
2006/01/06 - 2006/01/06
112位(同エリア266件中)
よっしーさん
列車が長江を渡るときは、なにか感慨深いものがあった。
長江大橋を渡ると、まもなく南京の市街地に入る。
南京の町は、北京や西安などと異なり、空気が東京と変わらず、青空も見られた。かなり多くの日本企業も進出している。
ここにきた最大の目的は、南京大虐殺記念館を訪れること。
過去の悲しい事実を正面に突きつけられると、なんとも言葉に言い表せない悲しみというか怒り、同時に、こうした事実に正面から向き合う勇気が大切であることを知るきっかけになった。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
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車窓より。長江大橋を渡河中
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南京駅に到着
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西安発上海行きの列車だった
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南京に到着して、早速驚いたことは、まだ「地球の歩き方」には書いていない地下鉄が開通していたこと。
券売機も最新式。 -
早速、ホテルへチェックイン。
スタンダードのツインルームのはずが、ラッキーなことにスイートにアップグレードされていた。ここは寝室への通り道。応接などに適している。 -
一休みして南京大虐殺記念館へ
ここまでは観光気分だった
小泉内閣の下、歴史問題などが起きた時期でもあり、教育重点施設の同博物館は、無料で入場できた。 -
1937年12月13日から翌年1月にかけて、住民大虐殺は行われた。
たった一日の出来事ではなかった。 -
平和の大鐘
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300000という数字が。
南京で虐殺された人々の数。
南京市民だけではなく、各地の捕虜も含めて殺されたのであろう。 -
当時の弾痕
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歴史の証人の足跡
あわせて222人の証人の足跡 -
「国際安全区」、要するに軍人の侵入が不可能な場所にまで立ち入り、住民たちを引き出してまで虐殺したもよう
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犠牲になった人々の刻銘
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万人坑。
遭難した人々の骸骨が展示されているが、あまりにもいたいたしく、言葉を失った。
歴史を偽り、目を瞑りたい日本人の気持ちも少し理解できる場所であった。 -
犠牲者の骨
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言葉を失いました
資料館の展示に東京日日新聞の当時の記事があった。
この当時、千人切り競争など野蛮な殺戮行為がゲーム感覚で行われたこともあるそう。 -
銃撃した倒れた人間が確実に死ぬため、刀か銃剣の先っぽで刺して息の根を止めるということをしたそう
殺害を命じられた日本兵のつらい気持ちも、察せねばならない。言うとおりにしなければ、自分がひどい目にあったのであるから。
でも、絶対に目を背けることは許されない。
私たちこそ、しっかり直視して過ちを繰り返さない努力が絶対的に必要。 -
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つらい南京大虐殺記念館の見学を終え、次に夫子廟へ。
孔子廟のこと -
夫子廟内の博物館にあった、兵士の兜
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夫子廟の入り口の反対側は、水郷になっている
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周辺は繁華街
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中華門。
日本軍の南京入場の際、ここがひとつの舞台となった -
中はこんな感じ
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石の砲弾。明の時代のものだと思った
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城の上に上ってみた。
先頭になったら、馬も駆け上がれる構造になっている。 -
かつては城楼もあったが、戦争でなくなった
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城の上はこんな感じ
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城はきれいにライトアップされる
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南京最大の繁華街、新街口駅。
このすぐ近くのクラウンプラザホテルに泊まった -
南京市内のデパートにて。
ちびまる子ちゃんが、ブランドになっていた。
かわいい子供服がたくさんあった。
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この旅行記へのコメント (5)
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- 哈桑湖さん 2010/11/28 10:06:47
- 一度は、行きたい南京の町
- nao6971様
南京の記念館、一度は行きたいです。といいますのは、この南京事件を、肯定する人も、否定する人も、何か今一つだからです。秦郁彦先生は、「まず事実関係の究明を」と、おっしゃっておられます。
私の周りでも、あったという人と、無かったという人がいます。
パルチザンと、一般住民との区別がつかずに、住民虐殺は、ベトナムのソンミ村だけでなく、どこでもあったようです。
北アフリカで、ジュネーブ協定を、完全に守ったとして賞賛されるロンメル
将軍も、パルチザンの多発する、バルカン半島に赴任していたら、アレクサンダー・レール将軍のように、絞首刑になっていたかもしれないのでは。
あと、婦女子への暴行。ソ連兵が、一番酷かったようですが、戦争にはつきものです。
同じ同盟国でも、ドイツ軍の占領地での、婦女子での暴行は、皆無に近かったようですが。
私は、思うのですが、戦争に行っていない人間が、戦争に行った人間を、批判するのは、間違っているのではと、思います。一人の元日本兵だった方が、「生きるか、死ぬか」だと、おっしゃっていました。
でも、大陸に出兵しなければ、大勢の人が、死ななかったのは、事実ですね。
ここの記念館のお写真、有難うございました。人を殺す戦争は、あってはならないですね。
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- イーハンさん 2007/05/19 00:11:11
- こんばんは、ご訪問ありがとうございます
- 中国での旅行記を、本当に楽しく拝見させていただきました私も今年の7月〜8月にかけてあなた様と同じような予定で中国を訪れる予定をしています、おかげさまでかなりの参考になりました、さて旅行記の中で南京虐殺記念館での死亡者3百万人と在りましたが、どうも私は理屈っぽくていけないのでしょうが単純に3百万人をあの期間50日間として1日あたり6万人を、時間当たりにして2千5百人を殺害した計算になります、勿論私はこの事件を否定する者ではありません、この事は常識的に可能なのでしょうか?また被害されたかたがたの数値も毎年のように増えていっているのは、史実からの実証でしょうか?
どうもわからない事が多すぎる中国です。
- よっしーさん からの返信 2007/05/19 01:32:07
- RE: こんばんは、ご訪問ありがとうございます
- イーハンさん、書き込みありがとうございます。
3000000人というのは、0がひとつ私の記入ミスです。
30万人というのは中国側の主張でしょうが、南京大虐殺記念館にあったレリーフに書いてあったものを、私が旅行で見た際に書いた感想日誌を元に書いたもので、私は実際の数がどうだったかなどは興味がありません。
書いてあるものはすべて、中国旅行記で書いたものはガイドさんの話を盗み聞きして聞いたもの、現地で購入していたパンフを見て素直に得た感想を書いたものです
- イーハンさん からの返信 2007/05/19 02:04:20
- RE: RE: こんばんは、ご訪問ありがとうございます/早速のお便り感謝いたします
- いやいやすみません、後で見てみればやや言い過ぎのところもあるような文面に、冷静に御返事を頂戴頂き感謝いたします。nao6971さんのブログを拝見してますと平和に対する強いお気持ちが伝わってきます、私は戦後生まれですが貴方とと同じよう純然たる平和主義者です、、しかしあまりにも中国政府は残念ながら事実を一局面でしか国民に伝えてないところが在りますね、この南京事件も含めて国民のガス抜きを日本政府に向けてる事は確かのようです、しかしそんな事情もありながら色んなギャップを抱え今後の中国はどこへ行こうとしてるのかは、大変興味のあるところです。
お気を悪くしたかもしれませんが、年寄りの独り言とご理解ください、それでは失礼します、今後のご旅行をぜひ楽しいものに。
- よっしーさん からの返信 2007/05/19 08:58:02
- RE: こんばんは、ご訪問ありがとうございます
- 私の場合、確かにひとつのテーマに平和を置いていますが、どちらかというと横山光輝先生の影響を受けた、純然たる中国マニアっていったところですね。中国人の方は非常に義理厚くよくしてくれるので、中国人も好きでよく中国に行くというところです^^
日本も中国も、両政府ともに誠意ある行動をとってほしいものです。
日中両国民、不満が多いところでしょう。それにしても国民同士、お互いの関係が少しでも改善すれば、もっと魅力もあるし、たくさんの人が行く国になるんですけどね。それでは、すばらしい旅行を!!
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