2006/10/04 - 2006/10/04
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reiaiさん
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香港の街中をぶらぶらしても特に買い物をするわけでもないので、中国の深センに行くことにした。香港島から電車で一時間で行くことができる。料金も片道 38HK$(=約600円)と安い。中国行きの列車といっても特別な車両ではなく、香港内の地下鉄とほぼ同じ車両である。一時間後、香港国境の羅湖駅に到着、そこで出国手続きをして指示に従って通路を渡り、中国側の入国手続きゲートへ。入国手続きを済ませ建物を出ると、香港とは違った光景が飛び込んでくる。
【写真】深セン側、羅湖駅前
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地下鉄に乗って、”世界の窓”という駅に行きたいが地下鉄のチケットは、中国元のみ。香港ドルは一切使えない。ATMを発見するが、英語表記すらなく全て北京語。いろいろ両替所を探すがなかなか見つからない。駅前に商業ビルがあったので一軒ぐらい両替所があるだろうと思って入るが、時計、コピーDVD、雑貨などいかにも中国系のショッピングセンターという感じだった。トロントにいたときのチャイナタウンやパシフィックモールと同じ雰囲気。ようやく到着ゲートと同じビルの2階にある両替所を発見して200HK$ほど両替する。手数料なしでレートもそれなりによかった。
【写真】駅前の商業ビルに入ったところ -
地下鉄の切符売り場まで行き、チケットを買うために自動販売機の列に並ぶ。中国人はとにかく人のすることに興味があるらしい。後ろの人が前を覗き込んだり、他の列のチケット購入者にいちいちコメントしたり。本当に落ち着きがない。そして、どこでも唾を吐く。
【写真】チケット販売機に並ぶ中国人 -
深センの地下鉄のチケットは紙ではなく、プラスチックのトークンである。これを入場のときにセンサーにかざして、退場の時にはトークン回収口に投入するという方式。料金は通過する駅の数によって変わり、2元〜5元(=約65円)である。
【写真】地下鉄のトークンと一元コイン -
地下鉄に乗り30分ほどで、終点の”世界の窓”駅に到着する。ここは、まさに今回の世界一周旅行の最後にふさわしく世界中の観光名所、遺跡のミニチュアのテーマパークである。とにかく有名どころの遺跡は一通りあるので今回の旅を振り返る点で適した場所である(正直、香港に来るまでこのテーマパークの存在を知らなかった)。
【写真】世界の窓入り口の広場(すでに世界中の名所の一部が見え隠れする) -
まずは出発の日本。厳島神社の鳥居と、後ろに見える白い山は富士山らしい。8月末に7ヶ月ぶりに日本に戻り、それらしい日本食を食べたのが記憶に残っている。カナダに滞在しておきながら、世界旅行を始めるにあたり一度日本に戻った理由は、今回の世界一周券を受け取りに行くのがメインの目的だった。今回利用した世界一周航空券はカナダでも購入できたが、その場合カナダを出発して太平洋、大西洋を一回ずつ渡り、またカナダに戻ってこないといけないという制限があることと、日本で買うよりも30万円も高かった。アジア地区で購入した方が得なプログラムなのである。日本で購入すれば日本を出発して日本に戻ってくることができる。
【写真】厳島神社の鳥居と富士山(テーマパーク) -
日本から向かった先は、ニューヨーク。とにかく大きな街だった。人々が目まぐるしく動いていて、いろいろな人種の住民や観光客でごった返している街だった。ここの美術館は非常におもしろかった。日本で北米産牛肉が禁輸されている時期に食べた吉牛が一番おいしかった。
【写真】マンハッタンと自由の女神(WTC がまだ残っているのが痛々しい)(テーマパーク) -
ニューヨークの次に向かったのは、メキシコのカンクーン。ツェツェン・イッツア見たさだけにカンクーンに行った。観光客が少なかったのでピラミッドの前で手をたたくと、周囲の建物やミラミッドと手拍子の音が反響する現象も独占して楽しめた。シーズンになると、夏の江ノ島のビーチのよう、いやそれ以上。人混みがすごいらしい。今回の旅でカンクーンが唯一暑い地域だった。フライト時間までホテルのプールで時間つぶしもできた。メキシコにいるときに旅の疲れと急激な気温差で風邪を引いたらしく、ずっと熱があり毎晩風邪薬を飲んでいた。本当にこの先の旅、大丈夫だろうかと不安にもなったところであった。スペイン語圏ではあるがかなり英語が通じた。
【写真】ツェツェン・イッツアのピラミッド(テーマパーク) -
カンクーンからマイアミを経由して行ったのがボリビアのウユニ湖。世界一の絶景と言われながらも知名度はそんなに高くないため、このテーマパークにはミニチュアはなかったので、ここだけは本物のウユニ湖の写真。今回の旅の中で一番思い出に残っている所かも知れない。片道12時間のバスの旅、高山病そしてウユニ湖の絶景。簡単に行けないところだからこそ、到着したときの感激があると思った。ウユニの絶景を見れて本当に良かったと思う。そしてツアー客がいないことも良かった。ウユニに来る人は、みんな自分で旅の計画を立てて来ていた人ばかりだ。だから話をしていても、誰もが旅行に対して貪欲だし、誰もがユニークな旅行体験談を持っていた。
【写真】ウユニ湖(これは本物) -
ラパスから向かったのが、イースター島。今回の旅はもともと”モアイを見たい”というずっと前からの思いがきっかけだった。イースター島ではちょうど雨季の時期で肌寒かったが島中のいろんなモアイを見ることができたばかりか、バイクで一人島内を走り回れたのが楽しかった。
【写真】モアイ像(テーマパーク) -
次に訪問したのが、ペルーのマチュピチュ。イースター島から一度チリのサンチャゴに戻り北上した。ただここは期待外れだった。遺跡はすばらしいと思ったが、あまりにも観光地化されており、日本人、各国の年寄りの団体だらけ。バスで遺跡入り口まで行き、順序良くガイドに従って見学し、電車の時間に間に合うように駅に帰るというのは退屈だった。むしろマチュピチュ遺跡見学の足場となるクスコの町の中の方が南米の人々の生活観がにじみ出ていて楽しかった。クスコの街は、タイのようなゴミゴミとした人間臭い街。
【写真】マチュピチュ(本物) -
リマから向かったのが、アルゼンチンとブラジルの国境にあるイグアスの滝。20数年ぶりの水量低下という事で通常の半分ぐらいの滝しか見ることができなかったが、規模といい見ごたえといいすごいものがあった。ちょうど閑散期だったので、6つもベッドがある2階建てのロッジに一人で泊まった。ロッジは快適だったが、どうもこの時にベッドにいる”南京虫”の被害にあった。本当にこのホテルかどうかは分からないが翌日ブラジルに行った時から両腕の裏側がものすごく痒くなり、腕裏の柔らかい部分のみ直線状にいくつも片腕あたり、40箇所ぐらい大きな腫れができた。このかゆみは我慢できないぐらいかゆく一週間以上続いた。トロントにいる時にDr.寺山さんにも警告を受けていたがうっかりしていた。以後の宿泊先のホテルでは、必ず日本から持ち込んだ防虫シートを敷いて寝たのは言うまでもない。
【写真】イグアスの滝はテーマパークになかったので、ナイアガラの滝(カナダ滝:右、アメリカ滝:左) (テーマパーク) -
アルゼンチンからブラジルへ陸路で移動して、ブラジルのサンパウロからスペインのマドリッドを経由してエジプトのカイロへ。ここで例の痒みが最高潮に達し、とにかく腕を掻く動きが止められない。掻きすぎて腕から血がいっぱいでたが、掻かないよりはマシというぐらい痒かった。一つ一つの腫れも随分と大きかった。それ以来、寝るときにはベッドの上に日本から持参した防虫マットを敷いてさらにトロントで使用していたシーツカバーに包まって寝た。ピラミッドもすごかったけど、エジプト人の”たかり”も印象に残っている。ああやって、多くの日本人がカモにされてお金を巻き上げられているんだなぁと理解した。
【写真】ピラミッドとスフィンクス(テーマパーク) -
エジプトの次にスペインのバルセロナで主要なところを見学してた。バルセロナのホテルのすぐそばに、グエル公園という大富豪向けにデザインされた住宅地区があったが(お金をかけすぎたため計画は中断し現在は公園になっている)、そこにあった彫刻もあった。バルセロナではとにかくユーロ、物価が高いことに驚いた。そしていろいろな美術館や建物への入場料も高い。
【写真】バルセロナのグエル公園の彫刻(テーマパーク) -
ローマへ。ローマはとにかく見るところがたくさんある所だった。あれだけ古代建築物が街中に溶け込んでいるところはないと思う。ローマは一日にして成らずという言葉があるが、ローマは3日あっても足りずと言ってもいいくらい見所がたくさんあった。
【写真】ローマのコロッセオ(テーマパーク) -
イタリアでは不安ながら、ローマからミラノまで陸路で移動した。いったい何時間かかるのか、どこでどうやって切符を買うのかを調べずに言ったが特に問題はなかった。
【写真】ピザの斜塔(テーマパーク) -
ピサから電車に乗って、ミラノへ。ミラノは近代的と古代を融合したような独特の雰囲気を持った街だった。とにかくユーロが高く、テンションは↓だった。そしていよいよ、アフリカ大陸へ。時間があればケニアに、二週間ぐらい滞在してキャンプしながら猛獣ツアーに行きたかったのだが、飛行機の都合や日程の都合上、世界三大滝の1つであるヴィクトリアの滝を目指して南アフリカを目指した。ヴィクトリアの滝はジンバブエとザンビアの国境にあるのでその両国にも足を運んだ。
【写真】アフリカ大陸のオブジェは、この像ぐらいだった(テーマパーク) -
そして南アフリカを出発して、香港を経由してこの深センにいる。今回の世界一周券の行程は香港から更にインドに行って、また香港に戻ってきて日本に帰るチケットで手配している。そのために、トロントで90CA$ も払ってインドの VISA まで取得したが、10月初旬に日本に戻る必要があったので香港でいったん世界一周を中断して、別のチケットで日本に帰り、都合がついたらまた香港に戻り、インドに行くという予定である。
【写真】しらばくお預けのインド、タージマハール(テーマパーク) -
ちなみに、過去に行ったことがあるシドニーと言えば・・・。
【写真】オペラハウスとエアーズロック(テーマパーク) -
急激な勢いで日も暮れてきたので、慌てて一通り見て回った。全てのオブジェがミニチュア版だし、結構いい加減なところもあるが、今回の旅をいったん締めくくるにはいい場所だなぁと思った。インド行きのチケットは8月までのオープンチケットなので、インドの帰りにもう一度ここに寄ってみたいと思った。地下鉄駅構内の至る所で、こんな看板広告が出ていた。中国人の日本のイメージ、印象深いものがてんこ盛りという感じがした。1つ1つ見るとおもしろい。
【写真】目にとまった看板広告
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