訳はない。

　翌朝、チベット仏教の寺院へ。観光客があまり行くところではないので静かだし、山も見えるらしい。友人の家に行く途中に案内してもらいました。なだらかな丘をのぼり、散歩のじさまなどとすれ違い、見上げると見事な彫刻と極彩色の寺院が。いいなあ、こんなところに連れてきてくれて、ありがとうカルナさん！さすがだわ！と言うと、パパが「ここには前にも前にも２回来たよ」と、ぽつり。ええ〜っ！ぜんぜん覚えがな〜い。
　・・・そう言えば、あの階段・・・うんうん！来た来た確かに２回は来たよ。

　といいつつ、さらに本堂へと上っていくと、今度は街を一望の眺め。へえ、いい眺めー。地元のおばさんがぼんやり座っていたりして、なかなかじゃん！ねえ。これは１枚だわ、とぱちり。あら〜、どこかでこのアングル。ここで誰かと撮った写真もある気が。誰だったか・・・うう〜ん。あ、尾家のおばあちゃん！九州の方々のツアーで、ああそうそう・・・なら３回は来ているのじゃないか。

　本堂の内部は、読経が始まったところでした。ちいさな坊様が、もじもじしながら経典を読んでいます。男の子がたくさん生まれると、こうしてお寺に出されることは、昔からの慣わしです。お前もここに残って坊様になるか、長男に聞くと、まじ、驚いた顔で私を見ました。

　ダライ・ラマ師。最高の尊敬です。その昔私は、原因不明の高熱下痢嘔吐で、カトマンズの自分のゲストハウスのベッドで数日唸っていました。チベット人の友人が、「これを深夜２時に起きて水に入れて飲め。誰にも見られるんじゃないぞ。おまえもこれが何であるかは見るな」と、丸い包みをくれました。言うとおりにすると、朝には回復していました。それが、ダライ・ラマ師のお薬でした。師に関するこうした話は、私、たくさん持っています。あるとき、・・・ま、いいか。

　すんごいなあ〜。圧巻だあ〜。

　で、ぐるっと、まわると、これだあ！フィッシュテイル６９９３ｍ。観光産業でもっているネパール政府が、登頂許可を絶対おろさない霊山です。

　元国民、いや今もですが、元居住民のパパも浮かれちゃう？このヒマール。

　今日のランチはどこでしょ〜う〜。ポカラ警察ＨＥＡＤ　ＯＦＦＩＣＥよお〜。現職警官が給仕してくれますう〜。警察とはいえ、毎日肉は食べません。週に一回だけ。この日は特別に超高級肉のヤギを作って待っていてくれました。あちこちの警察メシを食べますが、どこもおいしいのです。そこらのレストランよりよっぽどおいしいのです。
　久しぶりに、同僚と同じ釜の飯を食った食った。はらいっぱいだあ〜。え、も、もう一杯食えって？むむ、やってみるか、と、歓迎過多に健闘中のパパ。

　はい。日本語学校です。

　みんなで教鞭をとりました。

　１５年前からおっ気に入りの、ブティック。色合いがすてきだし、なんと丈夫で色落ちほつれ変形破れなし。ネパールにはたぶんここだけの高品質。私のかつてのゲストハウスのカーテンやベッドカバーその他、ここのものでしたが、５年使って変化なし。でした。回し者ではありませんが、ほんと、大好きです。

　そのブティっクを出たところで、隣の籐家具屋が目にとまり、衝動買い。パパのお姉さんの新居にプレゼントしようっと！・・・・・・を、タコの新車屋根にくくりつけているのです。
　

旧王宮広場。広場の北と南にあるポストで、外人観光客だけは、もれなく入場料を徴収されます。仕事でもあるように、さっさとまっすぐ前を向いて歩くと、たいがいとられません。でもこうして、写真も撮ってね。

　広場のはずれの寺院奥に、どっちが先やねん!的な風景があります。年々、迫力を増します。祠が先？菩提樹が先？

　広場からバザールをぬけて、叔父さんのうちに。急がなくちゃ。急ぐときには歩きます。車は動きません。でも、幅３０ｃｍくらいのところを、飛び出しレンガや泥に気をつけながら、地元の人々に追い越され、ぶつかられ、一目散、というかんじで歩かなければなりません。

　たどり着いた叔父さんの家の前の、麦事務所建設予定地。叔父さんが、ほとんど自分の畑状態にしている。

　帰りますう〜。カトマンドぅ。トリヴヴァン国際空港。勤務中のどえりゃー偉い警官が、ＯＨ！ＭＹ　ＦＲＩＥＮＤＳ！と、記念撮影。

　インチョン空港近くのビーチのホテルに、深夜２時到着。迎えにも来てくれたし、部屋はきれいで王様の部屋みたいだし、ぜったい次もここだな。

　翌日、ビーチを散歩したあと、すんごい数の海鮮レストランの中から選んだのは、貝オンリーの店。海に突き出すように立っていました。

　ことばは通じなくても、貝は焼けました。こうしてもぞもぞしていると、軍手のおばさんがやって来ます。さっさと食わんか、ってかんじで、焼けた貝をトングでつかんで、テーブルの上にどんどんころがしてくれます。

　パパが、寝ました。異様。

　遠浅の、いいビーチでした。

　こちらがその、おすすめのシェルブルホテル。ラブホテルっぽく使う人もいるのかな・・・。でも、カラオケもあるし、

　１階にはレストラン。

ま、お風呂は変形で、ジャグジーつき、ひろーい！でした。

　部屋の大きな窓からは、海が見えます。

　ベッドはキングサイズが２ヶ。枕もキングサイズが５ヶ。ね、王様の寝室みたいでしょう？ひつこいか。

　インチョン空港の地下の食堂。地下にもいろいろあることは、意外と知られていない。上のより安かった。味はまあまあ。ソルランタンは上の方がおいしい。ぴぴんぱは、いい勝負。

　これですね。うう、ぴぴんぱくいてえ〜。

こちら、海鮮麺。

　ああうめかった！ごちそうさま。
で、この旅行も終わりです。ここで電池切れ。ちゃんちゃん！
　最後までごらんくださってありがとうございますー！

この旅行記へのコメント （5）

• yo haiさん 2007/07/22 21:17:56

  楽しく拝見させていただきました

  麦さん　こんにちは　
  
  ネパールの旅行記楽しく拝見させていただきました
  
  やはり　山はすごく綺麗ですね
  ただ　食い物はあまり美味しそうに見えなかった
  麦さんの　旅行を見た感じでは　行ったら楽しみなところが　いっぱいありそうな雰囲気ありありです
  
  一度は　行ってみたいとこだと　ガイドブックもかっていつも予定が空いたら　航空券チェックはしてるのですが　どうしてもアジア2、3回分の値段を見ると　はい　違うとことなってしまってます
  
  教えていただけると　ありがたいのですが　韓国のホテルはイーチョンの市内ですか？
  空港からどれぐらいかかります
  出来れば　1泊いくらぐらいかも教えてください
  
  
  
  
  
  
  

  麦さん からの返信 2007/07/22 22:20:08

  RE: 楽しく拝見させていただきました

  ごらんいただきありがとうございます。
  　ネパールは、インドから入ると、９割の人が「天国」を感じて虜になるかも・・・という国です。日本からただ行った人でも、虜になった人はたくさんいます。うちの家族と行くと、普通には行けないところに行くし、まあ、こもりもさせられたりで、飽きませんでしょうね。秋がいいですよ。また何でも聞いてください。おいしいものも中にはあります。
  　インチョンのビーチのホテルはシェルブルホテル。深夜迎えに来てくれた兄さんが、そのままチェックインしてくれました。１００００円くらいかしら。３時まで無料で延長もしてくれたし、べたべたしてないけど親切です。楽天トラベルで見ました。
  
  　

  yo haiさん からの返信 2007/07/23 20:40:53

  RE: 楽しく拝見させていただきました

  麦さん　こんにちは
  
  早々のご返事ありがとうございます
  
  韓国しばらく行ってないので　行きたいと思っていたのですが　空港がイーチョンになってタクシーやホテル代金を考えるとどうも行きにくいんで困っていたとこでした
  若いころのように　お正月にビジネスの正規の料金でいって新羅ホテルにタクシーで乗り付けるなんていうのは　夢のまた夢です
  最近は　格安のツアーでいって怪しげなホテルや　ラブホらしきところに泊って美味しいものを食べてくるという感じだったんですが　それもおばさんの団体さんに占領され使いにくくなったんで　個人でということになると　どうしても格安の航空券を買うと夜中に着くので　交通費も宿代も節約できるとこがないか　探してました
  
  ネパールの件ですが　人のうちの子供は大好きなんですが　ず〜と一緒というのは　疲れるんで現地の子供らで　お母さん近くにいる子供らと遊べればと思ってます
  かわいいうちはいいんだが　ぐずったりしたときにすぐにお母さんに返せるように　楽しいときだけ一緒というのが理想です
  
  ネパール以上にインドも鬼門なんです
  インドはビザまで取っていけなかったことがあるので　できればインド以外からの入国考えようと思います
  
  夏休みにどこか行こうと必死になって探していたのですが　それも昨日の夜に　泡と消えてしまいました　
  実家で法事があるので　戻る羽目になってしまったのです　あ〜あ　この2週間ばかり　色んな夢を見ていたのが　本当に夢になってしまった
  
  
  
  
  

• しろくま＆ペンギンさん 2007/06/25 12:32:56

  こんにちは

  こんにちは。
  お久しぶりです。
  登山許可を下ろさないっていう山、形が綺麗で素敵ですね〜。
  素敵な写真を見せていただき、ありがとうございました（＾＾）
  
  

  麦さん からの返信 2007/06/25 12:54:12

  RE: こんにちは

  　おひさしぶりです。いつか行きましょう。子連れで。
  
  そうなのです。見事ですよ。マウンテンフライトでこの山の間近を通ったとき、「霊峰です。登頂許可は今までおりたことがありません」と、耳元にささやくと、ちょっと感性のゆたかなご婦人は、泣きます。