2005/08/24 - 2005/09/01
28位(同エリア54件中)
ぐわぐわさん
地理の授業中に地図帳を眺めながら、行ってみたいな〜と思っていた国はいくつかありますが、そのうちのひとつがスワジランドです。
アフリカの端っこという位置、特徴的な国旗、王国という政体、情報の少なさ……。興味深い国です。
訪れたところ、偶然、国王の妃を選ぶ儀式「リードダンス」の時期だったので、予定を変更して見ていくことにしました。
間にモザンビークへの小旅行を挟みつつ、一週間ほど滞在することになりました。
▲行程▼
成田→シンガポール→ヨハネスブルク→ネルスプリット→ムババネ→マプート→ロバンバ→ダーバン→ブルームフォンテン→マセル→アピントン→ケープタウン→成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス
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スワジランドへは、南アのネルスプリットからバスで行きました。
国境に向かう車窓からは、道端で果物や工芸品を売っている露店がいくつか見えました。とてもおいしそうに見えましたが、売れているのでしょうか。 -
国境までもう少しというところで、バスが故障してしまいました。
周囲はひたすら何もないところで、運転手は携帯で救援を呼び、乗客はバスごと、20分くらい道を戻ったところにあるガソリンスタンドに連れて行かれました。
最初にバスが故障してからガソリンスタンドに代わりの車が到着するまで、全部で5時間ほど。待ち時間の規模がアフリカ的でした。 -
すっかり日も暮れてから、代わりのバスでようやく国境に着きました。
意外にキレイなイミグレーションです。
個人的に、陸路で国境を越えるのは初めてだったので、なんかワクワクしていました。 -
ネルスプリットを14時に出て、宿に着いたのは22時過ぎでした。
ぐったりだったのでこの日はすぐ寝ましたが、宿にはヨーロッパ系の若者がたくさんいて、深夜まで騒がしかったです。 -
首都ムババネの中心部です。南アの田舎町という感じでしたが、近代的なショッピングセンターもあり、一通りのモノはそろいます。
夜は寒かったですが、昼間は汗ばむくらいになりました。 -
バスステーションです。ここから国内各地へ行けます。
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エイズ関係の啓発看板。
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朝の様子。軽井沢のような感じでした。ムババネの中心部から1キロくらい歩くと、もうこんな感じになります。
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当初、スワジランドには数日間の滞在予定でしたが、ムババネのバックパッカーズの兄ちゃんからリードダンスの存在を聞いたので、モザンビークにちょっと出かけた後、またスワジランドに戻ってきました。
リードダンスの会場は、ムババネからミニバスでしばらく行ったところにあります。ダンスは午後からですが、会場に着くと、午前中にもかかわらず既に多くの人で賑わってました。 -
会場前の道にはたくさんの露店が立っていて、服やサンダルからトイレットペーパーまで、あらゆるものが売られてました。
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あまり売れてはいないようでしたが、それとは関係なく、みんな楽しそうでした。
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会場は軍の敷地なのか、入り口には護衛の軍人がいました。
女性はスカートでないと入場できないそうで、ジーンズで来ていた女性は止められていました。
でも、露店で売ってる布を買って、それを巻いてスカートっぽく見せればOKでした。 -
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ダンスが始まる直前の会場です。どこからやってきたのか、観光客もけっこういました。
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ダンスが始まりました。
あざやかな衣装を着た女性たちが、歌い、踊りながら400メートルトラックくらいの会場をぐるぐる回ります。
この日踊っていた女性の総数は5,000人とも10,000人とも聞きました。人口が百万人くらいの国ですから、けっこうな規模です。 -
衣装は村ごとにそれぞれ違うものを着て、村ごとに代々伝わっている歌と踊りを披露するそうです。
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最近は、こういう古い慣習を嫌って、リードダンスに行かない女性が徐々に増えているそうです。
後日泊まったバックパッカーズのお手伝いさんは、王国の大事な伝統なのだから、そういうイベントに出ないなんてけしからん!と言っていました。
もちろん、そのお手伝いさんは、かつてリードダンスで何度も踊ったそうです。 -
30分くらい踊りが続いたところで、国王を乗せた車が入ってきました。
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このリードダンスで選ばれると、国王ムスワティ三世の13番目の妻になるんだとか。
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ダンスが始まって一時間くらいしたところで、民族衣装を着た男たちが入場?してきました。
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ガイド役として来てくれたバックパッカー宿の兄ちゃんによると、彼らはみな国王と血縁関係にある男たちで、この人たちが、踊る女性の中から何人かを候補として選抜するんだそうです。
つまり、今日は「予選」です。 -
国王は、遠くから静かにダンスを見ているようでした。
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リードダンスの翌日にはスワジランドを抜け出し、ダーバンを目指す予定でしたが、バスが来ず、次のバスが来るまで二日ほどボーっと過ごすことになってしまいました。
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ヒマなので、ムババネに出て散歩をしていました。
長時間歩くと、排気ガスのせいで必ず喉が痛くなります。 -
スワジランドの通貨「エマランゲニ」の紙幣です。
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二日後、ようやくバスが来ました。
ダーバンに向かうため、スワジランド南東部にある国境を目指します。
アフリカの小さな国の、さらに田舎の道から眺める景色は、「世界の片隅」感が満点で、最高の風景でした。
(つづく)
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