これがロシア版PRIDEだ！パンクラチオン（前編）

2006/12/01 - 2006/12/04

　ロシア極東ハバロフスク市の多大なる支援のもと、年々その規模を拡大している格闘イベント「パンクラチオン」トーナメント。日本で言うところの「PRIDE(プライド)」に当たる本場ロシアの格闘技です！

毎年５月と１２月に行われているこの大会は、現在では首都モスクワの格闘技の大会よりも有名となり、参加選手もロシア全土だけでなく、世界１０カ国（オランダ、ベルギー、ドイツ、中国、ベラルーシ、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、ロシア、そして日本！）の選手が参加する一大総合格闘技イベントへと成長しています。現在、日本のプライドで世界最強といわれるエメリヤネンコ・ヒョードル選手を生んだロシア。計り知れない潜在能力を秘めたロシア人ファイター達の力を、生で見てみてみたい！ということで、２００６年１２月にJICスタッフが観戦してきました。そのレポートをご紹介します！

エリア ハバロフスク(ロシア)

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円

■これがロシアン「パンクラチオン」　〜観戦レポート〜

　会場はハバロフスクの「プラチナアリーナ」。２００３年に建設され、ロシアでも５本の指に入る規模のアリーナは収容人数７１００人。各種スポーツイベントがたびたび開催されており、人気の高いアイスホッケーのアジアリーグなども行われる施設で、日本の王子製紙チームなどもホッケーの試合に来ました。内部もとてもきれいです。

　これ、チケットです。チケットのイメージ画像の人、セームシュルトではないの？？と思いつつ、いい記念にしましょう。さて会場内へ。列と座席番号もしっかり書かれています。

　会場に入る際に、トーナメント表がもらえます。２回戦以降は自分で書き込んでねー、というわけで白紙です。この大会は３階級＋スペシャルワンマッチ。日本だと年末の１２月がグランプリファイナルレベルですが、パンクラチオンは５月がグランプリファイナルレベルになっています。５月は階級の数も増え、選手層ももっと厚くなる予定です。

　そして、トーナメント表に描かれたこのトラ。そう、ハバロフスクと言えば、かの有名な「アムール虎」がイメージキャラクターなのです。おー、怖っ。しかし、アムール虎は絶滅の危機に瀕しているらしく、この試合の収益金はアムール虎のために使われるそうです。

（後編につづく）