タイムスリップしたような不思議な集落、阿佐ヶ谷住宅

2007/03/18 - 2007/03/18

普通の住宅街の中にあって、でも周りとは違う。
クローズドコミュニティとか集落という言葉がぴったりなエリア。
この集合住宅群のまんなかに公園がある。どの建物も集落の中心へ導くように建っている。だから、歩く人はコミュニティの真ん中へ自然と辿り着くようになっている。
私が行った時は天気のいい日曜の午後だった。ちょうどコミュニティバスのような小型のバスが走っていた。腰の曲がった小さなおばあちゃんが手押し車を押して集落の１つの家の中へ帰っていった。子どもたちが公園で遊んでいた。久しく見かけなかった懐かしい草花が元気に生い茂っていた。（道端の看板によると）この集落では犬の散歩は快く思われていないようで、猫がノビノビと寝転んでいた。

なんていいところなんだろう。

誰も住んでいないと思われる家の前で夕日の影を狙ってモデルの写真撮影をしている集団がいた。
その隣の棟で私もケイタイのカメラで写真を撮ってみた。
それが表紙の写真。
１つ１つの建物も古くてかわいらしいが、なにより全体の雰囲気がステキ。そんな全体を写真に写せないのが残念。懐かしさとか、哀愁とか、ゆったりとした時間とか、垣間見える暮らしの数々とか。そんなのが写真に写せたり、言葉でうまく表現できたらいいのだが。

エリア 阿佐ヶ谷(東京)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

フキ？　昔住んでた家に生えていた。白い花も！

白い壁に赤い三角屋根がかわいいのと、玄関先とか道路との間の緑のスペースがあるのがステキ。