中国シルクロード駆け抜けた１５日間★?トルファン後編＆ちょこっとピチャン★

2005/04/23 - 2005/05/07

トルファンに３泊する予定でしたが、ボッタくりのウイグル人（いい人もいましたが）に嫌気がさして、急遽違う町に行ってみることに。お目当ての遺跡も見終わったことだし。
今思えば怒鳴りっぱなしの街でした　T。T

ガイドブックとCITS（中国国際旅行社）に相談した結果、乗り合いバスで一時間弱の所にある「ピチャン」に決定！
タクラマカン砂漠が目の前に広がるだけの何もない小さな町ですが、オアシスを一番満喫できた町でした＾０＾/

旦那ちゃんも満足そうでなによりデス☆

＊この時の乗り合いバスの車中でなんと、「００７」のビデオが上映されてました！　驚き！！　座席は昔と変わらない直角イスなのに。。。設備投資の基準が変なのか！？

写真：かの有名な「火焔山（かえんざん）」　あまりの暑さにアノ山肌の筋がゆらゆら揺らめいて、炎に見えたそうだけど・・・
う〜むむむ。。比喩力の問題か。。。
この時の気温は４０度ちょい。夏は５０度を超える過酷な地。

今回の日程：
4/23関空ー北京（中国国際航空にて）
　/24北京ーカシュガル（AIRで。ウルムチ乗り継ぎ）
　/27カシュガルートルファン（鉄道で）
　/30トルファンーピチャン（バス）
5/　1ピチャンーウルムチ（バス）
　 /4ウルムチー北京（AIR）
　/7北京より関空へ

エリア 吐魯番(中国)

とにかく暑い。。　だってここは火焔山の裏側になるんですもの

見渡す限りのハゲ岩山の谷底に小さな川（ドロ色）発見！
流れの遙か向こうにオアシスの緑が見えます

徐々ににじり寄って行くと・・・

ハゲ岩山が途切れ、大きなオアシスっぽい所がパ〜ンと開けていました

そう、ここにはもう一つのアレがあるのです

目指すは、もう一つのアレ！

ドロ色の川を渡っていくと・・・

そこには−−−−　　

　　　　　↓下の写真へ続く
　

　　

じゃーん！！　ここがもう一つの千仏洞「吐峪沟千仏洞」

結構な数の石窟がありますが、足場が築かれてて一般人が立ち入れるのは３箇所のみ。

写真を拡大すると、木で組まれた足場が見えマス☆
かなり急な上りなので体力がちょい要るかも？
vivyは太ももがプルプル。。。（笑）

岩肌の所々に見えるポコッと穴が千仏洞です

まだまだ発掘中＆整備中のようであちこち工事したり、大半は研究者以外、入れないようになってます。
残念っ！　
足場がまったくないので、入れたとしても命がけ・・くわばら、くわばら

ここもベゼクリク同様、後から侵攻してきたイスラム教徒によって破壊されてしまっています

おのれ〜、なんちゅうことしてくれるねんっ（心の声）

ここの名前を忘れそうだったので石碑をパシャッ

背後に広がるのは、昔ながらの生活を守るお固〜いウイグル族の居住区。ウイグル族にもいろんなのがいらっしゃるのね・・・ギャンブルに夢中の堕落ウイグルとか。。

この集落を通らないと千仏洞には行けないのですが、その際も「写真厳禁」「大きな声厳禁」「住民とすれ違うときは必ず道を譲る」といった条件が。
絶対、中国人観光客はコレ守らないと思う・・・

ちなみに観光客は我々のみ。他は一人もいませんでした。皆さんここまでは来ないのかもね〜
ちゃんと学芸員？がいて、案内してくれます。彼が同行しないと、千仏洞の中へは入れないそう。

もんのすごい早口の中国語で聞き取るのが大変！
「もっとゆっくりしゃべって・・・」と何度お願いしたことか＾＾；

火焔山（かえんざん）

あぢぃ〜　まだ午前中なのに４０℃ちょいある！

だから山肌の筋がメラメラ燃えてるように見えたのか！？（by西遊記）

この表現をした人は、かなり豊かな比喩表現力の持ち主と見た！

「交河故城」

何故だか、妙にここが気に入ってしまいました
なんかちょっと不思議〜な気持ちに。。何だろ？？

観光客はほとんど見かけず、し〜んと静まりかえった廃墟に風の音だけ。。

高昌故城と同様、物哀しさが漂って・・・

「交河故城」

♪そこ〜にゆ〜けば、どん〜な夢も叶うと言うよ〜♪
のフレーズが頭をよぎります
この廃墟にはこの歌がピッタリと思うのですが・・・

どうでしょう？？

「交河故城」　

一番奥
高台で遺跡が遠くまで見渡せます
滅ぼされた廃墟独特のなんとも言えない雰囲気が。。

やはりここでもアノ歌♪をくちずさみ・・・

「交河故城」

遺跡の崖下には現代人の営みが。
碧碧とした麦が風に揺れています

キターッ！
タクラマカン砂漠！！　

どこまでもどこまでも果てしなく広がる砂漠

ここは「ピチャン」という小さなオアシス。
一目見て、すっかりこの町がお気に入りに☆
一泊しか出来ないのが悔しい〜ッ

トルファンには２日で飽き飽きしてしまったの。
どいつもコイツもボッてくるから、ウイグル人相手に怒鳴ってばっか・・・
トルファン、タチ悪い輩が多すぎ！
いい人もいましたけど（ちょこっとフォロー？）
だもんで、急遽場所移動をすることに

広く、広大なとこに来るとついこんなポーズを＾＾；

いいっ！　砂漠はやっぱイイね〜＾＾/

砂漠に陽が沈む。。。　

ステキな眺め♪♪

「ピチャン」の町をぶらぶら歩いて見つけた屋台で購入した夜食（テイクアウト）　　

鳥の丸焼き＆シルクロード名物のポロ（ピラフ）
よ〜く冷えた新彊Beerと頂きま〜す＾＾Y

オアシスは夜がやっぱり楽しい〜〜ッ☆☆☆　

ホテルの部屋からは町外れに広がるタクラマカン砂漠が見えたり、とても素朴で素敵な町でした。人も親切だしネ＾０＾　
ちょっと観光地から外れるだけで心地よい滞在が出来ました〜

翌日は、ウルムチへ移動です。４時間近くのバスの旅。お尻痛くなりそ・・

この旅行記へのコメント （4）

• sunnyさん 2007/07/10 20:06:55

  シルクロード

  vivyさん、はじめまして！
  
  シルクロードの旅、うっとり拝見させていただきました。
  秋に行く中央アジアのルーツを見たようで嬉しかったです。
  ところでシルクロードと聞くと、私は必ず『異邦人』が流れます。さっきからずっと流れてます♪
  
  砂漠も良いですよね〜。私もついついバンザイしてしまいます。来年こそ、どこかの砂漠で過ごせたらと思ってます。
  
  vivyさんはご夫婦で旅されていいですね。羨ましいです。
  うちはダンナがまったく興味がないので（特にイスラム圏）、最近はずっと一人旅です。
  
  またお邪魔いたしますね♪
  
  sunny321

  vivyさん からの返信 2007/07/11 01:48:04

  RE: シルクロード

  sunny321さん　　こんばんは〜
  
  カキコありがとうございます。
  「異邦人」！これもシルクロードにピッタリ♪　なんだか私もぐるぐる頭の中を流れてマス（笑）　今度、砂漠の遺跡に行ったら新バージョンとしてこれを口ずさんでみることにします＾＾
  
  今年の秋に中央アジアに行かれるんですね〜。いいな、いいな♪　
  ウズベキスタンの辺りは憧れ☆です。カシュガルに行ってからその思いは益々強く・・・　
  
  sunny321さんも砂漠がお好きなんですね〜。仲間発見！って感じで嬉しい限りです。やっぱ砂漠はいいですよね〜。\(^o^)／
  そして、夕暮れに聞こえて来るアザーン。たまらなく魅力を感じるイスラム圏です。ただし早朝のアザーンはちょっと嫌だけど（笑）
  
  イエメンも憧れの地の一つで、行きたいとは思いつつもなかなか。。。
  あのお菓子みたいな建物。美味しそうで、sunny321さんの旅行記を拝見してるだけで、かじりつきたくなってしまいました（笑）
  
  う〜ん、こうやって書いてるだけで心はイエメンです。きっとウチの旦那ちゃんも乗ってくれるでしょう←勝手に決めつけ
  
  ではでは　　今後ともどうぞ宜しくお願いします
  vivy
  
  

• むんさん 2007/06/16 20:53:35

  タクラマカン砂漠！

  vivyさん、こんばんは〜！
  
  タクラマカン砂漠！
  一面に広がる波打つ砂丘群〜いや〜圧倒される光景ですね。
  こういう一面砂といった光景はアフリカの砂漠のイメージで
  いたのですが、中国にもあるんですね〜。
  実際にこの場に立たれたなんて、スゴイの一言！！
  
  オアシス見えるのかな〜？と目を凝らしたんですが、
  ピチャンの街自体がオアシスなんですね〜。なるほど。
  
  しかし４〜５月でもはや40度ですか〜！びっくりです。
  あっ、砂漠なんで当たり前なのかも〜。（笑）
  
  ＞ボッタくりのウイグル人（いい人もいましたが）に嫌気がさして
  都会から離れた場所なんで、人々はのんびりしているのかな〜と
  思ったんですが意外でした。かなりひどかったんですね〜。

  vivyさん からの返信 2007/06/18 00:21:06

  RE: タクラマカン砂漠！

  むんさん　こんばんは＾＾
  
  いつも訪問＆投票してくださってありがとうございますｍ_ _ｍ（感謝♪）
  
  中国は「ゴビ砂漠」「タクラマカン砂漠」の二つのデッカイ砂漠を抱えてる国なんですよ〜。敦煌辺りに広がるのが「ゴビ砂漠」で〜す。
  むんさんもこの上に立つ日が来ますよん。そしてその時は迷わず砂漠にダーイブ！そして転がり落ちるってのをやって下さい（笑）　楽しい思い出になること間違いナシ！！　体中ジャリジャリになるのが難点ですが＾＾；
  
  ＞＞しかし４〜５月でもはや40度ですか〜！びっくりです。＜＜
  火焔山の辺りは特に暑くて、山が燃えてる！と西遊記の芭蕉扇の箇所で形容されたくらい。ホント暑かったですよ〜。でも町中に入ればそこまで暑くはないのですが。。湿気がないので日陰は涼しいですよ〜。
  暑けりゃ暑いほどBeerが旨いっ（笑）葡萄棚のアーチ下で飲むと更に旨いっ＾０＾/　
  
  中国は全土でボッタくりが普通にあるので、慣れてはいたんですがトルファンは格別？タチが悪かったです。レストランでもボろうとしてたし、気の抜けない街でした。。。ふぅ〜（溜息）
  
  残りの旅行記（ウルムチと北京だけですが）も近い内にUPさせるので、また見てやってください。
  
  vivy