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名古屋市東区の筒井町と出来町の天王祭に行きました。<br /><br />天王祭は、もともと牛頭天王を祭ることにより、疫病を鎮めようとする天王信仰の祭礼であり、疫病流行のきざしや農作物に被害が出やすい初夏に、これらを払いのけることを祈願する祭りです。<br />毎年6月第1土・日曜日の例祭日に行われ、<br />筒井町天王祭には、神皇車と湯取車の2台が、<br />出来町天王祭には、西之切の鹿子神車、中之切の河水車、東之切の王羲之車の3台が町内を曳き回されます。<br />また、夜には、百数十個の提灯を飾った山車が、お囃子にのって情緒豊かに曳かれます。

名古屋の天王祭

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2007/06/02 - 2007/06/02

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morino296

morino296さん

名古屋市東区の筒井町と出来町の天王祭に行きました。

天王祭は、もともと牛頭天王を祭ることにより、疫病を鎮めようとする天王信仰の祭礼であり、疫病流行のきざしや農作物に被害が出やすい初夏に、これらを払いのけることを祈願する祭りです。
毎年6月第1土・日曜日の例祭日に行われ、
筒井町天王祭には、神皇車と湯取車の2台が、
出来町天王祭には、西之切の鹿子神車、中之切の河水車、東之切の王羲之車の3台が町内を曳き回されます。
また、夜には、百数十個の提灯を飾った山車が、お囃子にのって情緒豊かに曳かれます。

  • 筒井町天王祭<br />尾張徳川家菩提寺であった建中寺門前の神皇車と商店街の東側情妙寺前の湯取車の2台が曳かれます。<br />祭りの由来は、天保年間にこの地で疫病が流行し、それを鎮めるために津島神社(愛知県津島市)より御札を受けてから祀ったのが始まりと言われます。<br />

    筒井町天王祭
    尾張徳川家菩提寺であった建中寺門前の神皇車と商店街の東側情妙寺前の湯取車の2台が曳かれます。
    祭りの由来は、天保年間にこの地で疫病が流行し、それを鎮めるために津島神社(愛知県津島市)より御札を受けてから祀ったのが始まりと言われます。

  • 神皇車<br />かつての広井村新屋敷所有の三之丸天王祭の見舞車でしたが、明治20年(1887)当時の筒井町が買い取ったものだそうです。<br />箱書きから文政7年(1824)に建造されたことがわかり、その後昭和28年に山車本体の大改造を行い現在の姿になったとのこと。<br /><br />からくり人形は,山車名の由来となる神功皇后を大将人形に据え、武内宿禰、巫女を配したものです。

    神皇車
    かつての広井村新屋敷所有の三之丸天王祭の見舞車でしたが、明治20年(1887)当時の筒井町が買い取ったものだそうです。
    箱書きから文政7年(1824)に建造されたことがわかり、その後昭和28年に山車本体の大改造を行い現在の姿になったとのこと。

    からくり人形は,山車名の由来となる神功皇后を大将人形に据え、武内宿禰、巫女を配したものです。

  • 神皇車の采振り人形。<br />からくり人形は、神功皇后が三韓征伐の際、海上に龍神が現れたときに金の玉を投げて、波が静まったいう故事を演じたもの。<br />巫女が鬼面を被り錦の衣装をまとった龍神に早変わりする様が見所です。<br />

    神皇車の采振り人形。
    からくり人形は、神功皇后が三韓征伐の際、海上に龍神が現れたときに金の玉を投げて、波が静まったいう故事を演じたもの。
    巫女が鬼面を被り錦の衣装をまとった龍神に早変わりする様が見所です。

  • 神皇車<br />水引幕は、十二支で刺繍した豪華なもので、江戸後期の工芸技術の粋をあつめた貴重なものとされます。

    神皇車
    水引幕は、十二支で刺繍した豪華なもので、江戸後期の工芸技術の粋をあつめた貴重なものとされます。

  • 神皇車の水引幕

    神皇車の水引幕

  • 神皇車<br />午後1時、出発前に、皆さんで記念撮影です。

    神皇車
    午後1時、出発前に、皆さんで記念撮影です。

  • 湯取車

    湯取車

  • 湯取車<br />山車を旋回させるため、気合を入れて担ぎ上げます。

    湯取車
    山車を旋回させるため、気合を入れて担ぎ上げます。

  • 湯取車<br />万治元年(1658)に東照宮の祭礼車として桑名町で作られ、幾度かの改造を経て天保2年(1831)に同町が新しく山車を建造した際、この古車を当時の情妙寺前が譲り受けたものです。<br />なお、東照宮祭の山車は昭和20年の空襲ですべて消失してしまい、この筒井町に残る湯取車が現存する唯一の山車で、名古屋市内に現存する最も古い歴史があるものです。<br />

    湯取車
    万治元年(1658)に東照宮の祭礼車として桑名町で作られ、幾度かの改造を経て天保2年(1831)に同町が新しく山車を建造した際、この古車を当時の情妙寺前が譲り受けたものです。
    なお、東照宮祭の山車は昭和20年の空襲ですべて消失してしまい、この筒井町に残る湯取車が現存する唯一の山車で、名古屋市内に現存する最も古い歴史があるものです。

  • 湯取車の背面<br />

    湯取車の背面

  • 湯取車のからくり人形<br />前棚人形の2体は、道行の時は頭を左右に振っていますが、湯取のからくりの際には、手が動いて笛を吹き、太鼓を叩く仕草をします。<br />湯取神事のからくりは、巫女が両手に持った笹で湯取神事を行います。釜の中をかき回すと「湯ノ花」と呼ばれる紙吹雪が釜から吹き出します。<br />大将人形は、陰陽師・阿部晴明で白い御幣を持っています。<br />

    湯取車のからくり人形
    前棚人形の2体は、道行の時は頭を左右に振っていますが、湯取のからくりの際には、手が動いて笛を吹き、太鼓を叩く仕草をします。
    湯取神事のからくりは、巫女が両手に持った笹で湯取神事を行います。釜の中をかき回すと「湯ノ花」と呼ばれる紙吹雪が釜から吹き出します。
    大将人形は、陰陽師・阿部晴明で白い御幣を持っています。

  • 筒井町商店街を山車が曳き回されます。

    筒井町商店街を山車が曳き回されます。

  • 神皇車<br />山車は、屋根を下げて曳き回されます。

    神皇車
    山車は、屋根を下げて曳き回されます。

  • 出来町天王祭は、出来町・新出来町・古出来町の須佐之男社の祭礼で、200有余年の伝統があります。<br />山車は、新出来町「鹿子神車」(西之切)、出来町「河水車」(中之切)と古出来町の「王羲之車」(東之切)の3台。<br /><br />新出来町(西之切)・鹿子神車<br />

    出来町天王祭は、出来町・新出来町・古出来町の須佐之男社の祭礼で、200有余年の伝統があります。
    山車は、新出来町「鹿子神車」(西之切)、出来町「河水車」(中之切)と古出来町の「王羲之車」(東之切)の3台。

    新出来町(西之切)・鹿子神車

  • 新出来町(西之切)・鹿子神車<br /><br />山車を曳き出す時には、木遣が唄われます。<br />何故か、扇で口を隠して唄います。

    新出来町(西之切)・鹿子神車

    山車を曳き出す時には、木遣が唄われます。
    何故か、扇で口を隠して唄います。

  • 新出来町(西之切)・鹿子神車<br />

    新出来町(西之切)・鹿子神車

  • 新出来町(西之切)・鹿子神車の背面<br />

    新出来町(西之切)・鹿子神車の背面

  • 新出来町(西之切)・鹿子神車<br />

    新出来町(西之切)・鹿子神車

  • 出来町・河水車<br />旧来の山車は、惜しくも昭和20年の空襲で失ったため、現在の山車は昭和23年に中区住吉町から若宮祭の祭車「河水車」を譲り受けたもの。<br /><br />采振り人形は、戦災で焼失した旧石橋車のもの。

    出来町・河水車
    旧来の山車は、惜しくも昭和20年の空襲で失ったため、現在の山車は昭和23年に中区住吉町から若宮祭の祭車「河水車」を譲り受けたもの。

    采振り人形は、戦災で焼失した旧石橋車のもの。

  • 出来町・河水車の水引幕<br />「唐獅子に牡丹の金糸銀糸刺繍」は、戦前の「石橋車」に使用していた意匠を平成2年復元したもの。<br />

    出来町・河水車の水引幕
    「唐獅子に牡丹の金糸銀糸刺繍」は、戦前の「石橋車」に使用していた意匠を平成2年復元したもの。

  • 出来町・河水車<br /><br />この後、西枇杷島へ移動しました。<br />

    出来町・河水車

    この後、西枇杷島へ移動しました。

  • 19時過ぎ、西枇杷島から戻り、提灯山車の曳き回しを楽しみました。<br />

    19時過ぎ、西枇杷島から戻り、提灯山車の曳き回しを楽しみました。

  • 筒井町の神皇車

    筒井町の神皇車

  • 筒井町の神皇車

    筒井町の神皇車

  • 筒井町の神皇車の背面

    筒井町の神皇車の背面

  • 筒井町の湯取車<br />前棚人形は頬被りをしています。

    筒井町の湯取車
    前棚人形は頬被りをしています。

  • 筒井町の湯取車

    筒井町の湯取車

  • 筒井町の湯取車

    筒井町の湯取車

  • 筒井町の湯取車の背面<br /><br />20時頃、まだまだ提灯山車の曳き回しは続きましたが、翌日のこともあり、引き上げることにしました。<br /><br />翌日の「徳川園山車揃え」に続きます。<br />

    筒井町の湯取車の背面

    20時頃、まだまだ提灯山車の曳き回しは続きましたが、翌日のこともあり、引き上げることにしました。

    翌日の「徳川園山車揃え」に続きます。

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