ハワイ島『ヒロ・ビッグアイランド・マラソン』を走る。

2007/03/14 - 2007/03/23

約１年半前からマラソンを走りだしてから、ハワイ４大（？）マラソンを家族と一緒にハワイを旅しながら走るのは家族の支持も得られて楽しいイベントになると思った。
そしてハワイのマラソン一回目はあえて『ホノルル』にはしないで『マウイ』に。昨年９月の『マウイ・マラソン』は、妻と義母と三人だったが、今回二つ目のハワイのマラソン『ヒロ・ビッグアイランド・マラソン』は妻のみ。妻とふたりの旅行は５，６年ぶりだ。ふたりともビッグ・アイランド自体が初めてなのでマラソン前にコナの観光、キラウエアもチェック。池澤夏樹氏の『ハワイイ紀行』などを読んで、ハワイ島の地形・気候や文化なども少しは知識として持っていたが、西のコナと東のヒロは全く違う。ヒロのひなびた、黄昏た雰囲気、とくにオールド・タウンのあたりにグッと後ろ髪を引かれてしまう自分。ちょっと危険。
ちなみに妻は、ヒロは好きにはなれないようだ。日本と同じように蒸し暑いし、蚊などの虫も多いからとのこと。
肝腎のマラソンは、3/18(日)4:30AMにオフィシャル・ホテルの『ヒロ・ハワイアン・ホテル』を黄色いスクールバスに乗せられてスタート地点のヒロより19号線を10数キロ北上したあたりに向けて出発。スタートの6:00AMまでは、公共のスポーツ施設の食堂のようなところで待機。
外はまだ暗い6:00AMにスタート。最初から緩い登り。これはわかっていたが、それから19号線に出るまでが全く想像以上だった。アップダウンの連続…。19号線に出るとヒロの街はもうすぐだった。タイムは予定どおりだが、少し無理をしたようだ。オールド・タウンを抜け、バニヤン・ドライブも抜け、11号を少し走って左の空港道路に入れば、Half Way（１時間48分）だが、もう力が残っていなかった。ほんの緩やかな登りが延々とつづく（ように感じる）。このあたりから徐々に後続ランナーから抜かれ始める。そして両足がつりそうになる。今まで走っているときにつった経験はない。つったら、どうなるのだろう？ペースは下がるばかりだ。30kmもまだ遠い。４時間すら切れなくなりそうだ。上海マラソンのときは30kmから全く走れなくなって、そのときは４時間50分だった。過去の悪夢が頭をよぎる。だましだまし走っていたが、遂に35kmすぎにつりそうな兆候のなかった、右足のふくらはぎが突然痙攣！もんどりうって地面に倒れてうめき声をあげた。小レベルのマラソンでボランティアも少ないマラソンだ。角を曲がったところだったので兆度、方向指示を出すおじさんとおばさんがすっ飛んで筋を伸ばしたり、水をくれたり、しばらく介抱してくださったおかげですぐに走れるようになった。そうか、つりそうになったら、休んで筋を伸ばしながら走ればいいんだ、とわかった。そうしてやっとの思いで、４時間23分。妻が待つゴールにシャカ・サインで飛び込むことができた。
初マラソンのダブリンのときもそうだったが、ゴール・イン後、完走メダルを幼い子供が首にかけてくれた。これは本当に嬉しい。完走メダルのある、すべてのマラソンでやってほしいと思う。
マラソン自体は、11回目のマラソンで少しなめていたかな？マラソンは深い。でも、今回のマラソンでわかったことも多い。こんな絶体絶命のケースでも何とかなった。まだまだ伸びしろもある。３時間半を切って来年のボストンに出るのだ。足はつったけどどこも故障もせずに完走できたことに感謝。ハワイ島ありがとう。来年の６月には、『コナ・マラソン』を走りに戻ってくるよ。
（次のハワイのマラソンは、12/9の『ホノルル・マラソン』を走る）

エリア ハワイ島(ハワイ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー タクシー

オフィシャル・ホテルの『ヒロ・ハワイアン・ホテル』内に掲示されていたマラソンのポスター。

マラソンのゼッケン。

マラソンのコースマップ。

キラウエアの火口

『チェーン・オブ・クレーターロード』

リオープニングした『シグゼーン』のフィッティング・ルームの中で。この日はオープニングパーティでした。

『シグゼーン』のオープニング・パーティで配られていたチョコレート・ケーキ。絶品！流石！